エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

風立ちぬ、いざ生きめやも

2010年08月08日 | 日記
立秋の夜。
窓から涼しい風が吹きこんできた。

風立ちぬ、いざ生きめやも・・・である。
熱風が吹く昼と違って、夜は涼しくなってきている。

確実に季節が変わろうとしている。



今日の空である。
雲が変幻自在に絵を描き始めた。

空の主人公は、秋の雲に変わろうとしている。
入道雲は低い位置に抑え込まれつつあるのだ。



木芙蓉である。
ピンクの色から、少し酔っぱらった感じを受けたらしく「酔芙蓉」とも言うのである。

ピンクから赤色になって朽ちる花である。
酔いが深くなっていくという訳だ。



これも木芙蓉だ。
真紅の色であるけれど、可愛らしい。



真紅と言えばこれは「鶏頭」である。
鶏頭となれども龍尾となるべからずの、鶏頭である。

鶏のトサカに似ていることから着いた名前である。
従って、トサカは「鶏冠」とも書くのである。



今日の昼である。
セミが煩かった。

ミンミン蝉である。



短い命を謳歌するのである。

いま、町中にはムクゲの花が咲き初めている。
長く花を楽しませてくれるのである。



韓国の国花でもある。

立秋を過ぎた今、昼の陽射しがいかに厳しくとも、夜は「夜の女王」が君臨する。
冷たい夜の女王に抱き竦(すく)められたいものである。





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                     荒野人