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フルトヴェングラー&ヴェネズエラ交響楽団、1954年ライヴ盤

2013-02-07 15:13:20 | 歴史的コンサート・ライヴ

 

   フルトヴェングラーが最晩年の1954年3月、ヴェネズエラ交響楽団の招聘を受け南米のオーケストラの指揮台に立った貴重な記録である。写真のLPは「英国フルトヴェングラー協会」の再プレス盤(FURT-101/モノラル)でオリジナル・プレスは1987年だった。コンサートは3月19日と21日に開催されたようだがこのLPジャケットの解説によると初版LPの記録は3月20日となっていたとのことである。LP1枚にヘンデル/「合奏協奏曲Op.6-10」、ブラームス/「交響曲第1番ハ短調Op.68」、R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」の3曲が収められている。コンサートではこの他ワグナーの歌劇「タンホイザー」序曲も演奏されている。音質は決して良好とは云い難いがその歴史的資料価値は高いと思う。「ヴェネズエラ交響楽団」は1930年に首都カラカスに設立されたヴェネズエラで最も歴史あるオーケストラでその演奏水準も高く評価されている。このコンサート・ライヴ録音ではフルトヴェングラーとの息がイマイチの感は否めないが逆にそのスリリングな演奏が面白い。現在では「独Archipel」等から一般にCD化されているようだ。



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