道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

オスタルギーゲーム

2009年07月31日 | ドイツ語
ドイツで購入したものの中にDDR(ドイツ民主共和国ゲーム)というものがあります。
昔の東ドイツをテーマにしたゲームです。
ベルリンの壁はいつ建設されたかとかベルリンの共和国宮殿の前にあった建物は何かといった質問がカードの表面に書かれており,裏面には回答が載っています。

オスタルギーでいっぱいのマニアックなゲームです。

つきじ名月(中央区築地7丁目)

2009年07月28日 | 食道楽
日頃の行動エリアから外に出て,つきじ名月というところで宴会をしました。
場所は日比谷線の築地の駅からも,有楽町線の新富町からも少しあります。
いわゆる築地の市場からは離れており,聖路加国際病院の近くです。
団体予約でしたが,近くにある,はなれの築地「たぬきや」宴会専門店というところが会場になりました。
蟹,ウニ,海鮮唐揚げ,刺身・貝類盛り合わせ,鮨と何でもてんこ盛りで,6000円のコースでも十分満足することができました。さすが築地です。

ただ,冬の日本海で取れる新鮮なずわい蟹の味に慣れている私には,ずわい蟹だけは乾きすぎていていま一つという印象を受けました。

蟹サラダ


刺身盛り合わせ


ずわい蟹




テルミドール9日のクーデター

2009年07月27日 | 衒学道楽
1794年7月27日,フランス革命において,ロベスピエール,サン・ジュストらの山岳派(モーターニュ派)が逮捕されました。
モンターニュ派の恐怖政治も,エベールやダントンといった左派も右派も粛清した後,方向性を見失っていたように思います。そして,いつ誰が次の粛清の対象となるかわからないような情勢のもと,テルミドール9日のクーデターが発生しました。
国民公会はロベスピエールの逮捕を決議し,ロベスピエールらはパリのコミューンの蜂起によって救出されますが,ここで何故か国民公会と戦うことをせず,みすみす逮捕され(その時に顎の骨を打ち抜かれたとも,それは自殺未遂であったともいわれています。)。

ロベスピエールらは,翌日には多くの政敵と同じ革命広場で断頭台の露と消えます。

これをもってフランス革命は事実上終了したといえます。

写真は、アルトワ県のアラス(ロベスピエールの出身地)にあるロベスピエールの家の写真です。

【余談】昔、アラスのインフォメーションセンターにいった際、私も一応はフランス語が第2外国語だったものですから、無謀にもたどたどしくフランス語で、
Oú est la Maison de Robespierre?(ロベスピエールの家はどこですか)と尋ねました。
インフォメーションセンターの人は、私のフランス語の語学力のレベルを直ちに理解したのか、親切にも地図に記号を書いてVous êtes ici.・・・(あなたはここです。)と前置きをして,ロベスピエールの家の所在を地図上で示してくれました。
有り難いことです。

神楽坂まつり-阿波踊り

2009年07月26日 | 日常の道楽
神楽坂まつりの後半にある阿波踊りを見てきました。
いろいろなグループが参加し,大久保通りをはさんで分断されながら,踊るので,全体像がよく見えにくい祭りです。
お祭りとして,さほど面白いものではありませんが,夜になっても神楽坂界隈は大にぎわいで,沢山の見物客が訪れるので,集客効果だけはあるのでしょう。
同じ日に開催された隅田川花火大会の方がずっと面白いはずだと思いますが。

【余談】
本文中の記事と無関係のことがらですが,とある出来事から2つの和歌を思い出しました。

命だに 心にかなふ ものならば なにか別れの かなしからまし(白女・古今和歌集)

ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき(藤原清輔朝臣・新古今和歌集)


PAS A PAS(パザパ・新宿区舟町)

2009年07月25日 | 食道楽
外苑東通りから杉大門通りに入ってすぐのところにある、レストラン・パザパでランチをいただきました。
店の入り口は冒頭の写真のように,扉にもフランス語が書いてあったりと,フランス語満点の雰囲気です。
昼のデジュネのコースは,オードブルから1品,メインディッシュから1品,デザートから1品自分で選ぶようになっています。
オードブル



メインディッシュ


デザート



牛(?)の腎臓の料理など,凝った料理も多いようです。
軽くワインを飲みながら,ゆっくりと過ごせるランチタイムが取れれば,適している店と思います。

宮川本店のうなぎ(新宿伊勢丹・新宿区新宿3丁目)

2009年07月24日 | 食道楽
夏の土用の丑の日に新宿伊勢丹の地下で、うなぎの宮川本店のうなぎを買いました。
レストランコーナーで食べれば写真も見栄えがするのですが、テイクアウトにして家で盛りつけると、いかにうなぎの宮川本店のうなぎでもそれほど見栄えがしません。

それでもさすがにおいしく、全く胃もたれしないどころか、もうひとくしくらい食べられそうな感じでした。
肝吸いも買いまして、栄養満点です、

神楽坂ほおづき市

2009年07月23日 | 日常の道楽
今年も恒例の神楽坂祭りのほおづき市に行って参りました,
相変わらず毘沙門天の善國寺の一画でほおづき市をやっているだけで,後はイベントと出店ばかりです。
イベントはにぎやかですし,出店も神楽坂のような通りの狭いところだと大変です。

帰りに今年も五十鈴のあんみつを買いました。

イタロプロバンスダイニング(ANAインターコンチネンタルホテル東京・港区赤坂1丁目)

2009年07月21日 | 食道楽
ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階にあるイタロプロバンスダイニングでディナーをとりました。
といっても,直前割引ディナーの「ラッキーデイプラン」というもので,1人6500円のお得なコースです。

「弧を描く照明とニューヨークスタイルのインテリアが、洗練された雰囲気を醸すイタロプロバンス ダイニング。気候風土に恵まれた南仏プロバンス地方と北イタリアを結ぶ、肥沃な大地の恵と地中海で育まれた食材を使用し、素材の持ち味を最大限に活かしたお料理をご用意しております。」というキャッチフレーズがホームページに書かれていますが,なかなかおいしい料理でした。キャッチフレーズを裏切らず,素材の持ち味がよく生かされた味というのに感激しました。
最近,洋食を食べに行くと,あまりにも強い味付けで素材の味がわからなくなっているような料理が多い中(素材が悪いのを強い味付けで誤魔化しているともいえます。),イタロプロバンスダイニングは立派です。いい素材を使用しているという自信がなければできない料理です。食べても少しも胃もたれすることはありませんでした。

私は今まで正直なところ,ホテルの中のレストランというのはどうも信用することができず,避けてきたところもあったのですが,ここは見直しました。今度はきちんとしたコースでコースを食べて見たくなりました。

前菜の皿をのせるプレート


以下は料理の数々です。

小前菜


カマスの香草パン粉揚げ モッツァレラチーズとセミドライトマト


海の幸の手打ちスパゲッティ


牛ヒレ肉のグリエ 季節の野菜とマスタードソース


苦味の効いたチョコレートムースとチョコクッキー


コーヒーと小菓子


奇想の王国-だまし絵展(Bunkamuraザ・ミュージアム・渋谷区道玄坂)

2009年07月20日 | 美術道楽
渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムで開催中の奇想の王国 だまし絵展に行きました。
3連休の合間の日曜日に行ったのですが,意外な混雑ぶりに驚きました。

展示の内容は,大まかにいうと3通りに分類されていたように思います。
第1に西洋に昔からあるだまし絵(トロンプルイユ)です。額縁から出てきそうな形の少年や,戸棚がそこにあるかのように思わせる絵画の数々です。特にアルチンボルトの絵が有名です。トロンプルイユのグループの中でも,アメリカン・トロプイユと言われる作品は独立したグループを構成していたようです。
第2に日本のだまし絵です。河鍋暁斎や鈴木其一,歌川国芳の作品等です。こちらは江戸時代の日本画を中心とするもので,第1グループとはだいぶ違います。
第3に20世紀以降の現代芸術です。エッシャーはいかにもだまし絵ですが,ルネ・マグリットの「白紙委任状」や「無謀な企て」はシュール・レアリズムの作品で,「だまし絵」というのとは本質的に異なるような気がしました。第3のグループの中には,さらに現代の芸術も入っており,パトリック・ヒューズの「水の都」などは最初はどうなっているのか本当にわからず,動き回って見てますます作者の術中にはまったり,片目で見ても謎解きができないのであせったりと面白い作品でした。

いろいろ要素の異なる「だまし絵」の集合体でしたが,面白かったです。しかし,美術館内で楽しんでも,美術館を出てしまうと記憶に残る絵があまりなくなってしまうような気もします。

その中で,やはりルネ・マグリットのシュール・レアリズムの作品だけは記憶からなくならず,最も印象に残りました。

文京朝顔ほおづき市(伝通院,源覚寺)

2009年07月19日 | 風流道楽
毎年,恒例の文京朝顔ほおづき市に行きました。
源覚寺(こんにゃくえんま)ではほおづき市を開催しています。風があったので,ほおづきにつけられた風鈴が鳴って,暑い日にちょうどよかったです。


伝通院は朝顔ですが,それほとたくさん売っている訳でもありません。


桜の時期とは違って,あまり大きなお祭りでもありません。
特にイベントを見ることもなく帰りました。

オスタルギー地図

2009年07月18日 | 日常の道楽
年始にベルリンを旅行した時に,フリードリヒ・シュトラーセ駅の近くにあるドゥスマンという本屋兼CDショップで,オスタルギー地図を買いました。1998年に行った時は,昔からの地図がそのままの形で,街角でお土産用に売られていましたが,あまりにも高くて買う気がおきなかったのですが,今回は現在の地名も併記された,割と小さめの地図を,手頃な値段で買うことができました、
オスタルギーとはドイツ語で東を意味するオストとノスタルジーをかけた言葉で,旧東独への郷愁を意味します。

オスタルギー地図はベルリンだけですが,ベルリンの地名も随分と変わったものです。
(旧)マルクス・エンゲルス広場→(現在)シュロス広場
(旧)マルクス・エンゲルス広場駅→(現在)ハッケッシャー・マルクト駅
(旧)レーニン通り→(現在)ラントベルク通り
(旧)ディミトロフ通り→(現在)ダンツィヒ通り
(旧)ヴィルヘルム・ピーク通り(注・旧東ドイツ初代大統領)→(現在)トーア通り
(旧)クレメント・ゴットヴァルト通り(注・元チェコスロバキア大統領)→ベルリーナー通り
(旧)中央駅→(現在)東駅
等々です。

他の都市でも,ドレスデンであれば「ゲオルギー・ディミトロフ橋」は「アウグスト橋」,マイセンであれば「独ソ友好の橋」が「旧市街橋」と名前が変わっているところですし,ケムニッツなどは旧東独時代は「カールマルクスシュタット」などと名前が変えられ,その後,もとの名前に戻っているところです。



新宿中村屋のカレー(新宿区新宿3丁目)

2009年07月17日 | 食道楽
暑いと食欲もわかないことが多く,久しぶりに新宿中村屋のカレーを食べました。
新宿中村屋は階によって食べるもののグレードが変わる構造ですが、昼時だったので2階のルパで普通にカレーを食べました。
カレーバイキングのところは以前に食べて何だか違うなという感じを受けたものですから。

たまにはナンがついていないライスだけのカレーもいいものです。