エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

秋深し

2010年11月22日 | Weblog
          

11月22日(雨)
週末はポカポカ陽気の「小春日和」で、太陽の光りを浴び、紅葉した木々は最高に耀やいていました。
今日は朝から雨、暦も「小雪」です。この雨を境に寒い冬に季節は進むのでしょうか。近場の校庭や並木道、庭先の向こうに赤や黄に染まった葉が今日の雨でハラハラと散りはじめ、晩秋を告げています。明日からブログを2週間ほどお休みします。ちょっと暑いところへ旅してきます。

秋は文化の華 ひらく

2010年11月21日 | Weblog
    
               「 みんな行こうよ!実りのある秋にしようね」のポスターから

11月19日ー20日(晴れ)

盆地の朝夕の冷え込みが身にしみる昨今です。たまに会う孫達の薄着を見ると、昔、祖母が「本当にストッキングを穿いてるの?」と、登校前にスカート下の脚を触られてチェックを受けた事が懐かしく思い出されます。そして何故「年寄は厚着をしているのに寒いの?」と真剣に!思ったものです。
それが何と!まだ冬になっていないというのに、世間並みの年寄り世代に突入した今、早や部屋暖房にストーブの石油缶を一缶使い、だるまさんほどに着込んでいるのに、何故か、まだ寒いのです。古い一軒屋で迎える冬が心配で、今冬も「温かいマンション暮らしがしたいなあ・・・」と何度つぶやく事でしょうか。

19日、墨絵のお稽古をしました。写真だけを見ていると墨絵教室じゃなくてお料理教室?でしょうと言われそうですが、お料理好きの数人が筆を持たずに包丁をもって昼食を作ってくれました。それぞれが持参したお菓子類も頂き、今日も墨絵教室じゃなくお料理教室だったなあと、夕飯が食べられないほどに膨らんだお腹を見つめました。これじゃ、どこがタイトルの「秋は文化の華」なのと言われそう・・・・。   
 
      

20日、博物館に行きました。20,21日は「関西文化の日」です。関西圏の400からの美術館や博物館が参加していて、奈良国立博物館も両日、入場無料です。紅葉見物にあわせて博物館見学を予定していた人とは別に「本日入場無料」のたて看板を見て入ってきた家族連れや若者たちも入館され賑わいました。
「初めて博物館に入ったの!」という人も多く、普段よりユニ-クな質問を受けたり、楽しい一期一会の一日でした。夜は友人宅のホームパーティに出かけ、美味しい料理とお酒と会話で楽しい夜を過ごしました。食欲も文化のうち!?

広島へ

2010年11月16日 | Weblog
      

11月15-16日(晴れ)

新大阪から高速バスに乗り広島・三次へ娘と行って来ました。新大阪ー三次までは5時間のバス移動となりますが、久しぶりの娘との旅行でバスなかの半分はおしゃべりと時々の屈伸運動、後の半分は車窓から見える里山の紅葉を楽しんでいるうちに三次に到着。ここからタクシーで主人の菩提寺に向かいました。どこへ行っても紅葉真っ盛りで、寺の山門あたりも紅葉に染まっています。そんな中で季節はずれのサツキがまだ咲いていました。
三次から広島まではJRの予定でしたが、タクシーの運転手さんが「紅葉が見事なので、バスで行かれたら!」とのアドバイスを受け、錦秋の風景を楽しみにバスに乗り込みましたが、疲れて居眠りをしているうちに辺りは真っ暗となり「これでは列車でもバスでも一緒、豚に小判」と娘と笑ってしまいました。

今日は朝から舅の所へ。今夏、白寿のお祝いをした舅です。ホームに着いたら講堂で健康体操に参加していました。勿論、元気な我々からすれば緩慢な動きですが、出席する意欲がすごいと思いました。
私たち一行を見つけ、ゆっくり補助歩行器をあやって私たちのところへ来ましたが、顔色もよく、歩行が困難だけで、記憶力もしっかりしています。旅行の話になったら「またヨーロッパに行きたいのう!」といいます。連れて行ってあげたいのは山々ですが、ご先祖の墓参りも凸凹の細道では車椅子もはいらないので叶えてあげられないのに・・・・。
昼食の時間になったので再会を約束してホームを離れました。広島からは新幹線でしたが、二人とも居眠りをしているうちに新大阪に到着。娘は家族が待つ京都へ。今回の広島行きは墓参りと舅のご機嫌伺いが目的でしたが、素晴らしい紅葉のおまけ付きで充実した2日間でした。


     

義姉ご推薦の焼きそばとキャベツが一杯の広島お好み焼き

秋深まる

2010年11月13日 | Weblog
  博物館 新装のハ窓園の入り口

11月13日(晴れ)

奈良公園のハナミズキ・南京はぜ・桜の木々は紅葉真っ盛りです。二十日間で29万人の入場があった正倉院展も11日で終わりました。

今日はいつものボランティア活動日です。9時前に博物館に着いたら人の列や観光バスの列もありません。人でごった返していた茶店などのテント・プレハブ小屋は早や撤去され、資材のみが積まれてました。煎餅をねだっていた鹿の群れも宴の後の疲れが出たのか!、あまり姿が見えません。また奈良公園に静寂がもどってきました。

博物館の来館者も少なめです。ボランティア仲間も疲れがでたのか、風邪を引き数名がお休みとなり、何もかもが数日前の喧騒がウソのようです。12月に入ったら「おん祭りと春日信仰」の特別展が始まります。それまでちょっと小休止です。

友 遠方より来る

2010年11月13日 | Weblog
                 斑鳩三塔 

法起寺の三重塔     法輪寺の三重塔    法隆寺南大門からの五重塔

11月10日から12日(晴れ)

1900年代、中国に駐在していた時の友人達が奈良に遊びに来ました。現在、お互い、住む場所も違いますが、ともに異国で培った友情は続いています。今回は遷都1300年祭に伴う秘仏の特別開帳と正倉院展を見るための奈良訪問です。

一日目は興福寺ー正倉院展ー東大寺です。明日で閉幕となる正倉院展は行きそびれた人も集まったのか大賑わいです。相変わらず、19年ぶりの出陳となった5弦琵琶には何重もの人の輪が出来ていました。
博物館近くで夕食を済ませ、静まり返った東大寺の境内の石段を駆け上り、8時から突かれる天平時代の梵鐘の音を聞く事ができました。家にもどり深夜2時ごろまで女のおしゃべりは止むことなく続きました。

二日目は法華寺ー海龍王寺ー法隆寺ー平群の温泉です。法華寺、海龍王寺は今日が特別拝観の最終日です。光明皇后の面影を秘めたような十一面観音像を拝観させていただきました。法隆寺ではボランティアガイドをお願いし、2時間あまり解説を受けながら仏像や建物の勉強をしました。夜は上弦の月を見ながら露天風呂に入って昼間の疲れをとり、深夜までのおしゃべりの充電をはかりました。

三日目は唐招提寺ー平城宮跡です。360万人の入場があった遷都1300年祭が7日で終わり、祭りの宴あとの寂しさが広大な宮跡に漂っていました。
再会を楽しみにしていたのに会えば、あっというまに別れへと時間は流れていきます。次回の再会を約束して友たちは東に西にもどって行きました。

                

早咲きの椿が咲いていました。   水辺にはウスバカゲロウ    唐招提寺の境内にて

主婦の魅力の一つは!

2010年11月07日 | Weblog
   

11月7日(晴れ)
10時過ぎ「何してるの?」と友人からの電話。私「庭掃除!」続いて「3時間ほど時間あるから友達の家に行こう!」とのお誘いです。急ぐ予定もないので庭掃除の箒をドタと置いて出かける用意をしました。
今からでは昼ごはんに引っかかると思い、急いで頂き物の豚マンを蒸して食べ、友人宅へ直行。車のなかで「これから行く友人はものすごくお料理が上手なの!」と言うではありませんか。「そんなこと誘う前に言ってよ!私、豚マン2個も食べたのに・・」と言っているうちに訪問先に到着しました。

初対面の方です。その方は友人からのゲリラ電話を貰い、昼ごはんの準備にかかっておられました。オープンキッチンの端で見ていると、話をしながらも手を休める事はなく、流れるように手際よく調理をされていきます。本当に作ることが好きらしく「急な電話なので、あり合せの材料しかないけど」と言いながら、あっという間にデザートまで6品が出来上がりました。
なかでも茄子のコロッケは初めてです。焼きなすの皮をむいてみじん切りにした中にシーチキンを混ぜて餡にし、生パン粉を付けて油で揚げて出来上がりです。豚マン2個も食べたというのに、出されたものは全部きれいに頂きました。

「食育」という言葉が話のなかに何度もでてきて、食べるだけではなく、身体に良い物を食べる事を実践されているようで、参考になりました。何の気負いもなく自然体でお料理を作り、話題豊富な素敵な奥様でした。

 
  
   夕方、空を見上げたら太陽が沈む寸前でした。

正倉院展大盛況

2010年11月06日 | Weblog
                    読売新聞から
11月6日(晴れ)

10月23日から始まった正倉院展は15日目を迎えました。今日も8時過ぎに博物館に到着したら、もう長蛇の列です。途中で入場者が20万人を越えたというアナウンスが入りましたが、入場者の列は途切れることなく、夕闇に包まれる6時前になっても300人は並んでおられたでしょうか。(週末の金・土・日は7時まで開館)

私は博物館のボランテァの一人として土曜日を担当させてもらっていますが、11日の終了日を待たず、私が関わる正倉院展は今日で終わりました。
解説ボランティアの仲間はみんな正倉院の倉が開いたその日から、頭も心も正倉院展のことばかり・・・。そんな仲間達と終了後、博物館の庭に設けられたテント内の茶店でお汁粉を頂き、私たちなりのお手伝いが無事に終了したことを喜び合いました。
誰ともなしに「明日は立冬。私たちの秋は終わった」と。私もそう思います。充実と緊張の15日間でした。明日からはお客さんになって正倉院展を楽しみたいと思っています。

山野草

2010年11月05日 | Weblog
  
               出来上がり作品

11月5日(晴れ)
秋晴れです。友人は山野草が好きで、日頃から歩いている時もドライブ中でも山肌や野辺に咲く小花を動体視力の良さを発揮して見つけて驚かせてくれますが、昨夜からその友人宅に更に山野草好きなお友達がお泊りをされていて、今日は朝から「山野草作り」教室を開いてくれました。

ポカポカ陽気を背に受けながら、けと土をこねて苔球をつくり、友人宅のお庭から摘ませてもらったもの、お友達が種から育てられた持参の山野草などを頂き、持参の皿に植えつけました。それぞれのお皿に小さな森ができました。

 


オープン・コンサート

2010年11月04日 | Weblog

  金鐘会館ホールの前に飾られた大仏様の蓮台の蓮レプリカ


11月4日(晴れ)
朝夕の冷え込みは一段と厳しくなってきましたが、日中はポカポカ陽気で嬉しい限りです。2日からお泊りで孫達一行が遊びに来ていたので充電できました。
今日は午後から東大寺境内に新たに「金鐘会館」がオープンし、その記念コンサートが4~6日の昼、夜2回開かれるとあって出かけました。東大寺は創建当初(1300年前)金鐘寺といわれていた時期があります。そこから命名されたと思いますが、今年の秋、「金鐘会館」がオープンしました。館内のミュジアムは(寺宝展示)来年のオープンとなるそうで、まずホールがお披露目となりました。まだ木の香りがするピカピカホールですが、暖房が効かず、寒さに震えながらピアノ・ソロ演奏(ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマンの作品)を聞かせていただきました。

帰り道、博物館を横切りましたら、相変わらずの長蛇の列です。公園内の読売新聞のコーナーで四弦の琵琶を体験させてくれるというので、ちょっと天平人になって弾かせてもらいました。琵琶は現代のものですが、ずっしりと重いのに驚きました。琵琶の裏が見えませんが、螺鈿できれいな細工が施されています。

     

  天平美人の顔をお見せたいところですが*△:・・・

寒いですね

2010年11月01日 | Weblog
       

11月1日(雨)
今日の天候は何でしょうか。台風は遠ざかったというのに、雨が小降りになったかと思えば大降りになり、そして薄日が差してきたと喜べばまた雨と変な天気です。こんな日は家に籠もっていたいところですが、奈良公園付近は大変な人出です。

月曜日の博物館は普段は休館日ですが、ただいま正倉院展を開催中でオープンしています。いつもより早く到着したら、もう新館の前は大変な行列です。一日平均12000人以上の入場があるそうで、会期半分が過ぎたところで軽く10万人を越えたと聞きます。

ボランティアの我々もゆっくり昼食を食べる時間がないまま、館内外を移動してのお客様の対応に追われました。でも、素晴らしい正倉院御物を一人でも多く見ていただきたいので、嬉しい悲鳴を上げながら頑張っています。館内、行き交う人たちから聞こえてくる土地言葉に、正倉院展のフアン層の厚さがうかがえます。