エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

120パーセントの快晴の絶景

2014年07月31日 | Weblog
7月31日
快晴です。29日にツェルマットに来て以来、曇り日続きで、この快晴を待っていました。
   
ゴルナーグラードでのマッターホルンを見るため、早くYHを出て
8時の登山電車に乗りました。
登山電車は5両連結され、ほぼ満席の状況で出発。発車間際に
登山救助犬セントバーナードを連れた一行が乗ってきたので、
写真を撮ろうとしたら「営業用だからダメ」と言われ、
結局、山頂展望台で写真を撮る約束をしました。(一枚約1200円)

電車が走り出して10分ほどしたら進行方向の右側に
マッターホルンが一点の曇もない青空にそびえ立っています。
みんな大興奮で窓からシャッターを押し続けました。
ゴルナーグラードの展望台に到着しました。360度見渡せます。  
        

         
     モンテローザーはじめ4000㍍級の山々と氷河

ゴルナーグラード(3089㍍)から登山電車の途中駅ディケルベルグ(2582㍍)まで歩いて下山することに。マッターホルンを真正面に見ての下山ですが、足場の悪い岩場をジグザクの下りて行きます。
   
     ハイキングコースには丁寧な標識  岩場にしがみついて咲く花   

しばらく歩くとリッフルゼ(湖)が見えてきましたが、なかなか近づけません。
50分ほど歩いてようやく湖の側に到着。
     
    湖面が風に揺れて「逆さ富士」はなかなか撮れません
湖の側で昼食をとり、また歩きました。今度はマッターホルンを左に見ながら広い斜面をジグザグに下りて行きます。午後からは雲が出て、見えたり隠れたりしています。
ようやく登山電車駅に着いた頃はマッターホルンは雲のなかでした。       

高山に咲くエデルワイスを見つけましたよ

2014年07月31日 | Weblog
7月30日
ツェルマット村の中心から坂を登った高台にYHがあるので、
駅まで20分ほど歩いて下ります(と言うことは帰りは登り坂、坂、坂となります)
    
                 この地下を通って地下ケーブルカーに乗ります
今日はロートホルン(3103㍍)へ行くので、列車駅からバスに乗り、1980年に完成した地下ケーブルカー駅まで行き、そこからケーブルカーで、一気に2288㍍まで3分で直登します。その早い事。都心の地下鉄に乗っているようです。
         

スネガの展望台からマッターホルンの勇姿が見えるはずですが、全く雲の中です。
ここからロープウエーでブラウヘルト駅(2571㍍)まで上がり、地下エレベーターに乗って、更にゴンドラに乗り継ぎます。
鉄塔と鉄塔の間でゴンドラが揺れますが、眼下は所々雪が積もった岩場です。祈るような気持ちで遠望の景色で気を紛らわせようにも、そそり立った雪山の峰と低く下りた雲が、余計に恐怖を募らせます。


ロートホルン駅(3053㍍)の到着。展望台は昨日降った雪で真っ白です。気温は0度。
体感温度は-10度ほどの寒さです。持参の衣類を全部着込んで、ダルマさん状態です。
 
好天であれは「逆さ矢尻」のマッターホルンが見られるはずですが、ここでも雲の中に隠れ、全く見る事はできません。
寒風のなか雪原をちょっと歩いてから下山。

スネガ(2288㍍)までゴンドラやロープウエーで下り、そこからツェルマット(1604㍍)の村まで歩いて下りることに。
ハイキングコースもあるのですが、私達はワールド・カップのラージヒル自転車コースを下りて行く事に。
下りは傾斜と岩場と樹木の根が露出していて滑りそうです。後ろから、そんな悪路を自転車でスリ抜いて行く姿はまさに超人です。
 
         2000㍍の高地にひっそりとエーデルワイスが咲いていました。
ケーブルカーなら数分で下のツェルマット村まで行けるところを、途中で持参のサンドウィッチの昼食をとり、3時間弱かかりました。足もぱんぱんに疲れていますが爽快感があります。

ツェルマット村を歩きました。車の乗り入れは禁止ですので、馬車か電気自動車だけが走り、沢山のホテルや商店、民家の窓は花であふれています。みんな歩行者天国を歩いているかのようにのんびりと村の風景と買い物を楽しんでいます。
   
     4階建ての山小屋風のYH(真正面にマッターホルンが見えるはずですが・・

ついに見えた!マッターホルン

2014年07月30日 | Weblog
7月29日
   
  パノラマ列車(ちなみに1等車で一人3万円)

今日は移動日です。サン・モリッツからスイスの超有名な景勝地ツェルマットへ。
サン・モリッツからも4回ほど、列車を乗り継げば行けますが、人生そう何回も訪れる幸運はないので
「世界で最もゆっくり走る特急列車」「世界で最も美しい鉄道ルート」と
宣伝の「氷河特急」に乗る事に(数ヶ月前に日本から予約)
サン・モリッツを8時5分に出たパノラマ列車は途中駅「クール」からの乗客を含め
ほぼ満席状態で、1000㍍の標高差の車窓風景を楽しみながら8時間、約300㎞の列車の旅が始まりました。
12時。座席まで食事が運ばれて来ました。1万円近い値段の割には・・・と聞いていたので注文せず、1車両で持ち込みのサンドウィッチを食べたのは私達だけでした。(車両サービス係の冷たい目にも負けず)
        
景色は評判通りで、退屈する事はありませんでしたが、山岳地帯に入ると
白い雲がかかり小雨が降り、パノラマの迫力を感じないまま午後4時過ぎ、ツェルマットに到着。

ツェルマットに到着。駅前のメイン通りは登山客や観光客であふれています。
電気自動車のタクシーで、今夜から5泊するYHに直行、村の高台にあります。
   
       
     マッターホルンとエーデルワイス(YHの玄関の鉢植え)                    

食後、庭に出たら真っ白なマッターホルン(4478㍍)がドカーンとそびえ立っていました。
今日は、この一瞬で大満足。8時間の列車で、身体がまだ揺れています。

再挑戦!ピッツネールとディアヴォレッツアの氷河へ

2014年07月28日 | Weblog
7月28日
今日は天気が良さそうなので、雨だった(24日と27日)2カ所へ、もう一度行く事に。
    
  サン・モリッツが発行しているパス(サン・モリッツ2泊以上の人への特典)
   バスとケーブルカー、ロープウェイが何度使用しても無料。黄門様の印籠みたい!

  
                 この学校の裏にケーブルカーの乗り場があります
サン・モリッツの中心にあるケーブルカーで2486㍍まで上がり、そこからロープウエイに乗り換えて3053㍍の展望台へ。24日は雨で外へは出られず残念でしたが、今日は、まあまあの天気で、谷を隔てたアルプスをみることが出来ました。
 

2486㍍の展望台から2005㍍のケーブルカーの中継地点まで歩く事に。
下り道はカーブを繰り返しながら下りていくので、ケーブルだと所要時間5分のところを、きっちり1時間かかりました。
途中、啼兎や野生の鹿を見、かわいい高山の花一面の斜面を下りたりと、楽しい時間でした
     

 
                  1時間歩いて下りて来た2005㍍のケーブル駅 

またサン・モリッツ駅からベルリナ鉄道に乗り、昨日の午後に行ったディアヴォレッツアの氷河を見に行くことに。

  ベルリナ鉄道の沿線に沿って遊歩道があり、自転車、乗馬 いろいろ



2978㍍の展望台までロープウエイで上がりますが、山の天候は晴れているかと思えば霧が上がって真っ白と、状況はクルクルと変わっていきますが、昨日よりは氷河がきれいに見えました。ここの氷河はピンク色、灰色です。

少し雪渓を歩き、氷河を近くに見る事も出来ました。後ろ姿は完全装備のN夫人。






スイスの山の花は愛らしい!

2014年07月28日 | Weblog
7月27日。快晴です。
  
       ポントムライユ ケーブルカー乗り場(1738㍍)  
YHを8時半に出てバスでサン・モリッツ駅に行き、ここで別のバスに乗り換え、
海抜1738メール地点からケーブルカーに乗り、2456㍍地点まで上がりました。
       
     画家セガンティーニが愛した風景
ここから3時間あまり、森や尾根、谷を越え、ハイキングをする事になりました。
なだらかな山道があったり、断崖すれすれの道や湧き水でぬかるんだ道、小さな川を
越えたりと変化に富んだコースです。
 
目を楽しませてくれるのは遠望の風景と足下に咲く可憐な花たちです。
どの花たちも「見て、見て!」と言っているようで、思わず足を止めたくなります。
                 
 2330㍍のリフト乗り場に着き、ここからリフトでポント・レジーナ駅(1805㍍)まで下り、昼食を済ませてから、この駅より列車に乗り、
ベルリナ・ディアヴォレッツァ駅(2093)に着き、そこからケーブルカーに乗り
2978㍍地点へ。
  
外に出ると吐く息が白いです。
       
展望台の真下に氷河が横たわっています。正面は3000m級の山が連なっていますが、あいにく雲に覆われ見えません。残雪が足下にあり、異次元の世界に降り立った感覚です。
30分ほど滞在し、ケーブルカーで下へ。今日もハードな一日でした。

ベルリナ鉄道を往復して

2014年07月27日 | Weblog
7月26日
小雨が降っています。予定通り「モルテラッチ氷河」を見に行くか、どこへ行くかは
空模様に合わせようということでYHを9時に出て、サン・モリッツ駅からベルリナ鉄道に乗ることに。
    地図(左上がティラーノ 上の湖がラゴ・ビアンコ   右上がサンモリッツ)
 
べルリナ鉄道はサン・モリッツ駅とイタリアのティラーノを往復する列車で、
この間の車窓の風景が美しいと、観光コースに選ばれる路線です。

           白い湖 ラゴ・ビアンコ

列車が出ても空模様は好天せず「車窓の風景を楽しむ一日」と決め、終点まで行く事に。車窓の風景を楽しみ、
途中から別の車両に乗っていたツアーグループの「愉快おじさん」が加わり、おしゃべりも楽しみながらの2時間でした。
         
終点ティラーノ1つ前の駅(スイスとイタリアの国境)周辺で、鉄道レールがループになっている撮影ポイントがあるので、その駅からUターンすることに。
      
   
モルテラッチ駅        駅から数百㍍地点 ここが1878年の氷河最末端地点

サン・モリッツ駅の3つ前の駅で下車し、「モルテラッチ氷河」を見に行く事に。
駅を出ると行く手、左に川が流れています。冷たい水です。氷河から流れ出ています。
この地点では氷河の末端は見えませんが、川の流れに沿って小道を歩いて行きますと、
氷河の末端位置と年代を表記した標識が10年毎に出てきます。。
  
1920年の地点(20年間で204㎝後退しています) 岩がゴロゴロしています。

10年毎の測量で1970~80年が301㍍後退 1900年から90年間で1687㍍後退しています。
地球の温暖化、環境汚染。現実を見せつけられると考えてしまいます。

約、早足で50分歩いた所で、時間切れ(帰りの列車時間)となり、
最末端の氷河(駅から5㎞ほど歩きます)までは行けずUターンして、
下車した駅に戻ってきました。
汗と雨で風邪を引きそうです。早い天気回復を祈るばかりです。

海抜2702㍍から下りトレッキングを!

2014年07月25日 | Weblog
7月25日
週間天気予報では雨と出ていましたが、朝から快晴。予定を変更して
ベルリナアルプスのピッツ・ベルリナ(4049㍍)が見えるコルヴァッチ展望台へ
行くことになりました。
サン・モリッツ駅前からバスで20分ほど先のロープウエィ駅(1870㍍)から
ロープウエイに乗り2702㍍へ。
   
        下に見えるのは2702㍍の展望台
更にロープウェを乗り継ぎ、
10分ほど残雪の稜線を昇って行くと終点駅(3303㍍)に到着します。

一気に上昇すると耳、心臓に負担がかかるので乗り継ぎ駅で降りて呼吸を整えました。
文明の利器のおかげで、数ヶ月位の赤ん坊から幼児も来ていて、
広場には滑り台やブランコも設置されています。驚きです。
         
3303㍍の展望台に到着。快晴なので目の前のピッツ・コルヴァッチ(3451㍍)の頂上を
目指して、雪の稜線を登って行く人の姿がはっきり見えます。
また目を転じると4000㍍に近い連峰が神々しくそびえ立っています。
     
     3751㍍ 4049㍍ 3905㍍ 3971㍍ 3937㍍の山々 
反対方向に目を転じると連山の下にチャンプフェ湖が見えます
        

昼食を2702㍍の展望台で食べ、そこから1000㍍下のバス乗り場まで歩く事に。
しばらく足場の悪い急な岩場を下り、続いて広い尾根を出てきます。
         
         下りて来た所を振り返ると。  
風が強い所では高山の花も地面にへばりつくように咲いていますが、
2000㍍位の場所に来ると、少し茎を伸ばした赤や黄、白、紫の可憐な花が咲き乱れています。
    

森に入りました。遠くから聞こえていた水の音が、やがて小川となって
歩く小道の脇に流れています。
そして高い木々もまばらになり、林道に出ました。
林の間から湖がチラチラ見え隠れしています。すでに1時間半は歩きました。
もう一踏ん張りと、膝をかばい、汗を拭きながら歩く事、30分。
バス停に到着。歩き始めてから2時間が経っていました。


サン・モリッツの街を眼下に

2014年07月25日 | Weblog
7月24日  
         サンモリッツ湖・・朝食のパンくずを鴨たちに。
天気は曇りのち雨と予報が出ているので、山行きをスパ(温泉)と美術館に
行くことに変更し、
ゆっくり朝食を食べ、9時にYHを出ました。
まず、サン・モリッツ湖を散策しながら市の中心に行き、お金を換金しました。
(スイスではユーローは使えず「スイスフラン」に換えねばなりません)。
     

はじめに「セガンティニー美術館」に行きました。セガンティニーは19世紀を代表する
風景画家の一人で、イタリアに生まれ、スイスで居を構え、雄大なアルプスの風景と、
そこに暮らす農民達や動物を描きました。「生」「自然」「死」のテーマーが見慣れた普段の暮らしの一コマに描きこまれているのが、
この画家の特異とするところだと、解説の音声ガイドの説明でした。
このあと、少し雨も小降りになったので山へ上がって見ることにしました。

街の中心からケーブルカーが出ています。1回目のケーブルで2005㍍、乗り継ぎの2回目のケーブルカーで2486㍍、そしてロープウエイで3057㍍の展望台(ピッツネール)に着きます。
  
ブロンズ像のアイベックス(山羊の一種)     山の中腹で啼兎を見かけましたよ
 
外の気温は0度。周囲の3000級の山は雲に隠れて、全く見えません。レストランに入り、スープを注文して天気回復の時間稼ぎをしましたが、雨は止まず下山。
それではスパ(温泉)にと、進路を逆に取り歩き始めましたが、ようやく晴れ間が見えだしたので、もう1つの山へ上がる事にしました。
   
4時を回っていたので、お客は少なく50人は収容できるロープウェイは行きも帰りも5人ほどでした。このロープウェイの終点は2130㍍(シグナル)。
天気が回復し、ここから眼下にサン・モリッツ湖や近在に点在する村などが箱庭の様に見えました。
  
    午前中に行ったピッツ・ネイルのケーブルカーが山の斜面を登っていきます

   
  サンモリッツのYHが森の際に見えます(スイスにはYHが53カ所もあります)
夕方6時前にYHに帰り、今日もよく歩いたと「足」を褒めてあげました。 


雨のサン・モリッツ(1年に322日が晴れというのに)

2014年07月23日 | Weblog
7月23日
昨晩はまだ外が明るい9時に、カーテンを閉め就寝。
今日は移動日なので、5時過ぎに起床し、7時前にミュンヘン中央駅に行き、
駅のスタンドで朝食をとり、列車EC(EURO CITY)に乗りインスブルグへ。
   
この列車はウインを早朝5時過ぎに発車し、リンツ、ザルツブルグ、インスブルグを走り、スイスのチューリッヒに午後1時30分過ぎに到着します。
    
インスブルグでRJに乗り換え、オーストリアを離れ、スイスに入ります。
車内は空席が多いのに、携帯電話で話すイタリア語やドイツ語が飛び交い、うるさい程です。分からない言語は雑音と同じです。
「美しい車窓の景色が楽しめない」と、負けずに日本語でぼやきました。 

     
 窓にこんな注意書きがあるのに・・・


もう一回、乗り換え、列車は山岳地帯を走ります。渓谷、深い森、長いトンネルを
幾つもくぐり、幾重もの山を越えていきます。

 この村あたりで海抜1884㍍あります

午後3時前にようやくサン・モリッツ(海抜1775㍍)に到着。
ここは高地トレーニングやスキー、保養地として有名、また一年を通して
雨が降らない場所とも聞いていましたが、到着直前、頭上の空に雲がでて、にわか雨。
この雨が吉祥の雨となるのか、今日からこの地で6泊します。

雨の「アウグスブルグ」へ

2014年07月23日 | Weblog
7月22日 雨
昨日に続いて曇り、時々雨の天気です。
今日は紀元前、ローマ人が造った街「アウグスブルグ」へ行きます。
        

ミュンヘン中央駅から特急で40分ほどの所です。駅舎を出ての印象は
近代的な街に見えましたが、
ローマ皇帝「アウグストウス」の名が街の名前になったように、
本当に長い歴史を持つた街の様です。
1944年2月の空襲で多大な被害をうけ、以降、歴史的な建造物も修復を
繰り返してきたと市庁舎見学をした時の案内書に書かれていました。

              市庁舎
市は1985年の市2000年を祝ったそうです。日本の長浜と尼崎の2つの都市と姉妹友好を結んでいると言い、日本からの贈り物が飾られていました。
   
   

      大聖堂(14世紀に建造)  古い教会です。 
  
               現存する世界最古のステンドグラス

街を歩いていると孫の名前と同じ「さくら」と書かれた日本レストランがあったので
昼食に入りました。ベトナム人が経営する店でした。右は焼き鳥丼とサラダです。
他に焼きうどんと春巻き、寿司を食べました。久しぶりの日本食です!?。


午後2時頃、ミュンヘンに戻ってきましたが、まだ雨です。明日は移動日なので、早く
ホテルに戻って身体を温めます。明日からYHなのでバスタブはありません。シャワーのみです。やっぱり日本人は湯船に浸かりたいですよね。