道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

一陽来復(穴八幡・新宿区西早稲田) 2008年の終わり

2008年12月31日 | 日常の道楽
写真は,氏神様にあたる穴八幡の一陽来福です。冬至から立春までのようで,毎年多くの参拝者を集めます。私もお参りをして,お札をいただきました。



早いもので2008年も今日が最後の日となりました。
いろいろ楽しいこともあれば,脳天気に見える私にも心患わせることもある年でした。
何とか過ごせたのも,ひとえに人間のできた相方を初め周囲の皆様のお陰だと思います。
今年後半は健康の大切さを感じた年でもありました。
来年の2009年が皆様にとりまして輝かしく,幸せに満ちた一年になりますように。そして,世界の平和と景気の回復を祈りまして2008年の最後にしたいと思います。

なお,このブログは1月中旬まで更新が不定期になる予定です。

ワイエス展(渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム・渋谷区道玄坂)

2008年12月30日 | 美術道楽
Bunkamuraのザ・ミュージアムにアンドリュー・ワイエスの展覧会を見に行きました。
ワイエスは,アメリカン・リアリズムの代表的画家だそうで,テンペラの作品を多く手がけているようです。
今回では、完成されたテンペラの絵画と共に素描・水彩も多数出展されていたので製作のプロセスがよくわかりました。

ワイエスの妻から紹介されたクリスティーナとアルヴァロ姉弟の住まいであるオルソンハウスにまつわる作品,近所のカーナー夫妻(ドイツ系移民)にまつわる作品,巨大な「火打ち石」の作品が印象に残りました。
最も良かったのは「そよ風」という裸婦像でした(モデルはシリ・エリクソンというフィンランド系移民の娘だそうです。)。

以前,どこかだったか忘れましたがワイエス展は見たことがあり,その時には,ワイエスについてはアメリカの荒野のような自然を描く画家という印象を受けたのですが,今回の展覧会でイメージが少し変わりました。



テイラー展開のブルック・テイラーの命日

2008年12月29日 | 衒学道楽
突然ですが,数学的にとても美しいと感じる式にテイラー展開というものがあります。
12月29日はテイラー展開を発見したブルック・テイラーの命日です。
ここでテイラー展開を紹介するのは大変なので,wikiを見てください。
高校生の時に初めて知ったとき,何と美しい式なのだろうかと素朴に感激したみずみずしい記憶があります。

Wikiによると和算でもテイラー展開のレベルに達した人物もいたとか。和算もたいしたものです。

「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」(映画・渋谷ユーロスペース・渋谷区円山町)

2008年12月28日 | 映画道楽
渋谷のユーロスペースで上映されていた映画,「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」を見ました。
サイモン・ラトゥル率いるベルリンフィルの2005年のアジア・ツアーのドキュメンタリーです。場所は北京,ソウル,上海,香港,台北,東京と映ります。
その土地での演奏やリハーサルの紹介もありますが,多くは演奏者のインタビューです。演奏者の生のインタビューで,生身の人間としての要素とベルリン・フィルという名だたるオケを支える奏者としての要素の両面が語られます。
ただ,全体として見ると,アジアツアーそのものの紹介の部分と楽員個人のインタビューの部分が錯綜して,今ひとつ何を伝えたい映画だったのかが見えにくい映画ではありました。

小麦と酵母・満のシュトレン(曙橋・新宿区住吉町)

2008年12月27日 | 食道楽
曙橋にある「小麦と酵母・満(みつる)」でシュトレンを買いました。
ドイツのクリスマスのお菓子シュトレンをいろいろなところで買っています。
満のパンはやや酵母の香りが強いので,普段それほど食べていないのですが,ここのシュトレンはおいしいです。割と小ぶりで1500円ですが,ナッツやドライフルーツが入っており,そのわりに香料はきつくなく,周囲を覆ってある白い粉も砂糖だけではなさそうで,おいしいです。




フュッセンのシュトレン(新宿区市谷柳町)

2008年12月26日 | 食道楽
大久保通りと外苑東通りの交わる交差点の近くにフュッセンという洋菓子の店があります。牛込柳町の駅からすぐ近くですが,現在建設中のマンションに隠れて発見しにくい位置にあります。
店名は,ドイツの地名から取っているのでしょう。ロマンチック街道の終点で,ノイ・シュヴァンシュタイン城が近くにあるのがフュッセンです。

ここのシュトレンはナッツを中心にとても具だくさんで,おいしいです。あまりに具が多いので,シュトレンを切ろうとすると形が崩れてしまうほどです。癖が強すぎず,しかも店がこだわりをもって作っているのがよく分かるような作品で,日本人の口にもあいます。

ドイツのクリスマスの食べ物のシュトレンもかなりメジャーになったようです。

箱を開けた写真です。




Paulのシュトレン(新宿区四谷1丁目)

2008年12月25日 | 食道楽
JRの四ツ谷駅のアトレの1階にPaulという名前のパン屋があります。
フランスパンが中心でしょうか。おいしいパンを売っています。

今回このPaulでもシュトレンを買いました。シュトレンの説明は,末尾をご参考下さい。
ドライフルーツが沢山入っていて,バターも多いのでしょうか味わいの深い味でした。

ところで,Paulという店自体のことですが,本店がフランス北部のリールにある老舗のようです。
普段から,昼休みに昼食会兼打ち合わせが入っているときは,家から約30分歩いて四ッ谷駅まで行き,Paulで昼食のパンを調達していくようにしています。ここのお勧めはフランスパンのサンドウィッチです。生ハムなどとても新鮮でおいしいです。
おいしい生ハムのサンドウィッチ。本来これを独立した記事のテーマにする予定でした。
次の写真は生ハムのサンドウィッチです。


【シュトレン余話】
シュトレンのことを説明せずに,書いてしまいましたが,ドイツ語ではStollenと綴ります。
試みに新アポロン独和辞典を引いてみますと,Stollenという単語の訳として,まず最初にお菓子のシュトレンが出てきて,次いで坑道という意味が出てきます。坑道としての意味が語源になったという説もあるようです。
新アポロン独和辞典によれば,シュトレンはクリスマス用の長方形のケーキで,幼児キリストの象徴としての意味があるそうで,もともとはドレスデン名物のお菓子のようです。
ドイツではクリスマスイブから逆算して4週目の日曜日からシュトレンを家に飾り,少しずつスライスして食べていくのだそうです(出来立てよりも日をおいた方がいいそうです。)。

ドイツでは最近になって面白い事件が発生しました。ある会社が新聞社のFrankfurter Rundschau社にシュトレンのお菓子の小包を,クレジット会社のAtos社がベルリンの銀行にクレジットの明細の入った小包6個を, それぞれ無関係に送ったところ,配送を担当していた宅配業者の子会社の従業員がシュトレンの小包の方を開けて食べてしまいました。送る荷物が1個足りなくなった社員は,何を考えたのか,クレジットの明細の入った小包6個のうちの1個を受取人の宛名を変えて,Frankfurter Rundschau社に送りつけて,犯行が発覚したというものです。
嘘のようなニュースでした。

マザーリーフのシュトレン(新宿区喜久井町)

2008年12月24日 | 食道楽
夏目坂にあるマザーリーフに行きました。
ここでも,ドイツのクリスマスのお菓子であるシュトレンを買いました。

こちらのシュトレンも中身はぎっしりとつまっていますが,香料は神楽坂ベッカーのものほどきつくないので,ドイツ本番のものとは少し違うのかも知れませんが,食べやすい味でした。ただ,周りを白い砂糖の粉が分厚く覆っているので,甘みが少し強いです。

ウィンターイルミネーション(東京ドームシティ・文京区後楽)

2008年12月23日 | 日常の道楽
東京ドームのイルミネーションを見に行きました。
こちらもかなり前からこの時期はライトアップをしていたような記憶があります。
冒頭の写真と次の2枚はクリスタルアベニューのところです。





プリズム型のイルミネーションもあります。


ホワイトイルミネーションです。


観覧車と一緒だとよくわかります。


場所を変えてラ・クーアのエリアに入ります。
こちらはミルキーウェイというのだそうです。若い人が喜びそうです。


地球をイメージした球状のオブジェです。


光ガゼボドーム?というらしいです。


こちらは光マンダラドームというらしいです。


ほかにもこんなライトアップもありました。






光都東京Lightopia2008(皇居外苑)

2008年12月22日 | 日常の道楽
皇居外苑の日比谷濠・馬場先濠等のライトアップ,光都東京Lightopia2008にいきました。

和田噴水公園の会場では,アンビエント・キャンドルパークと称し,著名人や小学生がメッセージ等を描いた明り絵を約700個並べたほか,講演の噴水がライトアップされています。音楽もあるので,光と水と音のコラボレーションを楽しめます。

明り絵


噴水(時間によって刻々と色が変わります。)。










和田倉橋と堀の樹木もライトアップされていましたが,こちらはうまく撮れませんでした。お堀を渡る橋と石垣側の樹木のライトアップを撮ったものです。


江戸城のお堀に面した石垣には,「雪月花」をイメージしたライトアップがされています(光のインスタレーションというのだそうです。)。 光素材は省エネを重視しているそうです。



丸の内イルミネーション2008(千代田区丸の内)

2008年12月21日 | 日常の道楽
有楽町から大手町までの丸の内仲通り沿いにイルミネーションが広がっています。

12月19日からは,路面の部分もライトアップされました。



丸の内地区は仲通りの近辺でもイルミネーションがあったり,大きなクリスマスツリーがあったりします。

次の写真はオアゾです。


オアゾの館内にもクリスマスツリーがあります。



丸ビルの中には「宝石のような輝きを放つクリスマスツリー」があります。



新丸ビルの中には「Eternal Links~つながる思い~」というテーマで,夜空に舞い上がる赤いリボンをモチーフにしたツリーや装飾があります。





TOKIAにもクリスマスツリーがあります。



東京フォーラムはクリスタルイルミネーションです。



東京フォーラムの地下にはぬいぐるみを集めて作ったツリーがあります。


丸の内MY PLAZAのクリスマスツリーです。




新宿サザンテラスのイルミネーション

2008年12月20日 | 日常の道楽
こちらも毎年恒例となっている新宿高島屋近辺のサザンテラスのイルミネーションを見に行きました。
小田急のHALC館から高島屋まで一体にして,「Shinjuku Terrace City Illumination 2008」という名前のイベントになっているようです。

普段は周りに注意を払うこともなく,通り過ぎてしまうサザンテラスですが,この時期はイルミネーションをよく見ながら歩きます。
割と癖のないイルミネーションでかえって落ち着くところもあります。



次はブリリアント・ドームというそうで,色が幻想的に変わる祝福の泉だそうです。カップルが集まっています。そういえば,泉とは全く関係ありませんが,私ごとですが相方と知り合ったのも,この近くの某所です。


橋を渡って高島屋側に移ります。







こちらは場所を変えて京王デパートと小田急デパートの間の通にあるモザイク坂の天井です。(ブリリアント・リバーと呼ばれているそうです。)。



恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーション(渋谷区恵比寿4丁目)

2008年12月19日 | 日常の道楽
恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーションを見に行きました。
「Baccarat ETERNAL LIGHTS -歓びのかたち-」というタイトルがついています。
奥には250燈もの巨大バカラシャンデリアがガラスケースに入った状態で置かれており,圧倒します。冒頭の写真がこれです。

そしてそこにたどり着く前の路の周囲もライトアップされ,バカラシャンデリアの反対側には大きなクリスマスツリーがあります。



バカラシャンデリアと反対の位置にあるクリスマスツリー



バカラシャンデリア側から全体を見るとこんな感じです。




クリスマスのイルミネーションはどこも人気です。


カレッタ汐留のBlue Ocean(港区東新橋1丁目)

2008年12月18日 | 日常の道楽
カレッタ汐留のイルミネーションを見に行きました
東儀秀樹が海の世界をイメージして作ったオリジナル楽曲「BLUE OCEAN」が演奏され,音楽と光のコラボレーションのショーが見られます。
イルミネーションは色を変え,また時に消灯して幻想的な世界を繰り広げます。
海がテーマというだけあって,一面青のことが多かったようです。
中央には三角の教会のようなところでは鐘をつくことができ,スタッフが記念撮影をしてくれます。

イルミネーションは刻々と変化します。





六本木ヒルズのクリスマス市(港区六本木6丁目)

2008年12月17日 | 日常の道楽
今年も恒例の六本木ヒルズのクリスマスマーケット2008に行きました。
ドイツでは11月くらいから小さな街も含めてクリスマスのマルクトがたちはじめ,暖めた甘くて香料の入ったグリューワインやソーセージが売られますが,日本でも最近はこれを真似たクリスマスマーケットが開催されるようになりました。大阪や札幌でも開催されます。

屋台がクリスマスの雰囲気を盛り上げてくれます。



小さいながらもキリスト生誕にかかわるクリッペ(飼場桶)もありました。



グリューワインをいれるようなマグカップが単体で販売されていましたので,これも買いました。




六本木ヒルズのイルミネーションも綺麗でした。