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初夏の向島百花園を訪ねて

2012年08月07日 | ウォーキング
コース順路:コース満足度★★★6月13日
京成押上線京成曳舟駅 → 露伴児童公園 → 蓮花寺 → 向島百花園 → 白髭神社 → 東武伊勢崎線東向島駅

幸田露伴が明治41年から暮らした住宅(蝸牛庵)跡が、今は露伴児童公園となっていて、彼の代表作の一つ「運命」の冒頭が彫られている文学碑が置かれている。
「・・・世おのづから数というもの有りや。有りといへば有るが如く、無しと為せば無きにも似たり。洪水天に滔るも、禹の功これを治め、大旱地を焦せども、湯の徳これを済えば、数有るが如くにして、而も数無きが如し。・・・」
蓮花寺は寺島大師とも呼ばれ、川崎大師平間寺、西新井大師総持寺とともに江戸三大師の一つと言われている。
見てみたいものだが、本尊は空海自筆の弘法大師画像という。
この寺の由緒を紐解いてみると、「・・・鎌倉幕府第5代執権時頼が、兄の武蔵守経時追福のために、1246年に鎌倉佐介谷に創建した蓮華寺を、経時の子頼助が当地へ遷した・・・」と記されている。
 

お目当ての史跡名勝「向島百花園」に到着する。
約200年前の文化・文政時代、骨とう商を営んでいた佐原鞠塢によって創設され、多くの文人墨客が常連客として訪れ、庭造りにも江戸庶民の趣向がこらされたという。
その後、11代将軍家斉、昭和天皇、伊藤博文や乃木将軍など多くの人々が訪れたというから、とても魅力的な庭であることに間違いはない。
約360本の梅、ミヤギノハギ、筑波のススキなど、万葉集を代表とする古典に詠まれている有名な植物を集め、四季を通じて花が咲くようになっているのが嬉しい。
「百花園」の名称は、「梅は百花に魁けて咲く」または「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたという。
庭からスカイツリーが眺められるのも、新しい趣向かもしれない。
   

白髭神社は、天暦5年(951)に、慈覚大師が白髭大明神の分霊を祀ったのが始まりというから歴史はかなり古い。
祭神は猿田彦命だが、道案内の神、お客様を案内してくれる神として有名で、商売繁盛を祈願する人々が絶え間なく訪れるらしい。
 

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