斑鳩三塔
法起寺の三重塔 法輪寺の三重塔 法隆寺南大門からの五重塔
11月10日から12日(晴れ)
1900年代、中国に駐在していた時の友人達が奈良に遊びに来ました。現在、お互い、住む場所も違いますが、ともに異国で培った友情は続いています。今回は遷都1300年祭に伴う秘仏の特別開帳と正倉院展を見るための奈良訪問です。
一日目は興福寺ー正倉院展ー東大寺です。明日で閉幕となる正倉院展は行きそびれた人も集まったのか大賑わいです。相変わらず、19年ぶりの出陳となった5弦琵琶には何重もの人の輪が出来ていました。
博物館近くで夕食を済ませ、静まり返った東大寺の境内の石段を駆け上り、8時から突かれる天平時代の梵鐘の音を聞く事ができました。家にもどり深夜2時ごろまで女のおしゃべりは止むことなく続きました。
二日目は法華寺ー海龍王寺ー法隆寺ー平群の温泉です。法華寺、海龍王寺は今日が特別拝観の最終日です。光明皇后の面影を秘めたような十一面観音像を拝観させていただきました。法隆寺ではボランティアガイドをお願いし、2時間あまり解説を受けながら仏像や建物の勉強をしました。夜は上弦の月を見ながら露天風呂に入って昼間の疲れをとり、深夜までのおしゃべりの充電をはかりました。
三日目は唐招提寺ー平城宮跡です。360万人の入場があった遷都1300年祭が7日で終わり、祭りの宴あとの寂しさが広大な宮跡に漂っていました。
再会を楽しみにしていたのに会えば、あっというまに別れへと時間は流れていきます。次回の再会を約束して友たちは東に西にもどって行きました。
早咲きの椿が咲いていました。 水辺にはウスバカゲロウ 唐招提寺の境内にて