教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

オタクはシャレかオシャレか?世界を拓く可能性

2010-09-18 10:28:06 | 
日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス)
クリエーター情報なし
日本放送出版協会


☆村上隆氏が、現代思想されているのがおもしろい。

☆氏の作品の大きな特徴の1つは<かわいい>。

☆<かわいい>はシャレなのかオシャレなのか。

☆その両義性は、本質と上辺という二元論ではない。

☆本質と本質であり、上辺と上辺でもある。

☆上辺と本質であるかもしれない。

☆そもそも関係ないかもしれない。

☆そこにクール・ジャパノロジーの社会関係を切断する

☆超然とする<かわいい>戦略がある。

☆社会関係を切断するから、ひきこもりもでてくるが、

☆そこだけを捉えること自体、矮小化された因果関係を

☆押し付ける。この抑圧主義的フロイトのビジョンをどう解体するか。

☆クール・ジャパノロジーのまだ気づかれていないエネルギーは、

☆欧米の歴史的文脈すら相対化するパワー。

☆それはクール・ジャパノロジーを分析・根拠づける社会学的考察ではなく、

☆アニメやコンテンポラリーアートやポップカルチャーそのもののパワー。

☆このパワーはいかにマネタイズするのか。

☆そこに終始話題が立ち戻るのが、実に学問的だ。

☆学する時間をできるだけ得ながら、生きる糧を

☆持続可能な状態にできる市場をいかにして形成していけるのか。

☆カントもヘーゲルも、モーツアルトもベートーベンも

☆それがいつも問題だった。

☆もちろんマックス・ウェーバーも。

☆学としての市場形成について語らない日本の教育は

☆すでにそこが問題なのである。

村上隆個展「MURAKAMI VERSAILLES」始まる

2010-09-18 02:51:58 | 文化・芸術
☆フランス・パリ郊外のヴェルサイユ宮殿で、村上隆氏の個展「MURAKAMI VERSAILLES」が14日(現地時間)から始まっている。

エキサイトイズムで、その模様を見ることができる

☆すごい。時を超え、空間を超え、座敷わらしが、ベルサイユ宮殿に出没したという感じ。

☆写真だからなのかもしれないが、違和感なくベルサイユの空間に出現している。

☆空間のど真ん中にあるオブジェでも、目立たないが、よく見ると、たしかに日本のアニメがそこにある。

☆もちろん、壁際にも配置されている。

☆しかし、それらは、作品と言うよりも、

☆背後霊や座敷わらし、あるいは妖怪のように、

☆観光客とともにいる。

☆この共にいるという不可視な雰囲気を

☆可視化している。だから見れども見えないのだ。

☆クール・ジャパノロジーの極致のクリエイティビティ。

☆いかなる反対者も訪れて見よ。

☆なんと見えないから。

☆12月12日まで催されている。