クラシック 名盤探訪

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とっておきの名盤 その113 ピアノ協奏曲第一番ニ短調 作品15

2008年01月16日 | とっておきの名盤「協奏曲」
好きな曲だけに、数少ないとっておきの名盤の中にどうしても落とせない演奏が複数枚入いってしまう。
ゼルキンとセル、この硬派の二人が演奏する若きブラームスの手になる第一番の盤もその一つ。
第一楽章など、その情熱的な出だしから一気に弾き抜けるゼルキンのピアノ、それをしっかりと支えるセルの棒がまことに印象的。
ゼルキンは多くのレパートリーの中でも、この曲を最も得意としており、これはその4回目の録音(1968年)となるもの。
気持ちが落ち込んでいる時など、この曲を耳にすると、元気印のカンフル剤が注入されるみたいで、いつの間にか晴れやかな気持ちになっている自分に気が付く。
この廉価版のジャケットが、オリジナルのものと違うのが残念だが、是非手元に置いておきたい一枚であることは間違いない。
この曲のベスト・ファイブをあげると、
・ウラジミール・アシュケナージ、ベルナルト・ハイティンク指揮、アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団 <LONDON>
・エミール・ギレリス、オイゲン・ヨッフム指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 <Grammophon>
・ルドルフ・ゼルキン、ジョージ・セル指揮、クリーブランド管弦楽団 <CBS>
・ブルーノ・レオナルド・ゲルバー、フランツ=パウル・デッカー指揮 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団 <SERAPHIM>
・エレーヌ・グリモー、クルト・ザンテルリンク指揮、ベルリンシュターツカペレ <ERATO>

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