ESPOA blog

写真付きで日記や趣味をいろいろなメンバーが書きます。

がんばろう球磨!

2020-07-27 14:06:12 | ブログ

 今年もまた大雨による災害が全国各地で起きてしまいました。被害に遭われた方々、地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。中でも甚大な被害を受けた熊本県球磨地方はご承知のように球磨焼酎の故郷です。球磨地方は四方を山で囲まれた盆地になっていて秘境といわれるほどです。その底辺を東から西に球磨川が流れ、全28蔵元がその球磨川沿いに点在しています。球磨川沿いは豊富な水量と盆地特有の激しい寒暖差でこの地に有数の米処を作り上げました。それらが歴史的な背景と絡み、数百年もの伝統を持つ米を原料にした「球磨焼酎」を育んでいるのです。

また、球磨焼酎は伝統的に地中に埋めた甕壺やコンクリート槽で仕込みや貯蔵している蔵が多く、浸水の被害に遭うと貯蔵中の原酒が壊滅状態になってしまいます。球磨焼酎の蔵元にとって浸水被害は死活問題といえます。

7月4日、球磨川は一夜のうちに氾濫しました。球磨焼酎の数蔵が床上浸水、床下浸水など大小の被害に遭いました。中でも人吉市、球磨村には、壊滅的な被害となってしまった蔵元があります。コロナ下にあって災害ボランティアもままならない中、球磨焼酎の蔵元がそれぞれ協力し合いながら一丸となり復旧へ向けた作業を頑張っています。

弊社の球磨焼酎取引先は那須酒造場「球磨の泉」さんと木下醸造所「文蔵」さんの2蔵ありますが、両蔵ともに連絡が取れて被害の無かったことを確認するまでは大変心配しました。4日のうちには連絡が取れたのですが、目の前まで水が迫ってきたそうです。両蔵とも比較的上流の奥球磨に位置し、川から少し離れているので助かったそうです。しかしその後も連絡を取ると、被害に遭った親類や仲間の復旧を手伝う毎日だとのことでした。

蔵訪問された方はご承知だと思いますが、那須さんご家族も木下さんご家族も真面目を絵に描いたような方たちで、球磨地方の気質なのだと感じました。そんな球磨地方の方々、そして球磨焼酎蔵元が一致団結して復興することを信じています。(O.K.)


新商品

2020-07-27 09:00:26 | ブログ

コロナ、コロナで始まった2020年も気が付けばもう8月。コロナに関係なく、いろいろなワイナリーから新アイテムが登場しています。

どこかで見たことがあるポーズですが、有名アニメをモチーフにしたラベルです。造り手がアルザス地方の「エリック・カム」なので、カムカメハー??ラベルは遊びごごろ満載ですが、味わいはしっかりしています。スモモのような香り。上品な味わい。飽きがこないロゼ発泡酒です。合う料理のイメージは、卵!飲んだ瞬間にオムレツが食べたくなりました。

このラベルも遊びごごろ満載。ロワール地方のブレンダン・トラセイが造ったワインです。昔懐かしいハリウッド映画「荒野の用心棒」をモチーフ。とても色合いが淡いので、ロゼと言ってもいいくらいの赤ワイン。とても軽くてフルーティー。夏場に最適です。

南フランス・ミレーヌ・ブリュが造った白ワイン。でも使われているブドウは黒ブドウばかりなので、ブラン・ド・ノワールです。味わいはとてもしっかりとしています。厚みがあって、がっしりとしていて、それでいてすいすい飲めてしまう。ミレーヌの真骨頂です。

最後は、南フランス。バルディ・アルキエのロゼです。ジャン=ミッシェルが引き継ぎをしている中で、いろいろなワインを新しいイメージにするかどうか決めている途中なのだと思います。このロゼはしっかりとした味わいのロゼです。ここ最近のアルキエ・ロゼもしっかりとした感じだったので、同じ路線を踏襲した感じです。(H.M)