エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

富士登山口・浅間神社・・・霊域その1

2010年08月20日 | 旅行
河口湖のほど近く「北口本宮富士浅間神社」が鎮座ましましている。
富士山への吉田登山口である。



大鳥居であるけれど、富士山と大書されている。
ここの主祭神は木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、夫神の彦火瓊瓊杵命(ニニギノミコト)と父神の大山祇神(オオヤマツミ)を共に祀っている。

実に由緒正しき社(やしろ)である。



参道の両側に聳え立つ杉の巨木は見事である。
この参道に一歩踏み込むと、さすが霊域であるヒヤッとした大気に包みこまれる。



まるで富士山の懐に抱きすくめられるようである。

夏山シーズンが終わるとき、ここ浅間神社を中心に日本三大奇祭に数えられる「吉田の火祭り」が挙行される。



今年は8月26日に行われるのである。

参道の石灯篭にも火が入る。
参道から一直線に伸びる家並、その通りに巨大なたいまつが林立し火がつけられるのである。



実に勇壮な祭りである。

この神社の境内から富士山へ登攀するのである。
富士講の先達の家々が軒を連ねる、この神社周辺は正に富士登山のメッカである。




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富士山の麓にて・・・百日草が咲いている

2010年08月19日 | 旅行
昨夜帰宅したのである。
今朝は、わが練馬でも涼やかな風が揺れている。

今朝は、二度寝をしたのであった。
遠のく意識の中で、サラッとした肌の感触を楽しんだり、揺らぐ風の感触を楽しみつつまどろんだのである。

昨日、富士山の麓・・・山中湖から少し離れた場所に咲き誇る「百日草」を紹介しよう。
まだまだ見ごろは続くはずである。



色とりどりとはこの花を言うのかもしれない。



ヒマワリとも合うのである。



山を背景とした姿は、何とも言えず美しい。

別名が幾つもあるのである。

「ジニア」
「シャッポバナ」
    逆さにして見ると帽子に似ているというのである。
「長久草」
「百日草」これは花が長持ちする事から名づけられたのである。



花言葉は「別れた友への思い」「高貴な心」である。
また「不在の友を思う」「友への思い」「絆」「幸福」などもあるのである。

人々が様々な思いを込めて寵愛した花なのである。



雲が無ければ、この花畑の先には富士山が望めるのである。



天気さえ良ければ、このように見えるのである。




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涼を求めて・・・忍野八海の水

2010年08月18日 | 日記
異常な熱さの東京を逃れて、ぼくは河口湖から山中湖へと逃避行を断行したのである。

湖の近くでは、確実に気温は下がっているはずであって、避暑としては最適であるのだ。
しかしながら、ここ河口湖も山中湖も暑さの中にあった。



河口湖である。
暑いのである。
ここではブルーベリー狩りを楽しみにしていたけれど、もはや終わっていた。



山中湖である。
ぼくはこちらの湖が好きである。

河口湖よりも自然が豊かであり、かつ緑が濃いのだ。
何よりもスワンが悠々と泳いでいる。

この山中湖の近くのコテージに宿をとったのである。
夜も更けた頃、涼しさが部屋に忍び込んできたのであった。

さて、忍野である。



湧水が冷たく、そして清(す)んでいる。
ここの水の向こうに聳える富士山が500円札の富士山である。



湧水池の周りを散策する観光客である。



ここには住人の生活感が色濃く漂っている。
こうした生活感は好きである。



この観光客が帰る夕刻、この村に日常が戻ってくるのだろう。
そうした想像が楽しいのである。





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今日の空と雲・・・わが街「練馬」

2010年08月17日 | 日記
わが街「練馬」はここのところ連日、熱さ報道で名前が喧伝(けんでん)される。
確かに熱いのである。

東京23区でももっとも熱い地域である。
コンクリート・ジャングルで熱風と化した空気が、海風によってここ練馬まで運ばれる。
風の道であるのだ。

ところが一転、夕方から夜になると海は「なぎ」となって風が吹かない。
熱風が運ばれないし、まだ緑が多い練馬は空気が冷やされ風は涼しく変化する。
23区内で一番涼しい場所もわが街「練馬」なのである。



昼の空と雲である。
真中から少し右下に月が見える。

月の満ち欠けも昼に確認できるのはやはり夏の嬉しさではある。



素晴らしいデッサン力である。



そろそろ午後も遅くなると、雲が積み重なり重厚になってくるのである。
しかし、入道雲とは全く違うのはやはり晩夏なのであろう。



午後の日差しである。

残暑お見舞い申し上げます。
と、問わず語りに雲が囁(ささ)くのである。





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優雅に緑の絨毯を翔る「サギソウ」

2010年08月16日 | 日記
サギ草。
ラン科ミズトンボ属(Habenaria)の花である。



優雅な姿である。
空を翔る鷺の姿に似ていることから、鷺草と呼ばれているのだ。



この日、猛暑日であって生きとし生けるもの全てが喘(あえ)いでいるかのようであった。
車で測定した気温は38度もあった。



サギソウの咲いている湿地も、蒸気が上がりムシムシとしていたのである。
だがしかし、サギソウだけはその白さを際立たせつつ咲き誇っていた。

サギソウの花言葉は・・・。
「夢でもあなたを想う」である。

然(しか)り然(しか)りである。
それほど恋い慕うあでやかな姿かたちである。



サギソウは「パ・ド・ドゥ」がお好きである。

Grand Pas De Deux「パ・ド・ドゥ」は男女2人の踊りの意味である。
グランは大きい、高い、壮大な、の意味である。
因みに、バレーの用語である。

秋が感じられた一瞬。



見事な朱色の赤とんぼである。



一緒に宙を舞っていた、シオカラトンボ。
眼の色が美しかった。

ぼくたちは余りの熱さに「かき氷」を頂いた。



ブルー・ハワイである。



ストロベリーである。
爪がチョコンと載っているような短い指は、ぼくの従弟である。

今日も熱そうである。
熱中症にだけは留意したいものである。






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