昨日に続き今日はオーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団の「コロムビア・マスターワークスLP」からチャイコフスキー「交響曲第5番ホ短調作品64」を取り上げてみたい。オーマンディは近代オーケストラのサウンドを極限まで華麗に導くことを理想にした指揮者だった。それは「黄金のフィラデルフィア・サウンド」と称えれた所以からも頷ける。チャイコフスキーの特に後期交響曲は彼の得意のレパートリーでもありSPレコード時代からレコーディングに取り組んでいた。
写真の「第5番」モノラルLPレコードは2回目のものでに昨日の「幻想交響曲」と同じ1950年にレコーディングされた。ちなみに彼が51歳のときの録音で演奏にも若さがみなぎっている。そしてこの国内初出盤ジャケット・デザインもなかなか洒落たもので大変気に入っている。(日本コロムビア/WL5028)