道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

トーマピエモンテーゼDOP

2008年10月31日 | 食道楽
新宿伊勢丹で勧められて,トーマピエモンテーゼのチーズを買いました。
イタリアのピエモンテ産のチーズで,外側の表皮は硬いですが,中身はしっとりとりとした半硬質のチーズです。
山のチーズと聞きましたが,食べた後に余韻の残るとても芳醇な味わいです。

ワインのつまみにぴったりと紹介しているものを見つけたような気がしますが,朝食にパンと一緒に食べるのにはやや味が強いような気がします。

Dreadful(新宿区若松町)

2008年10月30日 | 食道楽
若松町のDreadfulというカフェバーでランチをとりました。タコライス(タコスのライスです)をいただきました。
夜遅くまで営業している店で,気になっていたところでした。夜,外側からガラス越しに中の様子が見えるからなのかもしれませんが,前を通るたびにホッパーの「ナイト・ホークス」の絵を連想してしまいました。しかし,ガラス越しの店内がこうこうとライトアップされているというような状態とは違いますいので,「ナイト・ホークス」とは大分イメージが違うようでして,この絵を連想したのは私の思い違いだったようです。



スエズ動乱とハンガリー動乱

2008年10月29日 | 衒学道楽
52年前の今日,つまり,1956年10月29日,イスラエルはエジプトに侵攻しました。スエズ動乱と言われる第2次中東戦争の始まりです。イスラエルは,エジプトのナセル大統領にスエズ運河を取り上げられたくないイギリス・フランスと手を組んで戦争を開始したのです。Amazonで映画「ブラックブック」に対する感想の中で言及していた人がいましたが,「ブラックブック」の最初と最後に主人公ラヘルが登場するのがこの時期のイスラエルです。

他方,東欧では,スエズ動乱の前にハンガリーから撤退したはずのソビエト軍が,スエズ動乱勃発の後には再びハンガリーに侵攻し,首相イムレ・ナジを逮捕した(その後処刑した)ほか,その民主化運動に徹底的な弾圧を加えたのでした。世界が別の動乱に注目している時期にねらいを定めて,自分の意に沿わない同盟国に武力侵攻するという手法は,いかにもソビエトらしいやり方でした。

仁多米(島根県仁多郡)

2008年10月28日 | 食道楽
NHKの朝ドラで,「だんだん」という松江を舞台とするドラマをやっているのに刺激を受け,島根県の仁多米を買ってみました。
西日本はどこでも普通に米を収穫することができ,新潟や秋田のように特別に有名な米所があるわけではないようですが,その中にあって仁多米は一種のブランド米のようになっているようです。日照時間が長く,昼夜の温度の寒暖差が大きいという気候が米の栽培によいという指摘もありますが,山陰は日照時間が長いのだろうかと疑問にも思います。

仁多米は西日本の魚沼?(違う米所だったかもしれません。自信はありません。)というような話を聞いたこともあります。米の味についていろいろ述べるほど,詳しくありませんが,おいしかったことは間違いありません。


GOLDPFEIL(中央区銀座1丁目)

2008年10月27日 | 買い物道楽
相方から誕生日祝いのプレゼントとしてもらったGOLDPFEILのカードケースの,カードをしまうビニールケースの部分がボロボロになってしまいました。
そこで,銀座のGOLDPFEILとコンテスの店に行き,カードケースの内部に入れるビニールのケースを買い換えました。
とてもセレブな感じの店でしたが,些細な買い物であったにもかかわらず,親切にしてもらいました(私のセカンドバックも財布もGOLDPFEILと分かったからかもしれません。)。
さすがGOLFPFEIL違いますね。また,機会を見てGOLDPFEILコレクションを増やしたいと思います。


コシ・ファン・トゥッテ(東京文化会館・台東区上野)

2008年10月26日 | オペラ道楽
東京文化会館で上演されたウィーン国立歌劇場のコシ・ファン・トゥッテを見に行きました。
指揮はリッカルト・ムーティです。

演目が演目でしたので,ストーリーは他愛のない話です。
今回の歌手陣は有名な実力歌手がそろっていたようで,どの歌手もとてもうまかったです。
また,オケも乱れずに綺麗な旋律を奏でており,すばらしかったです。さすがに,ムーティの指揮というべきでしょうか,それともウィーン国立歌劇場の実力というべきなのでしょうか。
舞台も気を衒うことなく,手堅い演出で,安心して見ることができました。
美しい音楽と歌を楽しむひとときでした。

豚だけ(新宿区原町)

2008年10月25日 | 食道楽
以前から気になっていた原町の焼肉店「豚だけ」に行きました。
かつての流行語の「ドンダケ」にかけて「トンダケ」と読むのでしょう。
店名のとおり,焼き肉は豚だけです。三段バラ肉,トントロ,カルビとボリュームのあるものをいただきました。特に豚の骨付きカルビは圧巻で,見ると圧倒されます。

焼き肉といえば,牛肉というイメージですが,豚の焼き肉もおいしいです。
こちらでは店の人が焼いてくれるので,自分で焼かずにすみます。油を落とすように予め傾いた状態の鉄板で焼いてくれました。

牛とは違う豚のおいしさを味わうことができました。今度は金華豚の盛り合わせか一品料理で食べたいです。

以下の写真は店内の様子です。テーブルごとに大きな換気扇があります。


マウスのカレンダー2009

2008年10月24日 | ドイツ語
ドイツの人気キャラクター「マウス」のカレンダーがドイツから到着しました。

「マウス」も2005年の日本におけるドイツ年の時は,マスコットのキャラクターとして随分登場しており,新宿駅にもマウスのポスターがあったり,銀座線の車体にもマウスの絵が描かれたり,NHKでも「大好き。マウス」という番組が放映されたりしましたが,最近はあまり取り上げられません。代々木の駅に獨協大学が「ドッキョウのドはドイツのド」というキャッチフレーズのポスターを出しており,そこに目を閉じているマウスが描かれているくらいです。

相方と私は,「マウス」が日本で人気になる前の1999年から毎年購入していますし,人気がなくなっても買い続けようと思っています。

Cafe al Bicerin(イタリア・トリノ)

2008年10月23日 | 食道楽
伊勢丹新宿店のイタリア展でCafé al Bicerin(カフェ・アル・ビチェリン)のGianduiotti(ジャンドゥイオッティー)のチョコレートを買いました。
元祖イタリアチョコレートで,ナポレオンの大陸封鎖でカカオの輸入量が激減した際に,ピエモンテ産のヘーゼルナッツを加えて作ったのが起源ということのようです。
香料の味で個性を感じましたが,それほどには特別な味ではないというのが率直な印象です。

新日本フィルハーモニー交響楽団(すみだトリフォニーホール・墨田区錦糸)

2008年10月22日 | 日常の道楽
すみだトリフォニーホールで新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートを聴きました。演奏されたのはベートーベンの交響曲第1番と第7番です。
私自身が好きなのは,第3番と今やEUを代表する第9番で,これらは聴きますが,第1番も第7番もまず聴かない曲でした。第1番は面白くないという意見もありますが,私自身はそれなりに完成した曲だと思います。第7番は最近人気があるとも聞きましたが,私の感性とはやや違うような気がしました。このあたりは個人の嗜好の問題なのですが,ともあれ,指揮者と奏者のエネルギーを感じるいいコンサートでした。

話は変わりますが,錦糸町は私の行動範囲からは完全にはずれていて,出かけることはまずありません。久しぶりに行きましたら,再開発によって随分とイメージも変わっていまして驚きました。



ドイツ大統領選(続編)

2008年10月21日 | ドイツ語
来年の大統領選にキリスト教民主・社会同盟が現大統領ホルスト・ケーラーを,社会民主党がゲズィーネ・シュヴァーンをそれぞれ推挙していることについては以前にも書きました。

新しいニュースでもないのですが,左派党も独自候補をたてることになったそうです。
候補者はペーター・ゾダーン氏。ゾダーン氏は72歳の旧東独出身の俳優で,「犯行現場」というドラマの警部役として出演したそうです。

左派党も社会民主党を意識してか,女性の候補者を検討していたようで,候補者としては,作家のクリスタ・ヴォルフや女優のハンナ・シグラまで名前が挙がっていたのには驚きました。ハンナ・シグラといえばファスビンダーの映画によく出ていた女優で,「リリーマルレーン」のビリーや「ベルリン・アレクサンダー広場」のエーファの役を演じていました。

とまれ,残念ながらゾダーン氏が「泡沫候補」であることは否定できず,当選の確率は皆無です(Süddeutche Zeitungのインターネットのニュースでは,数字のデータを踏まえて,当選の可能性がないことを具体的に説明していましたが,ドイツの大統領選のシステムは歴史的な背景があって,やや説明が難しいので,この点はまた別の機会にします。)。

写真はまた大統領府のベルビュー宮殿です。

パネッテリアダノイ(港区西麻布)

2008年10月20日 | 食道楽
残念ながらパネッテリアダノイの店で食べたのではありません。

1週間前に新宿伊勢丹でイタリア展が開催されていました。その際のイートインで西麻布にある「パネッテリアダノイ」のパスタを食べてみました。パスタセットのメニューのみで1260円。これにミネラルウォーターをつけても1365円です。どうにも安すぎると思ったのですが,キャベツとあえたパスタとトマトソースのパスタの2種類が少量出てきました。値段を考えれば,納得がいきます。
おいしかったのですが,食べたりないので,イタリア展の他の店で食材を買って帰りました。
ダノイの試食を有料でさせてもらったと思えば,納得が行きます。おいしかったので,機会を見つけて行きたいと思います。

こちらは第1皿目のパスタです(冒頭の写真は第2皿目のパスタです。)。


浜離宮恩賜庭園(中央区浜離宮庭園)

2008年10月19日 | 風流道楽
煩わしいことを忘れてゆっくりと散歩を楽しみたくなり,浜離宮恩賜庭園に行きました。
周囲は,この庭園を借景として完全に手中に収めるTTT ( THE TOKYO TOWERS )の超高層マンションを初め多数のビルが乱立していますが,あまり上を見なければ,花,芝生,日本庭園,うっそうとした木々,川と自然の風物を楽しめます。

今回のシーズンはコスモスが咲いていました。
船着き場のところまでゆっくりと散歩をし,最後にコスモスの花畑を見て帰りました。
ビルさえなければ,本当にいい景色です。

コスモスの写真
キバナコスモスでしょうか。


よく見るタイプのコスモスです。


こちらは冒頭の写真と同じようにTTTとコスモスのコラボです。


フェルメール展(東京都美術館・台東区上野公園)

2008年10月18日 | 美術道楽
東京都美術館で開催されているフェルメール展に行きました。
今回は森村泰昌の「フェルメール研究」ではなく,本当の作品です。

世界に30数点しかないというフェルメールの作品のうち7点が来るということで注目されている展覧会です。8月から12月までのロングランの予定です。

金曜日夕方の開館時間の延長を利用して行ったのですが,それほどには混雑しておらず,フェルメールの作品をじっくりと見ることができました。この時間帯の鑑賞者は,老いも若きも幼きも皆,熱心に見入っています。
フェルメールといえば,真珠の耳飾りの少女,牛乳を注ぐ女,恋文等の今回は展示されていない作品のイメージがあるのですが,これらとはやや系統の異なる宗教画の「マルタとマリアの家のキリスト」や神話の世界の「ディアナとニンフたち」の絵も見ることができてよかったです。

他のデルフトの画家もフェルメールのような作風の作品を書いているようで,これらの展示も面白かったです。
全体的に展示の数が多すぎないので,一つ一つを丁寧に見ることができました。


おあふ(京都西陣・京都市上京区堀川通今出川上る)

2008年10月17日 | 食道楽
週末に帰宅する際には,いつも小田急ハルク館の地下にある出店をチェックしてから帰るようにしています。
そこには,時折いろいろな地方の名物のお菓子を売っているからです。
少し前に見つけたのは,京都の西陣に本店のある「おあふ」という店の紫いものシュークリームです。
おいしかったのですが,直営店の所在地をみると,あれあれ首都圏の方が多いようで,京都には2店舗しかないようです。これを京都のお菓子と言っていいものやら・・・ほとんど東京のお菓子のようです。

でも,おいしかったのでいいとしましょう。