エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

水墨画のお稽古!?

2008年10月31日 | Weblog
10月30-31日(晴れ)
二日にわたって墨絵のお稽古で友人達が来られました。
ボランティアでしているお稽古だからではありませんが、皆さん、絵を描く楽しみは半分、後の半分はおしゃべりと美味しいものを食べるという楽しみを持って我が家にこられるようです。
ですから、皆さんのカバンの中は画材と一緒に果物やお菓子・手作り漬物や副食品が入っていて、いつも昼食時は持ち寄り品で豪華な食卓となります。

今日は絵が一段落した友人達が絵筆を包丁に持ち替えて、「餃子ピザ」を作ってくれました。後の人たちは「出来ましたよ♪」の合図で筆を置き、食卓へ。食後のデザートは「栗の渋皮煮」とイチジク。
お腹は一杯、おしゃべりも堪能して夕闇迫る前の5時過ぎに解散。愉快な仲間達です。

秋めいてきましたね

2008年10月29日 | Weblog
10月28日ー29日(曇り)
朝、寒くて目が覚めました。単車で走る時、上だけの防寒着でよかったのに、いつの間にか下の防寒着もつけていて、季節の変化を肌から感じている昨今です。暑かった日が遠い過去のように、日はどんどん過ぎていきますね。
指を折れば、年末まであと2ヶ月しかありません。風に舞う落ち葉のように、後ろから何かに押されているような気ぜわしさを覚えます。

昨日と今日はスポーツジムで汗をかいてきました。ハードな動きは出来ませんが、何とか若い人達の動きについていこうと汗の半分は焦りの「冷や汗」ですが、とにかく元気に動けることに感謝あるのみです。

秋の花・コスモス

2008年10月27日 | Weblog
10月27日(晴れ)
昨日まで雨、朝も冷え込んでいましたが、時間と共に青空が広がって好天となりました。今日は万博公園近くに住んでいるベルギー駐在時代の友人にお誘いいただき行ってきました。
70年の大阪万博は国外に住んでいましたので、あの熱狂的な万博の思い出はありませんが、子供たちが小学生の頃、主人が勤務する会社の運動会が万博跡地で行われていましたので数回行って事があります。以来、行くこともなく、久しぶりの万博公園でした。

「花ほっぽ」という園内遊覧列車で広大な公園内を一巡しましたが、所々に「・・・国パピリオン跡地」の表示板が残っていました。「つわものどもが夢のあと」のよう一抹の寂しさを感じますが、この広大な公園が切りきざまれずに残っているのは嬉しいことです。

公園内の一角にコスモス畑があります。今が盛りです。時折の強い風に花が一斉に頭を垂れ、花の帯が揺れているようでした。その後、友人宅にもお邪魔し、一杯一杯、お話し楽しい一日でした。

備えよ常に!

2008年10月26日 | Weblog
10月26日(雨)
今年は異常気象による浸水被害、土砂崩れに始まり、列島各地で起こっている小地震など、私達の身の回りには人災・天災が何時やってくるか分らない現況です。地域では防災意識を高めるパンフも配布され、行政頼みだけでなく、それぞれが「備えよ常に」の身構えをもたねばいけないと気を引き締めているのは私だけではないと思います。

今日は所属してしている日本赤十字のボランティア組織「安全奉仕団」の研修会がありました。昨日からの1泊研修でしたが、奈良博のボランティアがあったので、私は朝からの参加となりました。今日の講座は被災された方たちへの「心のケア」をボランティアとしてどのように対応すればよいかを、経験談を交えた講義を受けたり、また事例をあげて実際に被災者と対話をするロールプレイを実演するなどを勉強しました。
私には被災経験はありませんが、マスコミ報道を通して悲惨な状況や土足で被災者の心の痛みに踏み込んでくるようなインタビュを見る度に、自然界の脅威・行政の対応不足、それらをもろに被る被災住民の怒りと悲しみと絶望・不安などを誰が聞き、ケアしてあげるのかと気になっておりました。
幸い、阪神大震災後は日赤でも「心のケア」の必要性を認め、ケアのボランティア養成などをしているそうで、その普及のための研修だったのです。
「負」を背負った他人の心の中に入ることはとても難しいことです。すこしでも被災者の心労を和らげてあげる手伝いが出来るためには、ボランボランティア自身が現況に感情移入しすぎず、またストレスを持たない健康を維持し、気をわずに、被災者の目線で対応する必要があります。
なかなか難しいことですが、いい勉強会でした。

正倉院展が始まりました!

2008年10月25日 | Weblog
10月25日(晴れ)
正倉院展を待っていてくださるフアンは多く、8時過ぎに博物館に着いたら、もう100メートルほどの列が出来ていました。
会場はもとより4回行われたボランティアによる見所解説、公開講座も盛況で人の熱気でムンムンです。今日が初日とあって、お手伝いする私たちも1年ぶりの正倉院展独特の雰囲気になれず、心地よい疲労と言うより正直、疲れました。

今日は週末で7時まで開館していますが、ボランティアは5時で放免。長い一日でした。

正倉院展いよいよ明日から

2008年10月24日 | Weblog
10月24日(曇り)
9000点余もある正倉院宝物の宝庫は曝涼(虫干しと点検と調査)の為に2ヶ月開扉されますが、そのうち17日間のみ、奈良国立博物館で宝物の展示が行われます。(出陳品69点・初出陳品19点)戦後奈良で開催されるのは60回目です。

今日は午後から明日からの開催を前に報道陣や招待客に今年の出陳品の披露がありました。私達ボランティアも披露の前に勉強会として見せていただくことが出来ました。
これまで出陳品の解説の為に勉強会や自己研修をしてきましたが、やはり自分の目で宝物を確かめることはとても大切で、ワクワクした気分で会場に入りました。予想どうり、どの出陳品も素晴らしく、とくに細工の精密さ、布の残色に驚きました。明日からどのぐらいの盛況さになるのか、身が引き締まるものがあります。写真は興福寺の五重塔です。今、特別開扉されています。

焼きさば!

2008年10月23日 | Weblog
10月23日(晴れ)
友人宅に福井県の友人から「焼きさば」が送られてきたとか。昨秋、焼きさばを食べた時の美味な味が忘れられず「若狭まで食べに行きましょう」と催促していたので、早速に昼食に呼んでくださいました。

ショウガ醤油でいただきましたが、油が好くのっていて甘い味さえします。骨までしゃぶりたいほどでした。ごはんは「むかご」入りです。「むかご」は山芋の葉のつけ根に出来る小さな球形をしたもので、秋の野山を歩くと木や垣根に撒きついているそうで、別の友人が犬の散歩の途中で収穫したそうです。秋になると一度は食べたい食感です。
今日はスポーツジムを早やめに切り上げて正解の一日でした。

秋晴れがいつまでも続きますように

2008年10月21日 | Weblog
10月21日(晴れ)
今日も秋晴れ。庭仕事や家事をやらねばと「心が疼く」!?ほどの秋晴れですが、「健康が一番!」と言い訳してスポーツジムへ行きました。
道中の田んぼは稲刈りが終わりました。黄金色の稲穂の波を見る度に「収穫まで台風が来ませんように」と人事ながら祈っておりましたので、無事に収穫が終わった田でモミなどを燃やす焚き火の煙が穏やかにたなびいているのを見るのも嬉しいものです。

空っぽになった田の畦に咲くコスモスの花は少し寂しそうですが、温かな日差しをあびて伸びやかに揺れています。秋って、やっぱりいいですね。

大仏讃歌

2008年10月19日 | Weblog
10月19日(晴れ)
昨日も奈良公園・博物館までボランティアで来ていましたが、忙しくて興福寺の五重塔初層の公開に行けなかったので、仕切りなおして午後から行ってきました。
五重塔は奈良時代・光明皇后によって創建されましたが何度も焼失し、室町時代1426年に再建されました。
塔の内陣には東西南北に4如来と8眷属の12仏が座しておられました。5年ぶりの公開で外の世界が眩しそうにもお見受けするような少し微笑かけたお姿でした。

夕方、大仏殿に向かって大勢の人が歩いています。そう、7時から東大寺世界遺産登録10周年を記念して大仏殿前で「クラシカルステージ」があるからです。
境内に入ると大仏殿のヒノキの門は閉じられていますが、大仏様のお顔が見える高扉は開かれています。その大仏・盧舎那仏をバックに混声合唱団と奈良フィル交響楽団による「盧舎那仏讃歌」から始まりました。
5000人が入った星空コンサート(私がいただいた席は中央・18番列目のラッツキーな席)ですが、大仏の慈悲を讃える音色は空に漂い、吸い込まれていくようでした。途中から大仏殿の扉が開かれ、交響楽団の演奏・ピアノソロなど2時間余りがあっという間に過ぎていきました。
大仏殿というスケールの大きな舞台に負けない素晴らしい演奏でした。

興福寺・秘仏公開

2008年10月17日 | Weblog
10月17日(晴れ)
楽しみにしていた興福寺の南円堂の内陣と国宝「不空羂索観音」が特別公開されました。9月一杯まで博物館で開かれていた「西国33所観音霊場の祈りと美」の特別展でも仏様は写真だけの展示でしたので、久しぶりのお出ましです。

永遠不滅の慈悲のお姿で座し、お手に持たれた5色の「羂索」が私達の傍まで伸びていて、その「羂索」を握らせていただき感謝の心を伝えました。つづいて国宝館で国宝「法相六祖像」八部衆の「阿修羅像」などを拝見しました。明日からは5重塔の初層が5年ぶりに開かれるので、博物館ボランティアの休憩時間に行くつもりです。
その後、博物館前のセミナーハウスで開かれている「書と茶花展」が開かれているので立ち寄りました。品よく活けられた清楚な茶花と墨の世界がマッチして、心地よい空間をかもし出していました。秋の奈良はとても忙しいです。

夜はスポーツジム友宅でご馳走になり、2夜連続で私のお腹も心も満腹状態です。