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ドメーヌ・バルディ・ダルキエの初来日を控えて

2023-12-22 18:10:59 | ブログ

2023年もあと1週間。毎年(どころか毎月?)言ってしまいますが、本当に月日が経つのは早いです今年は、やっとコロナ禍前に戻った感があり、世間でも多くのイベントが実施されました

 

エスポア的にもいくつかのイベントが復活しましたが、新年早々また大きなイベントがあります本来なら、毎年1月に開催されるニューイヤー・コンベンション(加盟店様の集会、懇親会、試飲・試食会)。今回は、2020年1月以来、4年ぶりの開催となります。そしてそれに伴い、4年ぶりにフランスの造り手も来日します

 

南仏ラングドック地方フォジェール地区、ドメーヌ・バルディ・ダルキエのチボーさんとソフィーさんご夫妻

前オーナーのジャン=ミッシェルさんが2018年に引退し、ワイナリーを引き継ぎました。

お2人はもともと大のワイン愛好家ではありましたが、ワインとは全く違った銀行関係の仕事をしていました。オフィスでの仕事ではなく、自然と触れ合いながら働きたいと思い、フランス中のワイナリーを探していたところ、ジャン=ミッシェルさんとの良い出会いがありました話し合いの結果、お互いに合意し、念願のワイン造りをスタートワイン造りは初心者だった彼らにとって、少なくとも3ヴィンテージはジャン=ミッシェルさんが彼らをサポートするという形でスタートが切れたことも幸いでした。

 

さて、チボーさんとソフィーさんには、日本語を2年間勉強された娘のエリザベスさんがいらっしゃいます。エリザベスさんは日本語が大好きで、いつか日本で働く夢も持たれていますそして、そんな娘さんを持つお2人も、日本にはとても興味を持ってくださっているご様子。初めての来日をかなり楽しみにされています。

 

来日後1週間は、各地の加盟店様を訪問し、ワイン会が開催されます。それだけでも結構な移動距離になるのですが、お2人は、その後さらに1週間、滞在を延長されて、“日本発見”のプライベート旅行をされる予定です日本らしい場所を好んで選ばれ、泊まるのはホテルというより旅館。ご自分で作成されたいわゆる「旅のしおり」を見せていただいたのですが、まぁよく調べられていること本当に日本に来られるのを楽しみにしてくださっているのが伝わります。寒い時期ですが、前半は、彼らのワインを囲んで、加盟店様やそのお客様との出会いを是非楽しんでいただき、後半は、冬ならではの“The 日本”を満喫していただきたいものです

 

最後に、肝心のドメーヌ・バルディ・ダルキエのワインの話も少し。。

「レ・バスティード」は、ジャン=ミッシェルさんの時代、「神の雫」に掲載され、“南仏のロマネコンティ”と称されたワインです。現在日本に入って来ている2020年ヴィンテージは、熟したチェリーのアロマを持ち、タンニンはやや控えめで、調和が取れたワインとなっています。

 

限られたヴィンテージのみ生産される「レ・グランド・バスティード」。2016年ヴィンテージは、世界的に有名な3つ星レストラン「ジョエル・ロブション」が全量買い取ったそうで、日本への輸入は残念ながら叶いませんでした。日本へは、2012年ヴィンテージ以来となる2017年ヴィンテージが現在入って来ています(「ジョエル・ロブションセレクション」のマーク入り)。2012年に比べると、よりフレッシュさを増しています。

 

そして、ワイナリーの自信作であり、個人的にも好みだったのは、「レ・ヴィーニュ・デュ・ピュイ」2022年ヴィンテージ。初めて無清澄、無ろ過でビン詰めされました。とてもピュアで、果実味豊かで丸みがあって、素直に美味しい!と思いました。クラシックなイメージの2021年ヴィンテージとの比較も面白いと思います。

 

とりとめなくドメーヌ・バルディ・ダルキエについて書いてしまいましたが、こちらのブログでも、今年1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします

(I.Y)


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