エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

晩秋の京都へ

2009年11月30日 | Weblog
    
11月30日(晴れ)
友人が手術をし、京都の奥座敷と呼ばれる「大原」の病院に入院されているので見舞いに行きました。ニュースになる国内外の大きな会議が開かれる國際会議場の傍から、病院までシャトルバスが出ているのですが回数が少なく、時間調整で洛陽観音霊場の2ヶ寺(東寺と城興寺)を回ってから病院に向かいました。

友人の回復は早く、元気そうで年内には退院できると聞きホッとしました。彼女の病室からはモザイク模様に黄や朱に染まった山が迫っています。帰路は気分も軽くなり、郊外バスと叡山電車の車窓から素晴らしい晩秋の里山風景を満喫しながら市内に戻り、京都の師走の風物詩「南座」の歌舞伎看板や京都駅の大きなクリスマスツリーを見て奈良に戻ってきました
                 

行ってきました、話題の映画へ!

2009年11月27日 | Weblog
11月27日(晴れ)
いつも聞いているラジオ番組のなかで、また見てきた友人達の話題にのぼっている映画「THIS IS IT」が今日で上映終了となるので行ってきました。
マイケル・ジャクソンのフアンではありませんが、彼の音楽、日頃からの言動、劇的な6月の急逝と気になる存在ではありました。

ロンドン公演のリハーサルを収録したドキュメンタリー映像「THIS IS IT」から見えてくる彼の音楽に対する姿勢や人格は、今までの報道から作り上げてきたマイケルジャクソンとはまったく違っていました。音やダンス、構成に対して妥協をしない完全を求める姿勢、それに向かう努力。また彼を支えるスタッフへの謙虚な姿勢、そこから生み出されるステージの素晴らしさに息をのみました。まさに彼の音楽は、今までの「聴く」と「見る」をミックスさせた素晴らしい芸術作品のようでした。映画を見ているのを忘れ、劇場でショーを見ている臨場感で、思わず拍手しそうでした。

(写真は我が家のクリスマスツリーです。)

あせるな~

2009年11月25日 | Weblog
11月25日(曇り)
カレンダーがあと1枚となり、なんだか落ち着きません。この1年も何やかやとバタバタと忙しく暮らしてきているのに、年賀状を書くにあたって、
「この1年は・・・」と、振り返っても気持ちがまとまりません。買ってきた年賀状の束を前に思案する昨今です。

写真は正月用の葉牡丹です。この時期、花屋の店頭を飾るポインセチアも赤色だけでなく、青色や白色と、今までの常識を換える多彩な色で驚きます。この葉牡丹もちょっと、かわっているでしょ!。よそ様の畑で見かけ、余りの可愛さに1枚撮りました。


修理

2009年11月24日 | Weblog
11月24日(曇り)
とうとう11月最後の火曜日になりました。来週はもう12月ですね。年賀状の事、大掃除の事、12月を想像するだけで気分は落ち着きません。

今日は久しぶりにスポーツジムに行きました。
薬師寺の東塔の修理の事は以前から聞いてはおりましたが、今朝、薬師寺の前を通ったら築地塀の向こうに仮足場が組まれた東塔が見えました。門前に立っていた案内人に聞いたところ、調査が終えた来年から10年の歳月をかけて110年ぶりの解体修理に入るということです。
まだ鉄パイプの透き間から東塔の姿は見えておりますが、そのうちビル工事現場のようにスッポリとシートに覆われ、あの素晴らしい五重の塔(34m)はしばらく見納めになるのですね。
平城京遷都1300年を来年に控え、いろいろな史跡や寺が修理に入ったり、修理を終えてお披露目をしたりと、ここしばらく奈良の風景から目が離せません。

ホームコンサート

2009年11月22日 | Weblog
11月22日(雨)
昨夜、広島から帰ってきました。夏に脳梗塞で倒れた97歳の舅は外出が大好きだった事を忘れたかのように、すぐにベッドに横になりたがりますが、3ヶ月のリハビリを頑張り抜き、車椅子から歩行器に乗り換えて自分の足でゆっくりながら歩けるようになりました。また80数年も書き続けてきた日記も病に倒れてからは書かなくなっていましたが、150枚もの年賀状の印刷を頼み、自分で正月までに書く気力も戻ってきたようで嬉しい限りです。ただ甘い物が好きで体重が3キロも増え、食事制限を医師から指示されていて気の毒に思いましたが、心を鬼にして・・・我慢してもらっています。

前日に行った主人の故郷も紅葉に染まり、懐かしい山河は静かに時を刻んでいましたが、奈良に戻ってきたら雨です。
午後から知人宅で開かれたホームコンサートに行きました。40数人が集まり、広い応接間には赤々と薪が燃える暖炉があります。
出演のソプラノの方も伴奏されたピアニストもよく知っていて、今回もまた彼女達の歌唱力・表現力に魅了され、私の心は暖炉の灯に負けないような温かさに包まれました。楽しい午後のひと時でした。

さむ~い

2009年11月17日 | Weblog
11月17日(雨)
なんと寒い事。毎日が日曜日の隠居生活ですから「何時に起きなきゃ!」という決まりはないものの、何時までも雨戸を閉めておくなど出来ない性格ですが、今朝の寒さは目が覚めているのになかなかベッドから離れられません。本当に寒い冬がまもなくやってくるんですね・・・。

夜は友人の誕生パーティに出かけました。第一線で活躍する友人だけに、いろいろな友人が集まって、賑やかなひと時を過ごしました。明日からは広島の父のところへ出かけ、数日留守をします。

関西文化の日

2009年11月14日 | Weblog
11月14日(晴れ)
1週間のなんと早いこと。何やかやと動き回っているうちにまた週末です。今日は
ボランティア日で、朝から博物館に行きました。行く道中の佐保川の両側の桜並木は紅葉し、春の桜とは違った秋色に染めた帯を見ているようでうっとりしました。

今日は関西文化の日です。2003年に文化庁の提唱で2府4県が一つになって関西の文化事業を活性化させようと始められたと聞きます。国立博物館もこの提唱に賛同し、今日は無料公開となりました。全国から紅葉狩りに訪れた観光客は「関西文化の日」を知らず、思いがけない無料に「無欲のご褒美」と大勢の方が博物館に入館されました。お陰で対応に大わらわの一日でした。

干し柿

2009年11月13日 | Weblog
11月13日(曇り)
友人からご自身で摘まれた渋柿を頂きました。毎年、棒に吊るせばよい状態で頂くのですが、今年は「自立せよ!」という訳ではないのですが、お忙しかったので皮付きのままでいただきました。
早速、一個、一個の柿を、甘くなった干し柿を想像しながら作業し、軒下に吊るすことが出来ました。なんでも手作りをしていた子供時代の冬の風景を思い出すようで、見ているだけで幸せな気分です。
吊るし柿には寒風と低温が必要と聞くと、「寒くな~れ」と呪文を唱えているなんて、現金な人です。私って!(寒いのは嫌いと公言していたのに)

今日は墨絵のお稽古日だったのですが、「健康野菜鍋をしましょう」と、鍋、野菜を持って来てくださったので、時間のほとんどを「食べる!」に費やしてしまいました。私達には芸術の秋より食欲の秋のようです。

京都へ

2009年11月12日 | Weblog
11月12日(晴れ)
駐在時代の友人達が京都に来ました。そのなかの一人の知人が二条城内(御殿の東北にある台所で・重要文化財)で絵画のグループ展をしているというので、先ずは二条城へ。

観光客や修学旅行生が一杯来ていました。入場券を買うべく売り場に行ったら「今日は天皇在位20年の記念日なので無料拝観です」と言われ、(12日は奈良国立博物館も無料になると聞いていたのに・・・)不意を付かれた様な、考えれば納得出来るような変な気分で「無料」で入城させていただきました。
さすが二条城です、庭園の広さと国宝二の丸御殿の内部の障壁画のすばらしさ、33室もある書院造の豪華さ格調・威厳ある佇まいに圧倒されました。見学の後、絵画展へ。

その後、西から東に移動し「青蓮院」へ行きました。ここは今、秘仏の青不動明王像が公開されています。広大な境内の紅葉をゆっくり散策しながら鑑賞し、知恩院から円山公園・祇園へと観光コースを廻り、最後は京の懐石料理を満喫して、一日の観光を終え、皆さんと東と西へ別れました。


錦秋

2009年11月11日 | Weblog
11月11日(雨)
昨夜から激しい雨が降っていましたが、朝8時には小雨になりました。
第61回正倉院展は天皇在位20年を祝って、今年は3日間延長されますが、いよいよ12日を持って閉会となります。
そこでもう1度と、友人達を誘って奈良博物館へ行きました。思っていたよりスイスイ入れました。(帰りがけには120分待ちでした)
丁度、私達が入館した10分ほど後に、高円宮妃がご来館になったようです。VIP扱いを希望されなかったのか、一般人に混じって館長や学芸の先生に説明を受けながら出陳品をご覧になっておられます。極めて自然体で、大勢の入館者も気がつかなかったのではないかと思われます。

先週も奈良公園内を走りましたが、1週間ですっかり紅葉がすすんだようで、素晴らしい風景です。写真は志賀直哉邸などがある住宅街の南京はぜの並木です。生憎の曇天ですが、それでも目を見張る美しさでした。