エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水仙花

2017年01月07日 | ポエム
水仙は、ナルシシズムのシムボル。
決して、媚をうらない。

媚をうるのは、ただ一種類。
黄水仙である。
「私を愛して!」
が、黄水仙の花言葉である。



けれど、今日はナルシストの水仙を語ろう。







「マンドリンのトレモロ哀し水仙花」







匂いの極み、である。
決して噎せる事の無い水仙である。



そろそろ葛西臨海公園に出かけよう。
水仙が見事であるのだ。

あの観覧車の下に、見事に咲いている。
けれど、一人で行ってはならない。
もの狂おしく、寂しくなるからである。



     荒 野人