7月15日 ②
早朝4時半に開いたレストランで朝食を頂き、5時半に新門司港に入港した船を下り、一路、九州自動車道から東九州自動車道に入りました。左右に広がる山並みは本州とは違い、ダイナミック、かつ壮麗な姿をした山・また山が続き、眺望を楽しみながらのドライブです。
臼杵インターで、釣りクラブ・リーダー(実家先の長崎から深夜1時に出発)と合流し、2台の車に分乗し6名で再出発です。
途中の街道沿いのコンビニで飲料水や昼食などを買い求め、8時過ぎ、下ノ江で予約済みの小型モーターボートに釣り具や餌・私物を満載して乗り込み、沖合の筏まで送っていただきました。
筏にはすでに先客5人が深夜1時ごろから来て(後で聞いたところダブルブッキングで、私たちの到着時には釣果はゼロとか)釣りを開始していました。
私は早速リーダーから俄か釣り講義を受けた後、釣りを開始しましたが、魚影は見えず、釣果はなく、ただ釣竿の先を見つめるばかりです。大型のボートが通り過ぎると、大きな波が迫り、筏の下の海面が大きなうねりを見せますが、みんなは黙々と釣りに専念し、時に片手におにぎりを持ちながら奮闘されています。
今回は魚が寄りつかないのか、ベテラン釣り人達も寡黙に餌を投げ入れては竿を垂らしますが、目標の「チヌ」の釣果は今一つ。迎えの時間を1時間延長して、再度、座る位置を替え試みますが、釣果は上がらず5時半に終了しました。また車で走って、今日のもう一つのお楽しみの「臼杵の石仏群」を見に行きます。
臼杵市の深田にある摩崖仏「石仏」を見学。公園横の山際には凝灰岩の岩壁に彫られた多数の石仏群(60余体の内、59体が国宝)があり、そのなかでも平安後期の作といわれる「小園石仏」の大日如来坐像は、かつて落ちた仏頭が台座の上に安置されていましたが、近年、修復されました。どの仏たちの笑みも心に染みるものがありました。(今、境内では「蓮まつり」も開かれていて、夕方6時前というのに人が集まっています。)
臼杵を出て別府インターを経て、7時過ぎに別府市内に入り、今夜のお宿「亀の井ホテル」に到着。すぐに入浴です。行く前の先週は天候不調でしたので「どうなる事か」と心配していましたが、嬉しい誤算で天気は快晴です。炎天下の下での釣りの結果は「物凄い日焼け」で、風呂に浸かるのに大変な思いをしました。
ホテル内の和食レストランで9時前から遅い夕食をはじめ、終わるや早々に部屋に直行し就寝しました。