毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

佐原・潮来

2009年01月16日 11時34分13秒 | 観光
 銚子滞在およそ3時間。潮来目ざして13時15分発のJR成田線に飛び乗る。途中、香取か佐原でJR鹿島線に乗り換えがあるのだけれど、何もない香取よりは佐原の方がいいでしょ、と。佐原で45分間の待ち合わせ。


 佐原は晴れていた。
 プリオシン海岸を走ったジョバンニのように、なんだか45分間の間に江戸時代まで200年をタイムスリップしたような感じ。

 潮来は曇っていた。銚子は雨まで降って「喜びの島」どころじゃなかったので、意地でも「美しい夕暮れ」を聴いてやる。そうしたらね、潮来も雨降ってきた。おかしい。徹底的な晴れ男だったのに。雨宿りにスーパーに入る。よし。雨がやんだら土手に腰掛けてウォークマン聴いてやろうじゃないか。ここまで来てすごすご帰るなんて。
 スーパーでビールとつぶ貝のお寿司を買う。外に出たら雨がやんでいた。
 スーパーのビニール袋をしいて、川沿いのコンクリに坐ってビールを飲む。っ寒い。
 尻が凍る。手がかじかむ。唇が震える。なんだ? これはなんかの罰か? おれはキリスト教鞭身派か?


 我が身をむち打つような苦行を天が嘉したのか、晴れた。
 どうしても晴れて欲しいときにはぼくを叩きたまえ、と人間てるてる坊主全国行脚の旅に出ようかとも一瞬考えた。


 またいいタイミングで夕方なのに船が出た。
 さ、ここだ、ここでドビュッシーだ。
  Lorsque au soleil couchant les rivieres sont roses
 おいおい、まさにぴったりじゃん。
 夕日は出たものの生命を危うくする寒さはいっこうに改善しない。お尻が凍った。今のぼくならケツパンチで熊と戦えそうだ。熊よ、来い。北利根川で勝負だ。

 結局ぶるぶる震えながら、この場をあとに。鹿島線で香取、香取から成田線で成田、成田から久里浜行きの電車に乗って東京へ戻りました。結局285kmの鉄道旅。ま、こんなもんかな。次回開催時快晴希望。
コメント
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