創業大正7(1918)年の老舗酒造メーカーの事務所兼店舗として昭和6(1931)年に竣工。 立派な洋風建築に見えますが、裏から見ると実は和風になっている看板建築のようです。
ここの目印になっているのは「ウメビジンホン店」という文字が白タイル貼りされたレンガ煙突(高さ23メートル)。 昭和3(1928)年に昭和天皇の御大典記念として敷地内に建てられたもので、蒸米を作る際に使用する石炭の煙を逃す為のものだそうです。 この煙突の文字は港の方に向いているのですが、八幡浜はかつて「伊予の大阪」と呼ばれ、港を中心として各商業が盛んだった所。 近代化の波と共に時代が大量生産・大量消費に向かう中、小規模ながら「旨い酒を造る」という気概を誰にでも見える形で知らしめているように感じます。 愛媛県八幡市1557-2 07年10月上旬
歴史は一日にして成らず、というか。
М夫さんのいう“宝物”という意味がなんとなく分かるようです。
建物や設備を一つ一つを拝見させて戴き・・・、現代の文明と比較して、どちらが本当の文明なのか、随分と考えさせられました。
井戸水も大変に美味しくて、旨い酒の原理が、なんとなく分かりかけています。
ここのお酒を飲んだらワンバウンドにも飛び付きそうで怖いです(笑)。
冗談はさておき、ここは生産設備にも多くの産業遺産が残っているそうなので機会があれば覗いて見てください。
○○かどうかのレポートもお待ちしておりますね。
これで働いてる人が○○だったら
ちょっと言いたくなりますが。
この時代には斬新な建築だったんでしょうね。