明治27(1894)年から昭和30(1955)年まで蒲生郡に存在していた東桜谷村の村役場として昭和11(1936)年に建設されたもの。 竣工年以外の建物データが無いので詳しい事は分かりませんが、近隣5村と共に日野町と合併してからは役場の支所か、それに準ずる公的な施設として使われていたのではないかと思います。 訪問時は扉には鍵が掛かり人の気配は無し、半ば放置された建物のようにも見えました。 滋賀県日野町中之郷 10年09月中旬
※11年06月追記 訪問直後に内部の一般公開がありその後解体されたようです(未確認)。
北東側から。 塀の一部が崩され敷地内に放置されている様は、さながら廃墟物件の匂い。
この塀や玄関扉の窓の桟など、細部に洒落たデザインを施していて設計レベルは低くなさそう。
「蒲生郡東櫻谷村役場」のプレートが鈍く光る。 対になる側は「東櫻谷村各種團体事務所」と刻まれています。
窓の上のマークは村章でしょうか。
腰部分などに貼られたタイルはスクラッチタイルではなくて焼き豆腐の表面のような風合いのもの。
持ち送りにサクラの花びら・・・
滋賀県内の役場や公民館など、公共施設の屋根にはこのようなサイレン(?)が載っているのを良く見ます。
横の窓から。 腰板が高い位置まで貼られた部屋。
隣りの部屋は雑然とした様子。
後ろに平屋の建物が接続。
裏手から敷地全体を望む。 同じ屋根瓦が並び、建物に一体感を生んでいます。
さようなら。 もうこの建物に会いに行く事はないでしょう。
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