道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

蟹三昧

2014年01月26日 | 食道楽
昨年来、蟹を食べる機会に恵まれました。
以前にこのブログで紹介しました上海美味小屋の上海蟹コースは、その後もう一度食べましたし、ずわい蟹の鍋も別の店でいただきました。

他に通販での蟹も買ってしまいました。
ずわい蟹(松葉蟹)、タラバ蟹、毛蟹の3点セットのコースも年末年始にいただきました。
通販の安い蟹は当たり外れが大きいのですが、今回はいい品でした。
松葉蟹は蟹味噌がとても豊富で味わいが深かったですし、毛蟹も蟹味噌はもちろんのこと、足の部分もそれなりにいただけました。
タラバは高級なイメージですが、ひたすら足の肉を食べるだけなので、意外に単調な感じがします。

タラバ



毛蟹



うさぎスマッシュ(東京都現代美術館)

2014年01月19日 | 美術道楽
年末から体調を壊し、咳がいつまでも続き、思うように出かけられませんし、仕事もたまる一方で、とても忙しく、ブログの更新が途切れがちです。


ようやく最近になってようやく咳が収まってきましたので、、東京都現代美術館で今日まで開催中の「うさぎスマッシュ」という美術展に行きました。東京都現代美術館はアニメ系の展覧会も数多く開催しているので、うさぎ・・というとまたジブリ系かと思いますが、れっきとした現代アートの美術展です。



いろいろ展示してありますが、展示品が1つではない作品もあり、文字の解説も音声ガイドもわかりにくいところがありますが、現代アートなので作品それ自体を楽しめばよいのかと思います。
今回写真撮影が許されているので、いろいろ写真を撮りました。
横浜トリエンナーレの会場のような美術展でした。

レアンドロ・エルリッヒ「ロスト・ガーデン」:実際には庭はなく、向こうの窓も、鏡に映った映像です。窓には自分の姿が対角線上に写ります。金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」の作者のようです。



AMO EUバーコード:EU加盟国の旗をモチーフにバーコードが造られています。



マイケル・リー「ひとり旅をいく」:映像に新聞広告に掲載された様々な人(無名の人も含む。)の死亡広告が流れます。



リヴィタル・コーエン&テューア・ヴァン・バーレン「ライフ・サポート」の中の「呼吸器犬」:犬の肺を使って肺に疾患を持つ人間を活かす装置とのことです。モチーフは「動物に活かされる人間」



マニー・ウェーバー「丸太婦人と汚れたウサギ」



ビュロ・デテュード「世界政府」


竹村真一+Earth Literacy Program「触れる地球」



作者タイトル不明。臭いに関連した作品:ネズミくさい臭いもあったのでしょうか?





余談:音声ガイドはヘッドフォンにウサギの耳が付いていて、バニーガールのようになるので、オジサンには小っ恥ずかしい限りです。若い女性もこれを付けるのは嫌だったのではないかと思いますが・・・

SIGMA 交換レンズ 35mm F1.4 DG HSM キヤノン用

2014年01月13日 | 買い物道楽
昨年に臨時の収入があったので、カメラのレンズを購入しました。

当初は、元日にヨドバシのドリーム福袋で一網打尽にキャノンのカメラ、レンズをそろえてしまおうかと思ったのですが、こちらは並んでも買えませんでした。

そこで、次にキャノンの“大三元”と言われるレンズをそろえようかと思ってレンタルショップで借りてみたり、調べてみたりしたのですが、EF24-70mm F2.8L II USM フルサイズ対応のレンズが思った以上に重く、相対的に見るとそれほど抜群ということでもなさそうなので、SIGMAのレンズに方向転換しました。

SIGMAのレンズ第一弾は、単焦点レンスです。ボケの味をうまく出せると言うことです。



最初の写真でうまくはまだ使えていませんが、いずれ使いこなしていく予定です。



六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために(森美術館)

2014年01月12日 | 美術道楽
少し前のことになりますが、六本木の森美術館で開催中の「六本木クロッシング2013」と題する展覧会に行って参りました。

以前に2010年のクロッシングの際にも出かけています。その際の森村泰昌の作品が強烈だったので言ってみたのですが、今回は作者の多くは40歳未満で、比較的若い世代の人たちの作品が多かったようです(何歳をもって若いとするのかにも異論があるかもしれませんが。)
現代アートの作品が沢山展示されています。自分の感性にあうものもあれば、合わないものもあります。それもまたよしです。

写真を撮影してもよいスペースが多いのも特徴的でした。


丹羽良徳「日本共産党にカール・マルクスを掲げるように提案する」
やや危なげなテーマの作品です。
同じ作者の同様の作品として「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」というのもありました。
ドイツでこうした画像を見るのは、専ら旧東独のStasi(シュタージ・国家保安省)関連の博物館や記念館なので、ちょっとひいてしまいます。
ドイツだったら、噴飯ものであり得ない作品です。社会主義国家の人権抑圧の恐ろしさを知らないですむ日本はとてもとても平和な国す。





サイモン・フジワラ「岩について考える」


小林史子「1000の足と始まりの果実」





小林明朗「最後の詩」
こちらの面では東京の様子がめまぐるしく展開します。
裏面にもディスプレイがあり、そこでは覆面の人が語ります。




奥村雄樹「高橋尚愛:ワイド・ホワイトスペース(1967年のアントワープ)からウィールズ現代美術センターのプロジェクトルーム(2013年のブリュッセル)まで」
長いタイトルですが、つまり別の作者の作品を展示した空間が作品ということです。




金子徹平「モデル・オブ・サムシング」




菅木志雄「間連空」




ソフィア王妃芸術センター所蔵内と外―スペイン・アンフォルメル絵画の二つの『顔』(国立西洋美術館)

2014年01月09日 | 美術道楽
国立西洋美術館では最近まで「スペイン・アンフォルメル絵画」の展覧会を開催していました。
これも常設展スペース内での展示ながら、とてもいい展覧会でした。まずは、企画の趣旨からです。
(引用始め)2013-14年に実施される「日本スペイン交流400周年」事業の一環として、「ソフィア王妃芸術センター所蔵 内と外―スペイン・アンフォルメル絵画の二つの『顔』」を開催します。これは、20世紀美術史における最も重要な運動の一つとなったアンフォルメル(不定形)絵画のスペインにおける展開を、同国を代表する現代美術館であるマドリードのソフィア王妃芸術センターの所蔵品14点により紹介するものです。
戦後のパリで勃興したアンフォルメル芸術は、1950年代にスペインの芸術家たちに瞬く間に吸収され、1960年代にかけて一大潮流を形成しました。本展はアントニ・タピエス(1923-2012年)、アントニオ・サウラ(1930-98年)、エステバン・ビセンテ(1903-2001年)、ホセ・ゲレーロ(1914-91年)という4人の重要な芸術家に焦点を絞って構成します。タピエスとサウラは、フランコ体制下のスペインに活動拠点を置いて制作を続け、具象性を完全に捨て去らずに素材の物質性や荒々しい造形を追求しました。一方ビセンテとゲレーロは、ニューヨークに渡ってアクション・ペインティングやカラーフィールド・ペインティングといった戦後アメリカの動向に接し、色彩と平面性の側面から絵画の本質を追求しました。しかしどちらのグループも、芸術家個人に内在する精神を直接的に表現する、明確なかたちを持たない絵画を創造した点で、共通した特徴を有しています。彼らの作品を併せて展示することにより、スペインのアンフォルメル絵画の多様性をご覧いただくことが出来るでしょう。(引用終わり)

少し長くなりました。

この企画展のパンフレットにも用いられていたアントニオ・サウラの大群衆も良かったのですが、私にはホセ・ゲレーロの作品がどれも素晴らしく思われました。原色を使った抽象的な絵画でカンディンスキーのような絵もあり、ずっと見ていたくなります。


デューラー「髪を束ねていない若い女性の肖像画」

2014年01月08日 | 美術道楽
昨日の日めくり美術カレンダーはデューラーの「髪を束ねていない若い女性の肖像画」でした。
昨年出かけたフランクフルトのシュテーデル美術館にあるようです。
シュテーデル美術館もDürerstrasse2という住所表示のようです。

この絵のタイトルについたmit offenem Haarの訳には困りました。
独→英の翻訳のサイトでloose hairが英語の訳とわかり、それを日本語に訳し直すと「散らし髪」と出ました。
余りにもわかりにくいので「髪を束ねていない」としました。
絵画のタイトルを訳すのは困難が伴うことが多いです。このブログでも、シャルフ・ゲルステンベルク・コレクション、ブリュッケ美術館やNeue Nationalgalerieなどの絵画を紹介する時に、正直タイトルを訳しにくいものは、いい絵でも紹介しなかったものがあります(そのため「ライプツィヒ通り」など翻訳に問題のない絵を選んだこともあります。)。

閑話休題
シュテーデルのデューラー展は2月2日までと書いてありました。
こちらの展覧会には行くことができないのが残念です。



博物館でお正月(東京国立博物館)

2014年01月06日 | 美術道楽
今年も正月には東京国立博物館まで出かけて、「博物館でお正月」というタイトルの展覧会を見ました。

まずは生け花が出迎えてくれます。



特別展示室は、今年の干支である午にゆかりの作品です。

長谷川等伯「牧馬図屏風」





馬の1つを拡大




こちらは、同じ等伯作の「名和長年」の像です。ちなみに下に馬の絵があるので、展示されています。
鳥取県には今でも「名和町」とか「名和公園」「名和神社」といった地名があります。名和神社は桜の名所のようです。
名和長年は、隠岐から脱出した後醍醐天皇を助け、建武の新政の際には厚く遇されました。



十二神将図(午):頭部に馬があります。





特別に展示されている長谷川等伯の国宝「松林図屏風」





プチ長谷川等伯展のようでした。


ニューイヤーコンサート(東京文化会館)

2014年01月05日 | 音楽道楽
1月3日に東京文化会館のニューイヤーコンサートに行きました。

指揮:沼尻竜典
ピアノ:小菅優
管弦楽:東京都交響楽団

曲目:オール・チャイコフスキー・プログラム
歌劇『エフゲニー・オネーギン』より「ポロネーズ」
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
交響曲第5番 ホ短調 op.64

という内容です。

休憩前に小菅さんの演奏部分が終了するので、休憩前にアンコール曲が入りました。
こちらはショパンです。

小菅さんの演奏は激しくピアノの鍵盤を打つものすごくエネルギッシュなものでした。沼尻さんはとてもなめらかに指揮をしているようで、とても良かったです。

新年、シュトラウスもいいですが、あえてチャイコフスキーにこだわったコンサートで、非常にいい音楽を聴かせていただきました。


初詣(市谷亀岡八幡宮)

2014年01月02日 | 日常の道楽
氏神様である市谷亀岡八幡宮に初詣に行きました。

市ヶ谷駅の新宿区側にあり、防衛省の共済組合の経営しているホテルのすぐ近くにあります。隣は駿台予備学校の市ヶ谷校舎です。

亀岡八幡宮は、何故か最近ではペットの神社として有名です。
そこで、お参りをする人は動物連れの割合が高いのです。
今日もミニチュアダックスフントを連れた人が2組いました。

ここでは飼い主の名前とペットの名前を対にしたお守りを造ったり、ペットの七五三までやっているそうです。

相方ねずみと道楽ねずみもねずみ属がいい一年を過ごせるように初詣をしました。


社の前には、丸い縄がしめられています。
ここを8の字に回って通り過ぎるとよいと聞き、指示のままやってみました。
ワンちゃんを連れた人たちもくぐっていました。


specchioの洋風おせち

2014年01月01日 | 食道楽
あけましておめでとうございます。
本当は喪中ではありますが、普通に新年の挨拶をさせていただきます。

今年は、喪中ということでおせちはやめておこうかと思ったのですが、大晦日から元旦に食事ができなくなりそうなので、四谷三丁目駅近くのスペッキオから洋風おせちをとりました。
伊勢エビもありますが、オードブルの料理中心なので、お酒を飲むための食事という感じです。
余り酒を飲まない相方ねずみと道楽ねずみは酒の回りが良すぎて、参っています。

2014年が平和でよい一年となるようにと祈るばかりです。





中身の説明