エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

縄文のヴィーナスに会いました

2010年08月22日 | 旅行
信州の茅野市にある尖石縄文遺跡に出かけたのである。
この考古館には、ぼくがかねてより憧れている「縄文のヴィ-ナス」と「仮面の女神」と称する土偶が」ある。



季節はいま、コスモスが咲き初めている。
しかしながら、日中の熱さはかつてないのである。
朝晩こそ涼やかな風が吹き渡るけれども、昼日中は熱くてたまらないのである。



住居の復元された遺跡には、6棟は復元されている。
ぼくは、朝一に出かけたのである。

誰もいない!
と思ったこの住居から人がヌッと出てきた時は、思わずたじろいだのである。



縄文のヴィーナスである。
妊娠しており、大きな胸とどっしりとした腰部、お尻が特徴的である。

縄文に生きた人々はこの土偶に何を祈ったのであろうか。



シャープな後姿である。



仮面の女神である。
何を祈り、何を祈祷したのであろうか。

縄文の初期、1億2千年前には既にここ八ヶ岳の麓には人が棲み始めている。
良質な黒曜石を求めたのである。



女神の後姿である。
後姿から漂う気配は、縄文の呪縛であろうか。






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信州の「井戸尻遺跡」は環状列石を残している

2010年08月22日 | 旅行


あたかも、ストーン・ヘンジのミニチュアである。
これは井戸尻遺跡の近く、縄文の遺跡に残されている。

それを移して再現したものである。



そもそも、この辺り一帯は石の遺跡が数多く残されている。
畑の中にさえ、巨石や石積みが残されているのである。



こうした何ということも無い石積みが、なぜか時代や歴史を語ろうとしていると感じられるのである。



不思議が転がっているのである。



この森の向こうから、縄文の人々の息吹が漏れてくるようである。
ぼくはこの小道を先に進めなかった。

森を畏怖するのである。




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