ESPOA blog

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カヌレ+赤ワイン

2015-12-16 11:32:07 | ブログ

この可愛らしいカヌレを見てください

フランス・ボルドー地方の伝統菓子カヌレが、和の素材を加えて日本風にアレンジされています。味わいは、ボルドー定番のものに加えて、ほうじ茶キャラメル、抹茶ピスタチオ、柚子など様々。大阪の「カヌレ ドゥ ジャポン ドゥドゥ」というお店のものです。

 

カヌレと言えばボルドー発祥、ということはご存知の方も多いと思います。でも、なぜボルドーなのかというと、ワイン生産が盛んなボルドーならではの理由があるそうです。

ワインの醸造過程の1つに、コラージュ(清澄)という澱を取り除く作業があります。その際に使用されたのは卵白。そこで大量に余った卵黄を有効利用できないか?と考え出されたお菓子がカヌレだったというわけです

ワインありきのカヌレとは、面白いですね

 

そんなカヌレに私が目覚めた(?)のは、今年の春のことでした。

京都の、その名も「カヌレ」というお店のカヌレを知ったのがきっかけです。それまでは、特に注目することも、好んで食べることもなかったのですが、ここのカヌレをおすすめされて食べてみたところ、カヌレって美味しいものだったんだ・・・と目からうろこ外側はカリカリ、中はもっちり、そしてほんのりラム酒の香り

 

その後、5月にワイナリー訪問ツアーで初めてボルドーを訪れたときも、空き時間にもちろん本場のカヌレを買ってみました

 

奥にカヌレがあるのが見えるでしょうか?ボルドーのワイナリー、シャトー・ヴィニョルでも、テイスティングのおつまみとして出てきました

 

カヌレは、ボルドーの甘口白ワインとよく合うそうです。今回、せっかくだから自宅でもワインと合わせてみたい!というわけで、甘口白ワインはなかったので、家にあったボルドーの赤ワインと一緒にいただいてみました

赤ワインも悪くない・・・ただし、こちらのカヌレはそれぞれ個性があるので、和テイストのカヌレより、やはり定番のものやドライフルーツが乗ったカヌレとの方が合っていた気がします。和テイストのカヌレには、やはり日本茶が1番なのでしょう

 

さて、この赤ワインの造り手、シャトー・ラ・ラズ・カマンの現当主、カールさんとラファエルさんご兄弟が来月初来日されます。私は世代交代前のラズ・カマンを知りませんが、今年現地を訪問した際、エスポアの直輸入ワインの中で、今最も勢いのあるワイナリーの1つだと感じました。どんなお話が聞けるのか、日本についてどんな印象を持ってもらえるのか楽しみです。

(I.Y)