道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会

2016年12月25日 | 旅道楽

どういうことか9月の末から11月末まで、仕事以外何もできないようなひどい勤務状態になり、ブログを放置してしまいました。そうはいいながらも、その間に京都旅行に出かけたり、オペラに行く時間だけはしっかり確保したりしていたのですが・・・

12月もまだ後始末に追われ、3か月も放置したブログにようやく手を付けています。

その間にイタリアの記憶はどんどん遠のいてしまいました。

 

ローマ初日で止まっていたのですが、Da Massiでおいしい昼食を食べた後は、コルシーニ宮の向かいにあるファルネジーナ・キージ荘に行く予定でした。ここはラファエロのフレスコ画があります。

ところが・・・ここは14時で閉館でした。

サン・ピエトロ寺院とコルシーニ美術館で疲れてしまい、いったん休憩をということで、Da Massiで昼食をとった後、ついたのは14:30ころ。もう閉館です。

 

そこで、この日の最後の目的地サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会に向かいます。

ここも12:00から16:00まで休みとなるので、16:00まで近くの美術館で時間をつぶしました。写真展を開催中で、広島の原爆ドームで撮影された写真もありました。

 

さて、ようやく入ったS.M.イン・トラステヴェレ教会ですが、ユリウス1世によって4世紀の半ばに完成された、ローマ最初の公的な教会堂ということです。

 

内部はこんな様子です。

 

床のこのデザインが特徴的です。

 

後陣のモザイク《キリストと聖母》

 

 

ドメニキーノ《聖母被昇天》

 

ほかにも由来は不明ですが、このような作品もあります。

 

下の写真の彫像の後ろに本来のみどころである《玉座の聖母子》(ファサードのモザイク)があるのですが、映っていません。

 


サン・ピエトロ寺院-Santa Portaその1

2016年09月22日 | 旅道楽

およそ1年ぶりにサン・ピエトロ寺院を再訪しました。

昨年は、ヴァチカン美術館に何度も行き、結果としてサン・ピエトロ寺院はざっとしか回れなかったので、今年は真っ先にサン・ピエトロ寺院に行きました。

 

今年2016年といいますか、2015年12月8日から2016年11月20日までは特別聖年にあたっており、ローマにある4つの教会の聖なる門Santa Portaが開かれます。これらの門は普段は内側から塗り固められており、通ることができないのですが、特別聖年には開かれ、4つの門を全部くぐれば、ローマ巡礼者に特別な赦しが与えられるとのことです。

特別聖年は、基本的には25年おきということですが、不定期に特別聖年になることもあるということです。

さて、その聖なる門ですが、当然のことながらサン・ピエトロ寺院の門が含まれています。

という訳で、当然のことながらサン・ピエトロ寺院は例年に比べても多くの訪問者が訪れていました。

そして、7月にはフランスでテロもあったばかりでしたので、サン・ピエトロ寺院に入るためには、自動小銃を構えた兵士の厳重な手荷物検査を受けることになりました。カトリックの総本山なのですから、それはテロのターゲットになる可能性が高いだろうなと納得もいきます。20年前のドイツでも、連邦の機関の建物に入る際には自動小銃を構えた兵士に手荷物検査を受けることなど稀ではありませんでしたが、平和ボケの日本では全く見かけない風景です。日本でも必要に応じて実施してくれればいいのにと思ってしまいます。

 

閑話休題。

最初にサン・ピエトロ寺院のクーポラに登りました。最初はエレベーター(といってもエレベーターで昇ることができる部分はとても少ない)、次いで階段であがります。クーポラの中をらせん状に上がっていく階段は、クーポラのすきまの中にあるので、水平に立つことができず、自分の体まで斜めにしてあがっていく感じになります(大げさかもしれませんがこれが実感です。)。重力まで下ではなく、斜めにかかっているような錯覚を起こします。何だか、高校時代に物理で習った話のような感じもしますし、映像的には、自分がマックス・クリンガーの《手袋》の登場人物になったような感じです。

そして、最後は文字通りのらせん階段で上に上がり頂上に到達です。

サン・ピエトロ広場が見渡せます。

 

 

 

降りた後は、教会内部を見学です。

我々ねずみ属は、特別聖年という言葉だけは聞いたことがあったのですが、詳しく知らないままサン・ピエトロ寺院のSanta Portaを通り過ぎました。いつの間にか第1のSata Portaをくぐったことになります。

ベルニーニ《聖ペテロの椅子》

 

ベルニーニ《ブロンズの天蓋》

 

ミケランジェロ《ピエタ》

 

それにしても、ものすごい人の数です。ゆっくり写真撮影をするような状態ではありません。「地球の歩き方」を見てもどれが本に載っている何なのかわからず、また、人が多すぎてゆっくり見ていられません。ここはガイド付きのツアーか少なくとも音声ガイドなしでは難しいようです。

 

最後に地下遺跡に入りました。

今回はいったん教会の外に出て、地下から入り込む形で見ました。歴代教皇の墓、初期キリスト時代の石棺などもあります。見どころは聖ペテロの墓ですが、訪問者が多すぎて、地下室はすし詰め状態で、あまりよく見ることはできませんでした。

聖ペテロの墓は写真撮影不可なので、写真はありません。

 

あっと忘れていました、これがクーポラに上がる入場券のチケットです。

 

 

 


ローマ・ナポリ旅行

2016年09月04日 | 旅道楽

久しぶりにブログを再開します。

8月にローマ、ナポリを旅行しました。

その前後は、旅行に行くための準備や後始末、それと休暇に伴う前後の忙しさもあって、すっかりブログを書く習慣を失ってしまい、夏前に行った美術展などすっかり記事にするのを忘れていますが、機会がありましたら書くとして、とりあえず旅行記事を不定期に書きたいと思います。

8月3日にスイスインターナショナルエアーラインズを使い、チューリッヒ経由でローマに行きました。

チューリッヒも昔、行ったことがある街で、シャガールのステンドグラスのある聖母教会や充実したコレクションのあるチューリッヒ美術館など見たいところもありますが、今回は残念ながらトランジットのみです。

 

出発前のラウンジ:去年と違う場所で、第一ターミナルの第4サテライトのラウンジで待ちます。頼めばおいしそうなそばまで出てきます。ホテルで朝食をとらずに、ここで食べたほうがよかったようです。

 

 

 

機内食

オードブル

北欧風サーモンマリネのクラブラックス、和風ゼリーソース寄せ、レッドペッパームース

 

メイン

鯛のソテー、ハーブバター添え、ガスパチョソース、季節の野菜、

 

チーズ

スイス及び世界各国のチーズセレクション

 

デザート

フルーツケーキのオレンジソース添え

 

 

チーズ以外は、四谷の「オテル・ド・ミクニ」のシェフ三國清三氏のプロデュースメニューということです。

メインには、選択肢として「シュペッツレ・プファンネ 根野菜とチーズ入り」というのもありまして、慣れ親しんだ、ドイツの垢ぬけない味、シュペッツレを敢えて頼むという選択肢もあったのですが、やはりおいしそうな料理にしてしまいました。

 

 

到着直前には、ナスのペンネアラビアータが出てきました。

 

ちなみに相方ねずみは、ファッロと野菜のサラダ ローストビーフの柚子クリーム添えです。

 

 

 

懐かしいチューリッヒに到着ですが、すぐに出発です。少しチューリッヒ到着も遅れましたので。自分のwifiが利用可能なことも確認し、安心です。

チューリッヒで待機中のこの飛行機でローマに旅立ちます。

チューリッヒではトランジットなのに改めて厳重な手荷物検査がされました。

また、入国手続もイタリアではなく、スイスですることになりました。

機内では、さきほど相方ねずみの食べたのと同じローストビーフとファッロが出てきました。道楽ねずみは、食べることにしましたが、相方ねずみはパスです(他にも女性の乗客は、トランジットのためかパスしていました。)。

生憎スマホ入りの荷物を上にあげてしまって、写真が撮れません。

それにしても、ここまで機内ではすべてドイツ語で話が通じるので、苦労もなく、ご機嫌です。

機内からの景色もアルプスの山岳からイタリアらしい、収穫後の赤茶けた大地へと変わり、1年ぶりにローマ到着です。

 


ミラノ出発から帰国

2015年11月08日 | 旅道楽

長々と書きましたが、イタリア旅行編最終回です。

 

ミラノの空港にチェックイン後、免税店でお買い物をしました。

職場へのワインお菓子などのお土産、自分のお土産にネクタイなど買いました。

免税店でも中国人の爆買いを見せつけられました。中国行きの飛行機の方が先に出発するので、最初は混雑していましたが、しばらくすると落ち着いて買い物ができました。

 

買い物をした後は、しばらくラウンジで飲み物をのみながら休憩です。

ゆったりとして落ち着きます。

 

 

そろそろ飛行機に乗らなければなりません。

 

名残を惜しみつつ、離陸です。

 

帰路も機内食は充実しています。

 

最初のオードブルです。ワインを飲めるといいのでしょう。

 

最初の軽食です。

 

 

日本も近くなってから、最後の機内食です。

このパスタとてもおいしいのです。チーズの風味もよく、機内食とは思えません。

 

 

肉料理。こちらもおいしいのですが、やはり機内食ですので、よく焼いてあります。

ミディアムくらいだともっとおいしいのですが、機内食としての性質上無理なのでしょう。

 

 

デザート

 

コーヒー

 

こちらは相方ねずみのオムレツ

 

 

楽しいイタリア旅行でした。

ドイツと違い、言葉が通じません。イタリア語はあいさつ程度しか勉強していないので、困る場面も多かったです。下手くそな英語を何とか繰り出しても、通じないこともありましたし、美術館の解説もさっぱりわかりません。帰国後、ブログを書くために調べていても、ドイツ語ならわかるのに、英語だと難儀しますし、多くの場合、英語のものもなく、イタリア語なので実際さっぱりわかりません。

でも、それはそれでやはり慣れていない国に出かけるという面白さも感じました。

留学した国ではない、本当の意味での言葉の通じない国に行ってみるという楽しさを改めて認識しました。

今回は、昔イタリアに行った時のように、つり銭詐欺やすりにも遭わずに、快適な旅行でしたが、いつもそうとは限らないと思います。

それでもまたイタリアに行ってみたくなりました。

 

 

 

 


ローマ出発

2015年10月03日 | 旅道楽

5日間(正味は4日間余)のローマ観光を終えて、ミラノに向かいます。

ミラノの空港を発つのは2日後なのですが、少し時間の余裕を見るのと買い物のためにミラノに少し早めに向かいました。

 

26年ぶりに訪れたローマは、昔よりもずいぶん印象のよいものになっていました。

昔は、バスの中でスリを取り押さえたり、ポポロ広場の近くで釣銭をごまかされそうになったりと、いつもひやひやすることばかりで、トレビの泉に行っても、ローマを再訪しなくてもいいやと思って、コインを投げなかったくらいでした。今回は、幸運が続いたのか釣銭のごまかしもなければ危ない目にも合わないですみました(もっとも、これは、しっかり者の相方ねずみのおかげかもしれないのですが。)。

ヴァチカン美術館ではどうしてニッコリーナ礼拝堂にたどり着けなかったのだろうか(注・その後になって判明したところによれば、ニッコリーナ礼拝堂は一般公開していないという説もあるようです。)という心残りもありましたし、また、今回時間が不足していくことのできなかった、以下の教会、美術館等にもいつか行ってもたくなりました。

サンタ・ゴスティーナ教会

サンジョバンニ・イン・ラテラノ教会

ドーリア・パンフィーリ美術館

コルシーニ美術館

カジノ・ボンコンパーニ・ルドヴィージ(パラヴィチーニ=ロスピリオージ宮殿内にある建物。宮下規久朗先生のおすすめ)

ローマに行ってみると、古代ローマ帝国の遺跡よりも、バロック芸術の方がはるかに魅力的でしたので、カラヴァッジョをはじめとするバロック絵画を究めてみたくなりました。

ついでにと言ったら失礼ですが、以下の場所もできれば、見たいと思います。

サンタ・マリア・・デッラ・パーチェ教会

サンタ・マリア・トラステヴェレ教会

サンタ・マリア・インマコラータ・ コンチェツィオーネ教会(骸骨寺)

コロンナ美術館

カラカラ浴場

アッピア街道


26年前にローマを後にした時と異なり、今回は再びローマにもどりたいという気持ちをもっての出発になります。


ローマパスが切れてから使用していた1日乗車券



 

帰路はナポリ発のFrecciarossa9614号でローマ・テルミニ駅から、ミラノ中央駅に向かいます。

 


インターネットで購入した乗車券兼指定券

早く購入したのでお得です。



車内にあった時刻表の冊子






車内にあった雑誌




10分ほど遅れてテルミニ駅に到着しましたが、順調に進み、途中停車駅もないまま、ミラノ中央駅に戻りました。

あと数か所の美術館訪問で、イタリア旅行も終了です。

こちらは既にミラノ中央駅に着いた列車です。

 



ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

2015年09月18日 | 旅道楽

カピトリーニ美術館の中を動き回り、再びクタクタになって出ます。せっかくカフェで休んでも、歩くとすぐに疲れます。

まだまだ美術鑑賞の苦行は続きます。

ヴェネチア広場に出て、後ろにヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を見ました。

初代統一イタリア国王の名前を冠した記念堂ですが、インク壺、ウェディングケーキ、極め付きは入れ歯みたいと建築当時の評判は良くなかったようです。

ところが、現在はローマを代表する観光名所になっています。

 

ヴェネチア広場をヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の反対側に進みますと、近くにドーリア・パンフィーリ美術館があります。

カラヴァッジョの絵画の魅力に惹きつけられ、行きたくなりましたが、今回の旅行では諦めました。

機会があればいずれ出かけたいと思います。

 


フォロ・ロマーノ

2015年09月09日 | 旅道楽

ローマ早くも4日目です。

この日は最初にフォロ・ロマーノです。

地下鉄のコロッセオ駅から歩いて、入り口まで行きます。

まだ誰もいない時間に着き、開門を待ちました。

ここで、ローマ・パスの美術館無料券2回目を使用しました。

 

フォロ・ロマーノと書きましたが、正確にはフォロ・ロマーノとパラティーノの丘の両方を見ています。

 

ティトゥスの凱旋門

皇帝ティトゥスの慈悲のあのティトゥス帝です。



フォロ・ロマーノ側からパラティーノの丘の方面を見ます。

 




パラティーノの丘に登って、ヴィットリア・エマヌエーレ2世記念堂を見ます。

絶好の写真撮影ポイントでしょう。

ねずみ属もお互いにここで写真を撮りました。



 

パラティーノの丘から見たコロッセオとティトゥスの凱旋門です。




パラティーノの丘から見たセヴェルスの凱旋門です。


 



マクセンティウスのバジリカ

マクセンティウス帝によって建設が始められ、コンスタンティヌス帝が完成させたそうです。


 

パラティーノの丘の別の場所に移ると、今度はサン・ピエトロ大聖堂も見えます。


パラティーノの丘を降り再びフォロロマーノです。

アントニヌスとファウスディーナの神殿

アントニヌス・ピウス(五賢帝の一人)が亡くなった皇后ファウスティーナのために建設した神殿ということです。

 

ロストリ(演壇)

演説者は、この茶色いロストリ(演壇)の上から市民に向かった演説したそうです。

カエサルもまたここから演説したそうです。

ロストリの左後ろには、アウグストゥス帝が幹線道路の起点として設けた「金のマイル表示石」があります。




ローマ・パス

2015年09月08日 | 旅道楽

前後しますが、ローマ到着後、すぐにローマ・パスを買いました。

3日間、地下鉄、バスとトラムが乗り放題で、2つの美術館が無料、3つめからは割引になるというパスで、36ユーロです。

乗るたびごとに乗車券を買わずに済みますし、美術館の無料というのも使い方次第ではお得です。

ローマ2日目から使用し始め、美術館無料はまずバルベリーニ宮で使用しました。

バルベリーニ宮の入場券が、料金0ユーロと表示されているのは、そのためです。

テルミニ駅の乗り物のチケットセンターで買いました。

 

表紙は厚紙で立派で、パソコンソフトのように封がしてあります。

 

中には地図と説明書が入っています。

地図

 

 

 

説明書

 

iphoneのアプリの案内もあります。

 

 

冒頭の写真がローマ・パスの表です、

裏はこのようになっています。

名前と利用開始日を自分で書き込み、地下鉄の改札等に通せば利用開始です。

ところで、ミラノもローマも地下鉄に改札機があることを知りませんでした。ドイツのようにフリーパスで抜き打ち検査と思っていました(少なくとも30年前のローマはそうでした。)。

改札機がある方が、駅構内の治安が良くなるので、いいことです。

 


ボルゲーゼ公園お散歩

2015年09月04日 | 旅道楽

ボルゲーゼ美術館でとても充実した美術館賞の時間を過ごした後は、そのままボルゲーゼ公園に散歩に行きました。

馬場(地下駐車場)も通り、しばらく歩きますとヴィラ・メディチという表示を発見しました。

 

 

レベッカ・ホルンの映画「ラ・フェルディナンダ」の舞台となった場所でしょうか。マイスキーなどが出演する、いささか訳のわからないストーリーの映画です。

吸い寄せられるように、ヴィラ・メディチに行ってみましたが、一般公開はされていませんので入れません。もっとも、「ラ・フェルディナンダ」のヴィラ・メディチがローマのものかどうかよくわからないのですが。

 

ヴィラ・メディチの裏門

 

 

そのままピンチョの丘のまで行きました。

 

 

 

 

ピンチョの丘を降ります。

 

 

そのまま歩いてヴィラ・メディチの入口に行きました。

 

ここでもらったパンフレットによりますと、決まった時間にグループで見学することはできるようです。

 

 

 

 

 

 

再びスペイン広場につきました。

 

 


ローマ名所訪問(後編)

2015年08月29日 | 旅道楽

前編に続きます。

トレビの泉に続き、パンテオンに行きました。

冒頭の写真がパンテオンです。

 

パンテオンの上部の天井は穴が開いています。したがって雨が普通に入ってきます。

 

 

パンテオン内部は観光客でいっぱいです。

 

 

 

パンテオン内部のラファエロの墓所

 

 

 


ナヴォーナ広場に移ります。

 

こちらはイタリアの上院(マダーマ宮)です。

 

ナヴォーナ広場にある、ベルニーニ作《四大河の噴水》(手前右)です。

 

世界の四大陸の大河、すなわち、ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタを表す彫像がオベリスクのふもとにあります。

 

ガンジス河

 

ドナウ河

 

ラプラタ河

 

ナイル河

 

 

 

 


ローマ名所訪問(前編)

2015年08月28日 | 旅道楽

ローマの2日目、実質的な初日は、バスツアーで名所観光です。

 

最初にコロッセオです。

剣闘士同士や猛獣との野蛮な戦いを見世物とする舞台です。

これがローマの代表的な観光名所といわれても、寒心に堪えないばかりで、感心しません。

 

昔のコロッセオの仕組みが図解されています。

上が観客のいる階。下は舞台と奈落です。


コンスタンティヌスの凱旋門


 

「真実の口」のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会

映画「ローマの休日」で一躍有名になりましたが、昔から「真実の口」はあったそうです。

「真実の口」の中に手を突っ込んで写真を撮るなんて50を過ぎたオッサンには恥ずかしい限りです。

 

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の近くにあるマルケルス(マルチェッロ)劇場

シーザーが建設をはじめアウグストゥスが完成させた劇場。正面はアポロ神殿の円柱



スペイン広場



スペイン階段


 

トレビの泉

30年近く前、ここを訪れました。

その時はスリにあいそうになった直後でしたので、ローマを再訪することもないだろうとコインを入れませんでした。

しかし再び訪れ、三度訪れることを願ってコインを投げました。



写真が多くなってきましたので、いったんここで3Kugeln(3球)のジェラートを食べて休憩します。

残りは明日にします。


 


ローマ出発

2015年08月21日 | 旅道楽

ミラノを立ち、いったんローマに向かいます。

帰路もミラノ発成田行きの飛行機にしたので、再びミラノに戻るのですが、いったんローマにいきます。

 

Trenitalia(イタリア鉄道)のFrecciarossa(高速鉄道) 9615号に乗ります。

始発はトリノであったようで、出発直前になって初めてミラノ中央駅に姿を現しました。

何番線から出発するのか、自分の乗る車両はどのあたりで待てばよいかなどの情報は入線直前までなく、あわててホームに向かいます。このあたりは、緻密な出発・到着時刻表と車両の停止位置に関する詳細な情報を提供しているドイツのDBとはだいぶ違います。

 

Frecciarossaはイタリア版新幹線で、3時間弱でミラノとローマを結び、なんとその間、停車駅はありません。

日本からインターネットで事前に乗車券を購入し、座席も指定していきました。

早期の購入により割引もあったようなので、今回は1等車に乗りました。

飲み物サービスとスナックがついていました。トイレもイタリアとしてはきれいな部類であったようです。



車内にあったパンフレット

Expo向けに時刻表等を掲載しています。

最初の画像が表紙で、後の画像は冊子の中の一部です。

 

 

 


 

 

 

 

以下はクレジットカードを用いてインターネット上で購入した乗車券兼指定券です。

Trenitaliaからメールで送られたPDFファイルを自分で印刷すれば完成です。

なお、Trenitaliaのインターネットを経由したチケット購入サービスは、イタリア語、英語のほかは、なんと中国語のみです。

ドイツ語があれば楽なのですが、ないのが残念です。それは仕方ないとしても、フランス語さえもないのに中国語だけはあります。

いかに中国人観光客が多い(爆買いはありがたいが、乗り物関係を含めてトラブルが多い)かわかるような気がしました。

 




Spadari Café wine and food

2015年08月16日 | 旅道楽

ミラノ半日観光の後は、アンブロジアーナ図書館の近くのSpadari Café wine and foodというお手軽なカフェで食事をしました。

 

実はその日は、ミラノは猛烈な暑さと湿度。

レストランを探すのが面倒になり、アンブロジアーナ図書館の近くで、おいしそうに屋外でアイスを食べている人たちの姿を見て、そのまま入りました。

 

あまり食事もしないのに、しっかりとアイスクリームとエスプレッソを注文し、結局、メインの食事よりもデザートの方が高くなりました。

 

 

 


ミラノスカラ座

2015年08月12日 | 旅道楽

ヴィットリオ・エマヌエル2世のガッレリアを通り抜け、ミラノのスカラ座に出ました。

車の多い通りに面しており、意外に小さな印象を受けました。やはりゼンパー・オーパーやバイエルン国立歌劇場の方が立派と思うのはドイツびいきかもしれません。

 

館内を一応見学しました。

でも、オペラハウスやカジノを夜、実際に本来の目的で使用されているのではない状態で見学しても、あまり面白くはないなというのが偽らざるところです。

今回、実際にオペラを見ることができなかったのは残念でした。

 

 

オペラの衣装やセットも展示されています。