エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

富士登山口・浅間神社・・・霊域その2

2010年08月21日 | 旅行
前日に、浅間神社は由緒正しき神社であるとお伝えした。
まさに折り目正しき神社であるのだ。



これは富士講の開祖ともいう「角行の立行石」である。
慶長15年、角行がこの地で富士山を遥拝し、この石の上で爪先立ちして30日の行を行ったと伝えられているのである。



この石段を上った所から、登山道が富士の頂上につながっている。



この鳥居にも「富士山」と書かれている。
美しい文字である。

石に刻まれているのでなく、木製である。



石段の上の登山道である。
一部アスファルト舗装になっているのが残念である。

この富士浅間神社の主祭神は木花開耶姫命であると前に伝えた。
コノハナノサクヤビメは、日本神話に登場する女神である。
彼女はニニギの妻として、ホデリ(海幸彦)・ホスセリ・ホオリ(山幸彦)を生んだと伝えられる。

ホスセリ・ホオリ(山幸彦)の子が神武天皇である。

夫神の彦火瓊瓊杵命(ニニギ)も当然祀られている。
ニニギは日本神話に登場する神である。



この石像は参道に置かれている。
この様式は、朝鮮半島から伝えられたものである事は言を待たない。

台座はカメである。

そもそも日本の神話のルーツは、朝鮮半島から渡来した渡来人によって伝えられ、語られてきたのである。



深い杉の森に、木霊のように伝えられてきた富士山神話である。





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                     荒野人