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カラヤン、ベルリン・フィル - 「ドイツ序曲集」(1960年英コロムビア録音)

2012-04-15 12:57:51 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

 久しぶりにカラヤンが1960年にベルリン・フィルと「英コロムビア」にステレオ録音した「ドイツ序曲集」のLPに針をおろした。カラヤンの指揮はこのような小品集の演奏もそつがない。写真は1980年ごろに「デジタル・リマスター化」された「米EMIAngel」盤(AE34429)だが初出の「英コロムビア盤」のジャケットはカラヤンが1959年7月、「ロサンゼルス・フィル」客演した際のリハーサルのスナップだったと思う。(SAX2439)

 レコードにはウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲、ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲・歌劇「ローエングリーン」第1幕前奏曲、ニコライ「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲、メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」序曲は収められいる。このうちニコライの作品はこの録音が唯一の公式録音である。

 因みにこの録音はデータによると1960年9月16日から20日かけてベルリンの「グリュンネバルト教会」で行われたがその翌日には「フィルハーモニア管弦楽団」と「キングズウェイ・ホール」(ロンドン)で例の「プロムナード・コンサート」と銘打ったアルバムを録音している。この時期のカラヤンがいかに過密なスケジュールで飛びまわっていたことがよくわかる。