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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

台湾の街角で

2013年01月09日 | ポエム
遥々と、海を越えて台湾に向かった。



いつも思うのだけれど、雲の上は明るく、雲海は美しい。
主翼越しに見る空の佇まいも好きである。



4日間ブログをお休みした。
以前だと、PCを持って海外に出かけた。
従って、海外からでもブログを更新したものだった。

だがしかし、面倒になってしまった。
その理由は・・・PCが重いのである。



けれども句帳だけはしっかりと携えた。
ありえないけれど、頁が足りなくなったら困るので二冊持参したのである。

この句帳は、大晦日に書き出したのである。







「八角の臭い流るる初松籟」







台北の街角は、良き時代の情緒が残っている。
なんの目的も無く、ぶらぶらと町を彷徨う。

萩原朔太郎の「漂泊者の歌」が頭の中でグルグル廻る。

  過去より来たりて未来を過ぎ
  久遠の郷愁を追ひ行くもの。
  いかなれば蹌爾として
  時計の如く憂ひ歩むぞ。
  石をもて蛇を殺すごとく
  一つの輪廻を断絶して
  意志なき寂寥を踏み切れかし。

だったか・・・?



屋台は不潔だと言う人もいるけれど、ぼくは大好きである。
ナンタッテ、スープが美味いし、麺の種類も多い。
トッピングの野菜やお肉も豊富である。

食文化のパラダイスである。



この果物やさんで釈迦頭、レンブー、西瓜などを買い求めてホテルの部屋で平らげた。
果物が美味い。

充実した台湾旅行であった。
順次ご報告申し上げるものである。

そのハイライトは二つ。
少数民族の街「ウーライ」の滝。
そして、映画「非情城市」の舞台、夕景の九份の散策である。

明日は、新年始めての句会である。



      荒 野人