旧渋沢栄一邸

2007-11-13 07:07:19 | きた東北 (青森・秋田・岩手)







 古牧温泉の渋沢公園内に移築されている実業家・渋沢栄一(1840~1931)のお屋敷。 元々は明治9(1876)年に東京は深川の福住町に最初の自邸として建てられた和風住宅でしたが、その一部を三田の綱町に移築し、昭和6(1931)年に洋館部が新築(設計・西村好時)され今の建物が出来上がりました。 この洋館部分には栄一の孫で日銀総裁であった敬三(1896~1963)が新婚生活を送っていたそうです。 和館の設計は清水喜助によるもので、現在はスーパーゼネコンに数えられる清水建設の創業者の二代目にあたります。
 
 建物は平成3(1991)年にこの地に移築。 内部の公開は行っていないみたいですが、広大な園内には東北の古民家なども移築され散策するにはもってこいの場所。 季節はずれの台風から逃げるべく北上しましたが、雨雲からは逃げられず雨がぱらつく空の下での見学。 晴れていれば青々とした緑が目に眩しいであろう中に建っていました。  青森県三沢市三沢駅南 古牧温泉内  07年07月中旬

 ※写真が一部大きくなります。