菊池捍邸

2010-10-03 18:39:49 | きた東北 (青森・秋田・岩手)



 宮沢賢治(1896~1933)の寓話『黒ぶだう』に出てくるベチュラ公爵の別荘のモデルになったといわれる住宅(大正15年築 1926)。 家主の菊池氏は札幌農学校の助教授や長野・岩手・山形の各県で農業試験場の場長を歴任し、新渡戸稲造や後藤新平との交流から日本の農業の近代化と台湾の産業の確立に貢献したと伝わる人物。 建設当時は明治製糖の十勝清水工場長だったという氏はそれまで歴任した仕事の流れから北海道開拓の中で培われた北米・コロニアル様式の洋風建築を導入し、東京の設計士に依頼して建てたのがこの住宅だったそうです。 昭和の初めには秩父宮の花巻行啓時の宿泊所になったともいわれ、こげ茶の下見板に薄いピンクの縁取り、主/副2つの玄関や2階の窓の手摺りなどが印象的な建物ですが、保存問題があるようで今後の状況が気になる建物の一つです。  岩手県花巻市御田屋町  08年08月中旬

 ※参考 『岩手県の近代和風建築』  2007


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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-10-04 10:23:17
1949年 - 台湾新竹県竹東鎮 竹東駅

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瀬戸際(音戸)。分岐点。安否 (ランナ)
2013-04-21 19:05:16
こんばんは。さて、西洋造りの家がありました。そして玄関にはレストラン「WILDCATHOUSE」という札がでていました。玄関は白い「瀬戸」の煉瓦で組んで実に立派なもんです。そこに金文字で「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」「ことに肥ったお方や若いお方は大歓迎いたします」、ずんずん廊下を進んで行きますと~「☆☆はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。」「お客さまがた、ここで髪をきちんとして、それからはきものの泥を落としてください。」と書いてありました。ということで、瀬戸ひとつでも「温度」差があります。そして、常に髪を綺麗に靴の泥を落としてとはいきません。個人的にいつもすいません。「作」は我々が文章をどのように読んでいるか、自分に都合よく読んでしまっていないか、そういうことも問いかけてくる。ところで、「てんてこ舞い」お疲れさまでした。因みに昨夜の「☆しはら」(サッシー)の答案は「福岡と東京を往復して、てんてこまいです。」でした。お台場TV の「め茶の水女子校AkB48センター試験」より。
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ウワベだけのワタクシ。 (es)
2013-04-24 19:24:40
ランナさん、こんばんは。
『☆☆の多い料理店』は小学校の低学年の頃に確か国語の教科書で読みました。
短編ながらもインパクトがとても強い作品で、最後に飼い犬(猟犬)が助けに来た時はホッとしたのを覚えています。
それから何年かしてアニメ映画の『銀河鉄道の夜』(猫)を見てからは「宮沢賢治」という名前を意識し、
家の書棚にあった彼の作品を何作か読みましたが、『銀河鉄道の夜』は未完成の作品で後半は内容を理解するのが難しかったですね。
この記事で紹介した『黒ぶだう』は読んだ事が無いので今後の宿題と思っています。

「てんてこまい」とか「曖昧模糊」とか「四面楚歌」という言葉の響きが好きで
まさに最近がそういう状態でしたので「てんてこまい」というタイトルを付けてしまいました。
特に深い意味もありませんので適当に聞き流して下されば結構ですよ。。
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