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ウォルフガンフ・サヴァリッシュを偲んで - 「管弦楽名曲集」

2013-03-04 20:27:05 | 管弦楽曲

  先日89歳で亡くなった巨匠ウォルフガング・サヴァリッシュを偲び彼にとってはかなり珍しいレコーディングでもあったオムニバスによる管弦楽曲集レコード(写真)に針をおろした。この録音は日本の「東芝EMI」制作によるもので1987年11月、ミュンヘンのヘルクレス・ザールで行われた。市販の国内盤は翌1988年10月にCDでリリースされている。因みに写真は当時、家電量販店で人気が高かった「第一家庭電器」がレコード・カートリッジ購入者を対象とした景品(非売品)として制作したオリジナルLPである。45回転盤の高音質を追求したレコードでオーディオ・マニアを中心に人気があった。写真はそのPART-1である。

 収録作品はスッペ/喜歌劇「軽騎兵」序曲、エロール/歌劇「ザンパ」序曲、スメタナ/歌劇「売られた花嫁」序曲、スッペ/喜歌劇「詩人と農夫」序曲、オフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」序曲、ヴォルフ=フェラーリ/歌劇「マドンナの宝石」から「間奏曲」、ベルリオーズ/「ラコッツィ行進曲」、シャブリエ/狂詩曲「スペイン」、以上8曲が贅沢に2枚のLPに収められている。管弦楽は当時、音楽総監督を務めていた「バイエルン国立歌劇場管弦楽団」でまさに息の合った名人芸を聴かせている。またPART-2も2枚組みLPで同シリーズでリリースされた。(グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲ほか全6曲) ジャケットのサインは1995年来日時のもの。