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この曲この一枚 その19 タリアヴィーニの魅力(いくつかのアルバムから)

2011年02月03日 | この曲この一枚
  

タリアヴィーニ(1913~1995年)はイタリアの名テノール歌手という陳腐な表現よりも、「日本で最も愛された類い稀なる美声の持ち主」という言葉がぴったりと当てはまる歌い手だった。
歌の上手い下手などはどうでもよく、甘く人の心の中に忍び込んでくる歌声に酔いしれてしまうという、全く他に類が無い存在だったと言いたい。
オペラ・アリア集のアルバムの中では、歌劇「愛の妙薬」(ドニゼッティ)の有名なアリア「人知れぬ涙」がとにかく素晴らしい。
彼の十八番と言っても良いもので、何度聴いても聴き惚れてしまうこと請け合い。
歌劇「ボエーム」はプッチーニの最高傑作というよりも、あらゆるオペラの中で最も好きな作品と言っても良いもので、彼がロドルフォを歌っているCDが残されているのも嬉しい。
愛する名歌手タリアヴィーニは、「この曲この一枚」の中にどうしても残したい忘れ難い歌手の一人。
・フェルッチョ・タリアヴィーニ<T>「「オペラ・アリア&ナポリ民謡集」<RCA>
・サンティーニ指揮、トリノイタリア放送管弦楽団、カルテリ<S>、タリアヴィーニ<T>、タッデイ<Br> <CETRA>
とっておきの名盤 その148 プッチーニ 歌劇「ボエーム」

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