道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団コンサート(東京オペラシティ)

2014年03月18日 | 音楽道楽
東京オペラシティで3月17日に開催されたライプツィヒ・ゲヴァントハウスのコンサートに行きました。
昨年、ライプツィヒには行きましたが、その時には真夏でコンサートが一切なく、何もコンサートを聴くことはできませんでしたので、今回は特別に楽しみにしておりました。


【出演】
指揮: リッカルド・シャイー
ピアノ: ネルソン・フレイレ
オーケストラ: ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

【曲目】
メンデルスゾーン: 序曲「ルイ・ブラス」op.95
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」                   (ピアノ: ネルソン・フレイレ)
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47

という内容です。
仕事帰りのバタバタした状況でしたが、どうにか間に合うことができました。
CDで少し予習してから行きましたが、生演奏の迫力はすごかったです。
特に休憩後のショスタコーヴィッチの演奏の際には、コントラバスや打楽器が更に増強されてすごい数になっており、とても迫力がありました。CDで聴いていたのよりも遙かに音量が大きいだけではなく、音の幅が大きく、振動まで伝わってきました。
とてもよいコンサートでしたが、やはりショスタコーヴィッチの音楽は、少し馴染みにくいところもありますし、演奏が一段落付くまで息を止めるように集中して聴くというのは、仕事帰りで心身とも困憊している身にはいささかこたえます。
むしろ、休憩前の「ルイ・ブラス」やベートーベン・ピアノ協奏曲の方が落ち着いて楽しむことができました(余談ですが、今回の曲目を予習するためにいくつかCDを借りましたが、事前予習でも、ショスタコーヴィッチの音楽を聴くのに疲れると、ルイ・ブラスの収録されたCD、それもルイ・ブラスではなく同じメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の前奏曲を聴いて気持ちを休めていました。)。

ところで、今日の日経新聞の「旬の人、時の人」を見てびっくりしました。
昨日見た指揮者のリカルト・シャイーが今度はミラノ・スカラ座の音楽総監督に就任予定とのこと。なかなかミラノ・スカラ座は不思議な宿縁で見に行くことができないでいますが、ますますのご活躍を祈念したいものです。


昨年撮影したライプツィヒ・ゲヴァントハウスの写真


ニューイヤーコンサート(東京文化会館)

2014年01月05日 | 音楽道楽
1月3日に東京文化会館のニューイヤーコンサートに行きました。

指揮:沼尻竜典
ピアノ:小菅優
管弦楽:東京都交響楽団

曲目:オール・チャイコフスキー・プログラム
歌劇『エフゲニー・オネーギン』より「ポロネーズ」
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
交響曲第5番 ホ短調 op.64

という内容です。

休憩前に小菅さんの演奏部分が終了するので、休憩前にアンコール曲が入りました。
こちらはショパンです。

小菅さんの演奏は激しくピアノの鍵盤を打つものすごくエネルギッシュなものでした。沼尻さんはとてもなめらかに指揮をしているようで、とても良かったです。

新年、シュトラウスもいいですが、あえてチャイコフスキーにこだわったコンサートで、非常にいい音楽を聴かせていただきました。