エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

旧市街地を歩く

2014年07月14日 | Weblog
7月13日 
ドレスデンはエルベ川を挟んで新市街と旧市街に分かれます。中世から商業都市として発展し、16世紀以降はザクセン王国の首都となり、華麗な宮殿や教会が造られたようですが、1945年2月の空爆で多くの建造物が破壊されました。
近年、市民はじめ多方面の援助・協力による再建、復元作業が今も進んでいます。
8時過ぎ、YHを出て、歩いてツヴィンガー宮殿に行きました。
早朝の日曜日のせいか、訪れる人はほとんどいません。豪華な空間を独り占めしています。この城は17世紀末に建造されました。
      
        
続いて10時の予約を入れていたドレスデン城に行きました。
   空爆後の写真
8ブロックからなる城の内、3ブロックが空爆で失われたそうで、ザクセン王の財宝コレクション(象牙、銀細工、琥珀、勲章、ダイヤ飾り)があった「緑の丸天井」も一部失われたようですが、それでも多数の目がくらみそうな財宝が大切に守られ保管されています。入場制限、カメラ厳禁です。
中世の職人の美的センス、繊細な技巧。そして素材の美しさを私の言葉では伝えきれず残念です。


 フラウエン教会(1994年から再建が始まり2005年完成) 教会前にマルチン・ルター像

      
  フラウエン教会の尖塔からドレスデンの市街を見下ろす
     

    

      旧宮廷教会(屋根の上の78人の聖人像が夜、ライトアップされます)
   
   新ユダヤ教会堂   

そのあとツヴィンガー城にある絵画美術館に(マルテ・マイスター絵画館)
ラファエロ、レンブラント、ブリューゲル、フェルメールはじめヨーロッパの古典絵画の名品をイヤホンガイドの説明を聞きながら、こんなに沢山見られるなんて。本当に至福の時間(3時間)でしたが
目と頭と心と足が疲れ、ふらふらでYHに戻ってきたのは夕方6時前でした。
6時、近くの教会から鐘がなっています。「今、私はヨーロッパにいるんだ!」を肌で感じています。
夜9時からサッカーの優勝戦がありますが、YHにはテレビが有りません。学生やN氏も
外のカフェで観戦するらしく、みんな外出して館内は静かです。