有田異人館

2010-01-16 20:42:16 | 福岡・長崎・佐賀


 明治9(1876)年竣工の擬洋館。 陶磁器の買い付けに訪れた外国人商人の接待・宿泊用に建てられたもので、アーチ型の窓と列柱に支えられたベランダが特徴的です。 内部は非公開ですが半円形の回り階段があって2階は21畳敷きの部屋になっているそう。 大正4(1915)年頃に増改築(曳き家?)された形跡があるようです。  佐賀県有田町幸平1  10年01月上旬他
 
 ※参考 『総覧 日本の建築9 九州・沖縄』  1988
     『佐賀県の近代化遺産』  2002  



 ○に十は建主の田代助作の「田」をデザインしてる? 


 ここにも「田」。


 今は手摺りだけですが、かつては2階部分にも列柱があったそう。






 これも「田」?


 柱頭はシンプル。


 裏面も案外フツー。


 やっぱり「田」。




 鬼瓦の上に突き出している瓦を鳥衾(とりぶすま)と言うらしい。


 昭和10年代の道路拡幅により正面の軒を3尺(約91センチ)切り落としているので外観のイメージは少し変わっているそう。 例えるなら前髪を切り過ぎてしまった感じ?