坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

岡本公三

2013年10月22日 | 坊主の家計簿
【ずっと前の話なんですが、イスラエルのテルアビブという所で、日本から行った赤軍派の若者たちが機関銃を乱射して大勢の巡礼の人々を殺した事件があった。日本人は殆んど全部射殺されたが、一人だけ岡本公三という青年が捕えられた。彼は鹿児島大学の学生でしたから非常に印象に残った。困ったことをしたなと思いました。当時私は大学の学生部長で、学生運動に非常に関係のある立場でした。
 岡本公三君のお父さんは中学校の校長をしておられた。この父にとってこれは大変な悲劇であった。丁度その頃に私のところの土曜会で二泊三日の聞法会を開いて、寺田正勝という先生に来て頂いて講義を受けていました。
 この先生は開口一番、「今度テルアビブで乱射事件があって、岡本公三が機関銃で射ちまくったけれど、あれを人ごとだと思う人は信心の人ではない」と言われた。私はたまげましたね。私は人ごとだと思っていました。よその大学の学生ですし、困ったことだ位の話で自分のことだとは思っていなかった。先生云く、「機関銃を乱射したのは自分だとわからん人は信心の人ではない。」と言われてびっくり仰天しました。】(細川巌)
http://homepage3.nifty.com/Tannisho/index.html


 う~ん…。今でなら「お前の中にも山本太郎が居るだろう!」的なものか(笑)

三年寝太郎

2013年10月22日 | 坊主の家計簿
三年寝太郎。
 この物語を若い頃は「計画を練るだけではダメなんだ。やはり行動にしないと」という風に捉えていたけど、老いた昨今、「行動出来なかった寝太郎でもいいじゃん♪」と。

【旱魃に苦しんでいた村で三年間眠り続けた寝太郎という男がいた。仕事を何もせずただひたすら寝続けていた寝太郎に周囲の者は怒っていたが、寝太郎がある日突然起き出して、山に上って巨石を動かし、その巨石が谷に転がってぶつかり続け、ついには川をせき止め、川の水が田畑に流れ込んで村が救われる。寝太郎は三年間ただ眠り続けていたのではなく、いかにして灌漑を成し遂げ、村を旱害から救うかということを考えていたのであった。】

 という縁が寝太郎にあっただけではないのか?

 阪神大震災の後に、母校・専修学院の声明の時間で被災者を救助したトラック運転手のインタビューテープを聞いた。ん?講義録やったけな?忘れた。まあ、声明の時間なのでテープという事で(笑)
 面白かったのは、多くの人を救助したその運転手は普段、全く「人を救助する」などときう意識も何もなかった方。でも、気がついたら身体が動いていたらしい。多くの人達をトラックの荷台に乗せて救助していたらしい。

 そんなものではないのかな?と思ったりする。以前から関心があった人達の方が当然動きもスムーズだし、動けるのだろうけど、そうでない人も『起きた寝太郎』になれる。

 そして、別に『起きた寝太郎』にならなければならない必要性は一切ない。それは、「起きた寝太郎になる事は、聖道の慈悲だ」なんぞという並に下らない。

 あ、実は密かに学校の課題をやっています(笑)