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かつては日本全国に多数存在し、地域の娯楽施設として人々につかの間の夢や希望、明日への活力を与えつづけていた芝居小屋。しかし戦後の経済発展の時流に乗って映画やテレビといった新しい娯楽が台頭し、芝居小屋はいつしか消え行く運命に。
脇町劇場は昭和9(1934)年に、地元有志によって建てられた芝居兼映画用の劇場。劇場のすぐ近くには製糸工場があり、そこで働く多くの若い女性達の楽しみ・息抜きの場として、劇場にはいつも活気が溢れていたといいます。時代が移り、戦後は主に映画館として供されていましたが、映画産業の斜陽化と建物の老朽化により平成7(1995)年に劇場は閉館。解体され駐車場となる運命でしたが、山田洋次監督の映画『虹をつかむ男』の舞台(オデオン座)として選ばれた事から保存運動が沸き起こり、取り壊しから一転、町の文化財として生き残る事になりました。
昭和初期の姿に修復された劇場には花道・回り舞台などが残り、創建当時の姿を可能な限り生かしつつ現代的な機能(映画上映用の大スクリーン等)も与えられました。「うだつ」の街並みと共に町の看板を背負うという重責を担っており、劇場で催し物が無い時には内部の見学も可能となっています。 徳島県美馬市脇町猪尻西分140-1 06年12月下旬
そういえば、来週あたり秩父を紹介するつもりなので、映画館として使われていた秩父のモダンな建物をUPしょうかな~、という気分になってきました。
でもいくつかの芝居小屋を見て回っているうちに、本物の芝居というものを見てみたいという気持ちが強くなってきています。
関東だと群馬の「ながめ余興場」あたりしか知らないのですが。
秩父にはまだ行ったことが無いですね。
ヨウタロウさんのブログの更新を楽しみに待っていますね。