教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

10月センター模試志望者動向(9)女子御三家の影響

2006-11-05 21:23:11 | 学校選択
◆女子御三家は合わせて89人、昨年に比べて減っている。今年の女子受験生は少し慎重になっているのか、他の女子校があまりに教育条件を整えてきているのかはよくわからない。しかし隔年現象ではなくなってくるかもしれない。

◆とにかく女子校は、新校舎のみならず家具なども北欧のものを使ったりして、コミュニケーションスペースを充実している。東大にこだわらなければ、早稲田大学・慶応大学・上智大学・ICU、地方の国立の医学部などは、かなり期待の出来るところが増えている。

◆明るく、楽しく、6年間を燃焼して、上記の大学に入れるならば、もはや御三家に熱狂する必要はない。学習院女子、日本女子、東京女学館、富士見、大妻、江戸川女子、香蘭、東洋英和、恵泉などが合わせて80人前後増えている。選択が多様になっているのかもしれない。

10月センター模試志望者動向(8)駒場東邦の影響

2006-11-05 21:07:47 | 学校選択
◆駒場東邦は、前年対比106.8%。しかし、前月対比89.6%で40人マイナス。10月から11月にかけて併願戦略を変更し、より現実的に学校選択がなされているのだろう。

◆サレジオ学院、獨協、日本大学豊山男子などそれぞれ前月に比べ増えているのは、そういうことだ。

◆あるいは武蔵にシフトしている受験生もいるだろう。駒場東邦の平均偏差値は62、武蔵は58.6。武蔵の御三家のポジショニングは、もしかしたら変わるかもしれない。

10月センター模試志望者動向(7)八雲と横浜女学院

2006-11-05 20:44:48 | 学校選択
◆2月1日に午後入試を行う八雲学園と横浜女子学院は、志望者数前年対比、前月対比、平均偏差値前年対比、先月対比すべて増加傾向。

◆2月1日の東京の女子校の午後入試は八雲に、横浜の女子校の午後入試は横浜女子学院に集中するということか。

◆両校とも6年後に飛躍する期待が大きい女子校。募集人数が増え、かつ平均偏差値も上がるというのは、期待通りになることを意味しているのではないか。

10月センター模試志望者動向(6)法政大学中学高等学校

2006-11-05 16:52:29 | 学校選択
◆2月1日に入試を行う新共学校「法政大学中学高等学校」は、志望者数前年対比、前月対比、平均偏差値前年対比、先月対比すべて増加傾向。

◆新校舎かつ校地移転、共学校、校名変更。人気が出る条件がそろっている。女子も昨年データはないが、前月対比は堅調。

◆どのような学校になるのか今から楽しみである。

10月センター模試志望者動向(5)桐蔭男子部&女子部

2006-11-05 16:44:16 | 学びの時空
◆2月1日に入試を行う「桐蔭」男子部と女子部は、両校とも志望者数前年対比、前月対比、平均偏差値前年対比、先月対比すべて増加傾向。

◆中学入学時の偏差値を考慮すると、大学合格実績が圧倒的によいし、それを支える授業の記事が読売ウィークリー2006年8月13日号に掲載された。

◆マスコミにおいて、中高一貫教育の話題がでると、必ずといってよいぐらい桐蔭の名前が出る。将来の投資効果を計算する保護者が選ぶ学校。経済優先社会にあって、今後人気が上昇するだろう。

10月センター模試志望者動向(4)かえつ有明

2006-11-05 16:23:19 | 学校選択
◆2月1日に入試を行う共学校「かえつ有明」は、志望者数前年対比、前月対比、平均偏差値前年対比、先月対比すべて増加傾向。

◆今春新校舎移転、校名変更、カリキュラムの大改革を実行し、226名も生徒が集まった。その人気は持続している。

◆現在学内では、大学進学実績を飛躍させるべく、さらにシラバスを改善していると聞く、生徒募集の持続可能性のために、どんどんステージアップしているようだ。

◆知性派と情熱派、統合派が大激論を交わしているようだ。しかし、これがかえつ有明の教育エネルギーになっている。議論こそ学級雰囲気を活性化する格好のケースである。

10月センター模試志望者動向(3)和洋国府台女子

2006-11-05 15:50:49 | 学校選択
◆1月中に入試を行う女子校で、志望者数前年対比、前月対比、平均偏差値前年対比、先月対比すべて増加傾向なのは、「和洋国府台女子」。

◆中3で邦楽を学ぶ一方でブリッティッシュヒルズで英国研修。学校名の由来である和魂洋才をプログラムに浸透させている。

◆ドラマでも活用されたことがある洋風のロケーション。しかし、その中には日本家屋「春風亭」があり日本庭園が広がっている。やはり和魂洋才。

◆明るく快活な雰囲気の生徒の様子。一方で琴や茶道など礼の道も極める。ビジョンが明らかで一貫している。国際社会で日本の女性として活躍できる感性とスキルを学ぶことができる。

◆1月中の入試ということもあるし、広く受験生を集めることができる地理的条件と、上記の教育の条件がうまく重なって、人気を集めているのではないか。