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氷見の出身で金沢で万年筆・文房具商いの修行を終えた上野啓氏が、万年筆専門・文具店を開業するにあたって昭和7(1932)年頃に建設。 自らが外観をデザインし細部にわたるまで職人に指示を出したと伝わり、竣工当時は3階建てでバルコニーまであった建物といわれます。 万年筆を専門販売し高級文具類まで広く取り扱いましたが、近隣には小中学校や女学校、商業学校から船員学校まであった事から店は大繁盛し、戦中には出征する学徒達がここで万年筆を買い求め戦地へ赴いたという、ちょっと切ないエピソードも残る建物です。 石川県七尾市一本杉町32-1 06年08月中旬他
※参考『石川県の近代化遺産』 2008
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万年筆のペン先型の窓が二つ。 その下にはインク瓶と万年筆本体をモチーフとした装飾があります。
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柱頭飾り。
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現在は雑貨店として上手に活用されているよう。 いつまでも大切にしてほしい建物であります。
私も建築に興味を持ち始めた頃は他の方々のサイトを拝見しながら、まだ見ぬ建物に色んな思いを馳せておりました(笑)。
楽しみ方や興味の方向性は人によって異なるとは思いますが、まずは自分の好きな物から少しづつ見つけていって下さいね。
その際の参考になれれば嬉しいです。