教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

アートとビジネスを結び付けることが資本主義を超えることに

2010-11-14 17:03:37 | 教育政策
ポピュラー音楽と資本主義
毛利 嘉孝
せりか書房


☆著者の本書を書く動機は、

昨今の新自由主義的なイデオロギーの浸透のなかで、マルクス主義も批判理論も世の中から消えてしまって、ポピュラー音楽があたかも自由な自己表現の手段であると素朴に信じられている傾向が強まっているようです。だからこそあらためてポピュラー音楽と資本主義について考える必要があると思ったのです。

☆しかし、これはどうも後付け的だ。

☆著者自身、そうは思っていないはず。クラシックであろうとポップであろうと、ロックであろうと、生きる限るにおいて、何らかの社会的拘束力や制約などの負荷があるのは当然だからである。

☆音楽であろうと、彫刻であろうと、絵画であろうと

☆アニメであろうと、ゲームであろうと、

☆その背景に何があるのかを読むのは、個々人の認識の基準の問題。

☆マルクス的に読もうと、批判理論的に読もうと、ビジネス的に読もうとそれはそれでよい。

☆音楽もメディアである以上、使い方は様々なのだから。

☆ただ、重要なことは、そのメディアが新しいものを生み出す可能性があるのかどうかだ。

☆新しい使い方として一回性があるかどうかが重要である。

☆それがなければ、マーケットで売れるかどうかで十分である。

☆そういう意味では、本書を読んで新しいものを生み出す可能性があるかどうか

☆その判断は難しい。

☆ただ、イギリスのファインアートとロックが結びついて、ポピュラー音楽と

☆芸術性の高い音楽の両義性のある創作物を生み出しているという着想が、

☆読みようによってはうまれてくるのではないだろうか。

☆ビジネスとアートの交差は、日本にいたのではピンとこないはずだという確認が

☆できたし、このアートの部分を教育と変えても同じことだと気づいたことは、

☆読んでよかったと思う。

18歳の成田達輝さん ロン・ティボー国際コンクールで2位!

2010-11-14 08:16:27 | 文化・芸術
☆時事通信 11月14日(日)5時36分配信 によると、

若手音楽家の登竜門として知られるロン・ティボー国際音楽コンクールのバイオリン部門最終選考会が13日、パリで行われ、桐朋女子高等学校音楽科(共学)3年の成田達輝さん(18)=札幌市出身=が2位に入った。優勝はフランスのソレンヌ・パイダシさん(25)。☆おめでとうございます。

☆18歳という力を

☆わたしたちは頼もしく思わねばならない。

☆少子高齢化。

☆私たち高齢者は、若い人たちの力を

☆適切に理解し、尊重することが大事な時代。

☆マスメディアも、エンターテイメント以外で

☆18歳から24歳ぐらいまでの若者をたくさん登場させる必要が

☆あるのかもしれない。