メソジスト系ミッションスクールである弘前学院に赴任してくる婦人宣教師の為の宿舎として、明治39(1906)年に建設。 設計施工はクリスチャン棟梁であった桜庭駒五郎と伝えられます。 昭和55(1980)年に市内中瓦ヶ町から移築され、現在は国の重要文化財指定を受けています。
8角形の塔屋が印象的な建物ですが、個人的には西面に張り出した階段部分と、その上の破風の織り成す造形が何とも言えず好み。 北面のガラス張りのベランダにまで続く屋根の持ち送りがリズミカルで、外壁の色との相乗効果で軽快な雰囲気が漂います。 クリーム色の下見板に現在は茶色で縁取りがされていますが、一時期この茶色の部分は緑色で塗られ、その時はグリーンハウスと呼ばれていたとか。 それはちょっと想像できませんね。 青森県弘前市稔町13-1 弘前学院内 07年04月下旬