エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

去年今年

2013年01月01日 | ポエム
新しい朝が来て、新しい年が幕を明けました。
輝かしい一年でありますように、祈念申し上げます。

健やかな時も、病める時もひたむきであれと天を仰ぐものであります。



今年の年賀状に添えた句は、以下である。



「さてもさても新たな年や臍固む」





光が射す場所。
あるいは光が射しこんでくるホール。

人の世こそ、創造の原点であると知る。
クリエィトする魂が震える時間であって欲しい。

時に荒ぶり、時として穏やかに沈潜する魂の遊弋に身を任せる。
俳句を詠む。
楽しい空想が産まれ、やがて現実へと時間が進むのだ。



東京に棲むということの虚しさ。
東京に棲むということの退廃。

それらは感性を退化させるのかもしれない。



「若水や珈琲を淹れる夜明け前」



ぼくは抗う。
竿さす勇気を持とうと思う。



     荒 野人