9月29日(晴れ)
「棚田の彼岸花が見たい、見たい」という私の願いを聞いて、友人が明日香の里へのドライブに誘って下った。
まず「万葉文化館」へ。せんと君に招かれて入ったホールのすぐ右手の窓の下にはわが国で最初の鋳造貨幣の「富本銭」が見つかった「飛鳥池工房」の発掘現場が再現されています。次にボランティアガイドに案内されて入った部屋には万葉集が読まれた時代の生活や万葉集にまつわる物語が映像や展示で紹介されています。贅沢な空間を使っての紹介で、親しみやすく構成されていました。
そして遷都1300年記念にあわせ、奈良の仏像写真を芸術にまで高めた小川晴暘(没後50年)と息子・弟子による奈良の仏像写真の特別展を見ました。
仏像の背景を黒にし、光と角度で、その仏像の内面を深く表現した写真は実物をまじかに見ているような迫力がありました。阿修羅像が360度の角度から写されていて、感慨がありました。
岡寺から石舞台へと明日香の中心地まで来ました。突然、畦にも道にも人・人です。ここ数日の気温で彼岸花が開花したのにあわせての観光客が来ているのです。私もその一人ですが驚きました。しばらく周辺の散策をたのしみ、近くの「あすか湯」の露天風呂に入って帰ってきました。