エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

初富士は赤富士

2013年01月28日 | ポエム
東久留米から望む富士山は誠に美しい。
その地で句会に参加するのは楽しいし、気持ちの良いことである。

西武線沿線の富士見テラスは、正しく東久留米駅に設置してある。
ついこの間は、ダイヤモンド富士で喧しかった。

句会に参加する何人かも、テラスまで見学に出かけたという。
素晴らしく美しかった・・・だと言っている。
羨ましい限りである。



国道17号線沿いの笹目橋上から、あるいは目白通りの埼玉県寄りの路上から富士山の姿は垣間見ていたけれど、昨日はしみじみと富士山を眺めた。
ぼくにとって、今年の初富士である。



しかも、その初富士は「赤富士」であった。
落日の赤味が鮮やかであった。







「稜線の赤く燃えたる初の富士」







富士山を詠うのは難しい。
富士山が偉大だからである。



昨日も鮮やかな雲と空を詠ったけれど、今日の夕景の空と雲も素敵だった。



東久留米の富士は、存在感のある雄姿である。



それは山々を従えているからである。
言い換えれば、聳え立っているからである。



      荒 野人