道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

迎賓館赤坂離宮(港区元赤坂2丁目)

2009年11月30日 | 日常の道楽
週末の11月28日,赤坂の迎賓館の一般公開に行ってきました。
天皇即位20周年の行事の一環です。
一般公開といっても,敷地に入ることができるだけです。なお,今回の一般公開ではありませんが,毎年,期間限定ではありますが,事前予約をした上で,建物内部までみられると聞いたような記憶があります。

手荷物検査を受けて中に入ります。そういえば,大昔,ここに過激派がロケット弾を打ち込んだ事件が発生したことを思い出しました。

迎賓館赤坂離宮は日本において唯一,ネオ・バロック様式で建築された建物だそうです。
外観は,以前からも門の外から見ていましたが,近くで見ていささかがっかりしました。
確かに立派ではありますが,パリのヴェルサイユ宮殿やウィーンのヴェルベデーレ宮殿の真似という感じで,テーマパークを見ているような錯覚に陥るのです。

やはり,日本らしさがないと,外国の国賓からも感心してもらえないのではないでしょうか。
その点、京都迎賓館はよさそうです。


THEハプスブルク(国立新美術館・港区六本木7丁目)

2009年11月29日 | 美術道楽
六本木にある国立新美術館で開催中のTHEハプスブルクの展覧会に行ってきました。
最初はハプスブルク家の肖像画から始まりルドルフ2世やエリザベート皇后の肖像画などを見ました。と,ここまでは当然想定内でした。
しかし,そこから先のコレクションは予想以上のものがありました。ヨーロッパの美術館のようにイタリア絵画,ドイツ絵画,スペイン絵画,フランドル・オランダ絵画ときちんとコーナーまで分けられております。

イタリア絵画のコーナーにはラファエロの「若い男の肖像画」があるのですが,音声ガイドが付けられていません。それだけ充実していたということです。驚きました。ジョルジョーネの「矢を持った少年」,ティツィアーノの「聖母子と聖パウロ」,ティントレットの「キリストのむち打ち」,ヴェロネーゼの「ホロフェルネスの首を持つユーディット」など素晴らしい作品でした。

ドイツ絵画ではデューラーの「若いヴェネツィア女性の肖像」,クラナッハ(父)の「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」などがよかったです。

スペイン絵画ではエル・グレコ,ゴヤ,ベラスケス,ムリーリョといった巨匠,フランドル・オランダ絵画ではルーベンス,ヤン・ブリューゲル(父),ファン・ダイク,レンブラントといった巨匠の絵が展示されていました。もちろんベラスケスの絵の中には王女マルガリータの絵もありました。ルーベンスの「改悛のマグダラのマリアと姉マルタ」の絵は,マグダラのマリアの話とマルタとマリア(別のマリア)の話が二重になっているそうで,見ながら考え込んでしまいました。

展覧会の名前こそハプスブルクでしたが,これだけのコレクションを貸し出してくれた,ウィーン美術史美術館とハンガリー国立美術館(いずれも訪れたことのある美術館です。)に感謝です。

国立新美術館の敷地内

11月21日時点ですが,少し紅葉が進んでいました。

神宮外苑の銀杏並木

2009年11月28日 | 風流道楽
神宮外苑の絵画館前の銀杏並木を見てきました。
朝早かったので人通りもまばらでした。
11月24日でしたので,まだまだ銀杏の葉も本格的に金色にはなっていなかったようです。
それでも,この遠近法を強調した銀杏並木はいつ見ても気持ちのいいものです。

ボジョレー・ヌーボー

2009年11月27日 | 食道楽
11月19日に解禁になったボジョレー・ヌーボーでしたが,我が家では20日Village Nouveauの小瓶を買って少し飲み,そろそろ本格的に買ってみようかと思い立ったら,もう売り切れとなっておりました。
結局,小田急のハルク館でトロワグロのブランドのついた,これまた同じBeaujolais villages Nouveauしか入手することができませんでした。

日本人はボジョレー・ヌーボーが好きなんですね。
初物ではありますが,高級ワインはいくらでもたくさん売られており,別に急いで買わなければいけないようなものでもない思っていたのですが,1週間で品切れとは・・・あの程度のワインを急いで飲むものではないなどと家で偉そうなことを言っていたのに,恥をかいてしまいました。

ところで,ボジョレー・ヌーボーと言うと,日本がバブルで狂っていた時代をどうしても思い出します。
ちょうど20年前の解禁日,さる偉いお方から六本木の高級レストランでボジョレー・ヌーボーをご馳走になり,ありがたくいただいた記憶があります。当時は値段も張っていたはずですが,今考えると,輸入ワインはいくらでもいいものがあるのに,バブルの日本では,どうしてボジョレー・ヌーボーがあそこまでもてはやされ,高い値がついたのかよくわかりません。

とまれ,トロワグロのボジョレーをようやく入手することができましたが,結局,最初に買ったのと同じものになってしまいました。
前にブログで紹介しましたチーズセットの山羊や牛のブルーチーズやイチジクのドライフルーツといただいてますが,トロワグロのは少しtrockenというか辛さがあるようです。


小石川後楽園「深山紅葉を楽しむ」(文京区後楽)

2009年11月26日 | 風流道楽
小石川後楽園も紅葉のシーズンに入りました。「深山紅葉を楽しむ」と名をつけた企画をしております。
11月23日の午前中に出かけたのですが,一部は紅葉しているものの,全体としてはまだハイシーズンではないかなという印象を受けました。
それでも冒頭の写真のように池の中に立つもみじは十分に赤くなっており,見頃でした。

ほかの紅葉の樹木の写真です。
この間,終わった大河ドラマの「紅葉のような・・・」という台詞を思い出しました。


清澄庭園のライトアップ(江東区清澄2丁目,3丁目)

2009年11月25日 | 風流道楽
毎年恒例の清澄庭園のライトアップに出かけてきました。
11月24日に行ったのですが,実はまだあまり葉は色づいてなかったようです。
色づいていない葉を紅や黄色の強烈なライトで,色づいたように演出するのも,やや興ざめな気がします。

真っ赤な紅葉と思いきや強烈な赤いライトの演出です。



黄色いようですが,隣の葉はまだ紅葉していなかったようです。






ヴォツェック(新国立劇場・渋谷区本町)

2009年11月24日 | オペラ道楽
新国立劇場にオペラ「ヴォツェック」を見に行きました。
原作はゲオルグ・ビューヒナーの手によるもので,200年以上も前に書かれたものだそうです。そして,これをオペラにしたのが,アルバン・ベルクで今から100年くらい前のことだそうです。
見に行く前に,岩波文庫で「ヴォツェック」の話を読み,予習していたところがよくわからず,わかったのは原作とオペラではかなり違うということ。そして,今回の演出は,また新たな要素を付け加えているということも事前に聞いていました。
今回は,バイエルン州立歌劇場との共同制作で,ドイツの有名な演出家による演出で,先行して上演されたバイエルン州立歌劇場では大成功だったそうです。

ストーリーですが,兵士ヴォツェックは内縁の妻マリーとの間に息子をもうけながらも,貧困のため,大尉のひげを剃ったり,誇大妄想の医者の人体実験のモルモットになったりして,小銭を稼いでいます。ヴォツェックの精神状態は不安定で,マリーもヴォツェックとの生活に疲れ,誘いをかけてくる鼓手長と関係を結びます。ヴォツェックは妻の不倫を,大尉や医者から馬鹿にされ,鼓手長に飛びかかりますが,組み伏せられてしまいます。やがて,ヴォツェックは錯乱の余り,マリーをナイフで刺し,しかもそのまま酒場に行き,血の付いた袖を見つけられ,犯行が発覚します。ヴォツェックはナイフを沼に捨てようとして,そのまま沼に落ちて,溺れ死にます。
ヴォツェックもまたファーストネームはフランツでした。内縁の妻を殺してしまうというのも,ベルリン・アレクサンダー広場の主人公フランツ・ビーバコップと共通しています。

演出ですが,ヴォツェック一家のスペースは箱の中に表現されており,その中では,いさかいもありますがヴォツェック,マリーとその息子の3人の普通の家庭があります。この演出では,ヴォツェックと息子との関係が,物語の展開の場で,重要な役割を果たしています。
これに対し,ヴォツェック一家の外の世界は,箱の下にある水を張り巡らせた暗い世界として表現されています。ヴォツェック一家以外の登場人物は,化け物の姿で表現されています(たとえば大尉はハリボテのような衣装をまとった化け物の姿でした。)。

興味深い演出ではありましたが,やはり現代オペラはオペラというより演劇を見ているような気がしてしまいます。音楽も知らないものばかりですし,アリアのようなものがあるわけでもありません。
やはり,現代オペラにはまだ慣れないようです。

【余談】
偉そうなことを書いていますが,私は今回のオペラではかなり眠ってしまい,相方から注意されました。たった1時間半強のオペラであったにもかかわらずです。
一昨日,久しぶりの夜勤でまだ睡眠が十分に回復していなかったことも良くなかったようです。
自分のコード名と同じ登場人物が出てきて,フランツ,フランツと呼ばれていたにもかかわらずです。

冷泉家 王朝の和歌守展・前期(東京都美術館・台東区上野公園)

2009年11月23日 | 美術道楽
東京都美術館で開催中の冷泉家 王朝の和歌守展に行ってきました。
こちらも前期と後期で展示替えがあるようで,前期展はギリギリで間に合いました。

冷泉家(藤原家)は勅撰撰者となった藤原俊成,定家,為家の父子を祖とし,歴代が宮中や武家の歌道師を務めた家柄だそうで,そのコレクションが紹介されます。

俊成,定家,為家の3人の肖像画(伝土佐光長)から始まり,定家の日記の明月記も紹介されます。明月記は,公家の有職故実よりも,定家の率直な感想の記述を記載したものが多いそうで,確か歴史的にも価値のある文献と聞いたような記憶があります。定家の文字がたくさんの写本に耐えるように独特の力強い筆跡で描かれております(達筆とはいえないような気がします。)。
このほか,写本等の方法によって残された勅撰集,私歌集が多数紹介されているほか,それ以外の歌書や歴代の天皇筆による書(翰宸)も多数展示されていました。

感動したのはこうした書の中には,本来は他の家(和歌の世界で冷泉家のライバルの家)に伝わってきたものも,その家が断絶すると冷泉家が引き取り,大切に保管してきたということです。
冷泉家は,明治維新後も京都に留まり,和歌や日本の伝統文学にかかわる膨大な書を大切に保管してきたのです。

【余談】
 音声ガイドで大変に驚いたのは,冷泉貴実子さんのお話です。冷泉家では藤原定家ら祖先が神格化されていて,とてもおそれ多い存在とされていたので,定家が実在の人物と知って驚いたというエピソードには,こちらが驚きました。もっとも,元京都市民であった私は,これも京都特有のいささか誇張した言い回しなのではないかとの穿った見方をしてしまいますが。

牛天神の菊わらべ祭り(文京区春日1丁目)

2009年11月22日 | 風流道楽
湯島天神の菊祭りに留まらず,春日通りの富坂から少し入ったところにある牛天神の菊わらべ祭りに行ってきました。
このあたりは私よりも相方の方が土地勘のあるあたりですが,私も伝通院の交差点の近くにある整骨院には今でも行くことがありますので,牛天神のお祭りとあれば気になります。

牛天神という名前でもわかりますが,菅原道真ゆかりの神社です。湯島天神や京都の北野天満宮,博多の太宰府天満宮とは比べものにならない小ささですが・・・

境内にも外にも,牛天神に向かう階段にも菊が飾られています。お参りを終えますと,神社の方が生姜汁を振る舞ってくれました。

境内全体


境内の外にある菊


湯島天神菊祭り(文京区湯島3丁目)

2009年11月21日 | 風流道楽
皇室の名宝展の帰りには,湯島天神の菊祭りに行きました。
こちらはちょうど七五三と重なったこともあり,皇室の名宝展よりも格段に平均年齢がしたのようで,家族で写真を撮る微笑ましい光景が随所で見られました。

湯島天神の菊祭りはたNHKの大河ドラマの登場人物に合わせた菊人形が作られるのが,慣例なのでしょうか,去年は篤姫でしたが,今年は直江兼継,お船,上杉景勝でした。ドラマの演技のうまさだけでなく,菊人形も上杉景勝の存在感があったように思いました。



これで文京区の花祭りも今年はおしまいです。早いものです。

【余談】
帰路に驚くべきものを発見しました。
この界隈では有名であった湯島プ○ザホテルが取り壊された跡地は,駐車場になっていました。
本郷三丁目から湯島エリアにはある時期,何かと縁のあった自分には,湯島プ○ザホテルいやでも目に入る光景で,湯島の象徴のように思っていたのですが・・・
取り壊した後にはマンションが建つ予定と聞いていましたが,うまくいかなかったのでしょうか。




皇室の名宝展 2期(東京国立博物館・台東区上野公園)

2009年11月20日 | 美術道楽
皇室の名宝展は11月12日から2期が開始されました。29日までの短期の開催です。
法隆寺献納宝物・正倉院宝物が中心と聞いたような気がしたのですが,実際には書や絵巻物,名刀などさまざまでした。

法隆寺関係では,日本史の教科書に必ず紹介される聖徳太子像(絵)がありました。このほか正倉院宝物関係では,螺鈿紫壇阮咸という楽器がありました。しかし,正直なところ正倉院の宝物の価値はよくわかりませんでした。正倉院の宝物は毎年,時期を限定して一部公開されていたはずですが,京都在勤の際に,行くことができなかったことが残念です(もちろん,先日,奈良国立博物館で開催された,正倉院展にも行くことができませんでした。)。

むしろ小野道風や伝藤原行成,藤原定家の筆による書を見る方が面白かったです。

私が一番素晴らしいと思ったのは,高階隆兼の「春日権現記絵」です。そのほか,これまた歴史の教科書に出てくる「蒙古襲来絵詩」もよかったですし,狩野探幽の「源氏物語図屏風」や俵屋宗達の「扇面散屏風」もよかったです。

それにしても,11月13日の土曜日に,開館45分前に行ったのに,もうそれなりに人が集まっているのは驚きました。入場者の平均年齢は高そうで,いつもは平均年齢を上げてしまう方の部類に属する自分も,今回は下げる方だったような気がします。


Fermierの輸入チーズ

2009年11月19日 | 食道楽
選べるギフトセットをいただく機会があり,輸入チーズの専門店Fermierのチーズを注文しました。
あけてびっくりです。
おびただしい量のチーズが出てきて,ほかにもジャム3種類,イチジクのドライフルーツ,チーズ用ナイフ,まな板が入っていました。

チーズも
・カマンベール・ド・ノルマンディー(生乳)250g箱×2
・パルミジャーノ・レッジャーノ(生乳)260g×2
・スティルトン(生乳,青カビのチーズ)130g×2
・ケソ・デ・パルテオン(生乳,生山羊乳,青カビのチーズ)130g×2個
・パラット(生山羊乳)25g
・トゥルー・デュ・クリュ(生乳)60g
ものすごい量です。
しかも,パルミジャーノ以外は賞味期限が11月末までですので,急いで食べる必要もあります。
普段はいいチーズでも,神楽坂ベッカーやメゾン・ド・カイザーのパンとともに朝食で食べることが多いのですが,さすがに今回のチーズはブルーチーズも多く,ワインと一緒ではないと無理そうなので,結局,相方と晩酌をすることになりました。明日の仕事の準備もあるのに・・・
こんなにいっぺんにではなく,少しずつチーズをもらえたらよかったのに,などとわがままなことを考えてしまいます。ひとつひとつのチーズそれ自体でも,それぞれ十分独立して紹介する価値のあるものばかりです。

こうした状況のため,家の中の冷蔵庫はチーズ屋状態です。行きつけの神楽坂のチーズの名店Alpageにはとてもかないませんが,それでもすごい状態です。しかも,以前にブログで紹介した「緑の豆」という店で買った,やや香りに癖のあるコーヒー豆も冷蔵庫にあるので,いろいろなにおいが混じってしまいます。
相方から苦情が出たことは,言うまでもありません。

相方のMacパソコンにWindowsパソコン本格引っ越し

2009年11月18日 | 日常の道楽
相方のMac Bookの内蔵HDD交換のことは以前の記事にも書きました。
Snow Lepardの他にインストールされている,Windows VistaをWindows 7に切り替える作業は,まだうまくいきません。未だBoot CampがWindows 7に対応していないからです。対応ソフトが公開されるのを待っております。

他方で,最近になってOffice2003をOffice2007 standardにグレードアップするソフトが発売になりましたので,相方はこれを利用してMac BookにOffice2007をインストールするのと同時に,会社で使用していた古いXPパソコンから次々とソフト,データをMac Bookに移行し始めました(相方の会社は,パソコンの支給がなく,従業員がすべて自前で調達するという変わった職場なので,逆にパソコンの変更等は自由のようです。)。
XPからMac Bookへの引っ越しもほぼ終わり,これでVistaをWindows 7にグレードアップすれば,全て完了です。

相方も私も2002年に発売になったXPのThink Padを長く使用していましたが,いよいよXP機は2台とも実質的に引退の時期を迎えました。

緑の豆(新宿区神楽坂6丁目)

2009年11月17日 | 食道楽
神楽坂で有名なコーヒー店緑の豆に行ってきました。
チーズの店Alpageが面している通りから牛込本通りに向かって進み,神楽坂通りを超えてすぐのところにあります。
ここの特徴はコーヒー豆が生の豆の状態にあり,注文を受けてから煎るところにあります。
ディライトブレンドというのを買いまして,中煎りにしてもらった上,ペーパー用に粉にしてもらいましたら,コーヒーの香りが充満した包みを持って帰ることになりました。
家の密封可能(だと聞きました)な容器に入れて,冷蔵庫に入れると,今度は冷蔵庫がコーヒーの香りで一杯になります。とはいえ,普通の豆と違って煎ったばかりからでしょうか,香りはややいつもの豆と異なり,焦がした香りというより,豆そのものの慣れない香りです。

なお,この店では,コーヒーを注文して飲むことができます。
焙煎を待つ間など,注文したコーヒーを飲みながら待つ客も多いようです。

店内の様子



店でいただくコーヒー








ファイナンシャルプラン続編

2009年11月16日 | 日常の道楽
以前にファイナンシャルプランナーの方の相談をしていただいたのに,刺激を受け,今度は2回にわたり,新宿東口にある某有名デパート内にあるFPの方の相談を受けて参りました。

1回目は試算の基礎となる数値を私が把握していなかったことが多かったので,2回目となる今回,データを補充していったのです。
がしかし,1回目には普通に算定できたのに,2回目の今回はとんでもないことになりました。

本来は生命保険を更新型から終身型にするかわりに,死亡保険金額を下げて調整するという話でした。
しかし,今回は担当者が次々と間違え,おかしな入力をしていきました。エクセルを使い慣れた人には,よくわかると思いますが,一部を変更しても,その変更が表全体にうまく反映することができなくなることがありますが,まさしくそのような事態の連続でした。今後,収入が毎年17%ずるあがってしまったり(本当にそんなことあったらいいよなと思います。),退職年齢を前後させることができなかったりということもありました。こうした間違いを繰り返した結果,1億円の生命保険が必要であるとの算定になってしまい,これなら従来型の医療保険をさらに上乗せしなければならないという事態になりました。
基礎データを申告しただけで,全くもって有害無益な情報だけをもらうという惨憺たる結果になりました。

ソフトをきちんと使いこなせないと,大変なことになります。しかし,それにしても普通なら変な結果が出ているのですから,すぐに異常なデータとわかりそうなものですが・・・担当者は思考停止状態でした。

いくら無料のサービスといっても,首をかしげることばかりでした。
ここでの保険契約の締結を取りやめたことはいうまでもありません。

以前に別のルートでお会いしたプランナーさんは外資系の有名なP社の方で,いかにもやり手という感じでしたが,今回のデパート内にいたプランナーさんは,それとは対照的な方でした。

結局,すべて自分で調べるしかないのだということを痛感しました。
このデパートの中でのプランナーの相談は,受けない方がいいようです。

【補充】
ブログのスポンサーさんのための宣伝です。
gooにはライフプランシミュレーションがあり,こちらは意外に使い勝手がよく,正確に分析することができるようです。こちらの方がよほど役に立ちます。