教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

ローザ・パークス氏、スモーリー教授の死の意味

2005-10-29 17:39:30 | グローバリゼーション
24日公民権の母、ローザ・パークス氏が死去
28日ノーベル化学賞のスモーリー教授が死去

ローザ・パークス氏のシンプルで威厳の
ある態度

スモーリー教授が発見したシンプルな
フラーレンの構造

この両氏の功績には共通点があるのは
言うまでもない。

常識を覆したこと。
発想の転換で終わらない、イメージを改めたこと
が重要である。

シンプルな力のすごさ。

それが
多くの人々に働きかける
多くの機能をもった素材となる。

「多くの」これがキーワード。
「多くつながる」というほうがよいか。

シンプルな多様な構造。
フラクタルだ。
カオスだ。

次元が刻々と新しくなる。
シンプルであるがゆえに。

ロサンゼルスのMOCAに見る未来

2005-10-29 16:51:11 | 学習ツアー
ロサンゼルスのダウンタウン
2箇所にMOCA(The Museum Of Contemporary Art)
がある。もう1つはハリウッドエリアにあるらしい。

私が訪れたのはリトルTOKYOの近くにある
THE GEFFEN CONTEMPORARY AT MOCA。

村上隆のけばけばしいキノコのフィギュア群が
美術館のセンターを大きく占めていた。

作品そのものよりも、作品が配置された
美術館の空間そのものが作品になっていた。

すべてが、発想の転換、日常の破壊的な創造性
といったテーマなのだろうが、
こんな言い方ではあまりに陳腐。

何が新しいのだろう。
発想をひっくり返すだけでは
もはやアーティストも観察者も
飽きてしまっている。

私が訪れたときには、
High School Apprenticeship Program
が実施されていたのだろう。

5、6組に分かれて、
空間を探索。
チームごとに1人の
アドバイザーがついている。

まずは見て、それからディスカッションだ。
この姿が1つのデザイン。

彼らが1人ひとり異なる反応をする。
その反応の言動がこのミュージアムに刻まれる。

それにしても、発想の転換後の発想とは
何だろう。

青少年たちは、とにかく話すのが好きだ。
そこに全てのヒントがある。
まずはワイワイがやがやあるのみ。
ここをよくみよう。そこに大きなヒントがある。

未来はもうそこまでやってきている。