エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

海抜2702㍍から下りトレッキングを!

2014年07月25日 | Weblog
7月25日
週間天気予報では雨と出ていましたが、朝から快晴。予定を変更して
ベルリナアルプスのピッツ・ベルリナ(4049㍍)が見えるコルヴァッチ展望台へ
行くことになりました。
サン・モリッツ駅前からバスで20分ほど先のロープウエィ駅(1870㍍)から
ロープウエイに乗り2702㍍へ。
   
        下に見えるのは2702㍍の展望台
更にロープウェを乗り継ぎ、
10分ほど残雪の稜線を昇って行くと終点駅(3303㍍)に到着します。

一気に上昇すると耳、心臓に負担がかかるので乗り継ぎ駅で降りて呼吸を整えました。
文明の利器のおかげで、数ヶ月位の赤ん坊から幼児も来ていて、
広場には滑り台やブランコも設置されています。驚きです。
         
3303㍍の展望台に到着。快晴なので目の前のピッツ・コルヴァッチ(3451㍍)の頂上を
目指して、雪の稜線を登って行く人の姿がはっきり見えます。
また目を転じると4000㍍に近い連峰が神々しくそびえ立っています。
     
     3751㍍ 4049㍍ 3905㍍ 3971㍍ 3937㍍の山々 
反対方向に目を転じると連山の下にチャンプフェ湖が見えます
        

昼食を2702㍍の展望台で食べ、そこから1000㍍下のバス乗り場まで歩く事に。
しばらく足場の悪い急な岩場を下り、続いて広い尾根を出てきます。
         
         下りて来た所を振り返ると。  
風が強い所では高山の花も地面にへばりつくように咲いていますが、
2000㍍位の場所に来ると、少し茎を伸ばした赤や黄、白、紫の可憐な花が咲き乱れています。
    

森に入りました。遠くから聞こえていた水の音が、やがて小川となって
歩く小道の脇に流れています。
そして高い木々もまばらになり、林道に出ました。
林の間から湖がチラチラ見え隠れしています。すでに1時間半は歩きました。
もう一踏ん張りと、膝をかばい、汗を拭きながら歩く事、30分。
バス停に到着。歩き始めてから2時間が経っていました。


サン・モリッツの街を眼下に

2014年07月25日 | Weblog
7月24日  
         サンモリッツ湖・・朝食のパンくずを鴨たちに。
天気は曇りのち雨と予報が出ているので、山行きをスパ(温泉)と美術館に
行くことに変更し、
ゆっくり朝食を食べ、9時にYHを出ました。
まず、サン・モリッツ湖を散策しながら市の中心に行き、お金を換金しました。
(スイスではユーローは使えず「スイスフラン」に換えねばなりません)。
     

はじめに「セガンティニー美術館」に行きました。セガンティニーは19世紀を代表する
風景画家の一人で、イタリアに生まれ、スイスで居を構え、雄大なアルプスの風景と、
そこに暮らす農民達や動物を描きました。「生」「自然」「死」のテーマーが見慣れた普段の暮らしの一コマに描きこまれているのが、
この画家の特異とするところだと、解説の音声ガイドの説明でした。
このあと、少し雨も小降りになったので山へ上がって見ることにしました。

街の中心からケーブルカーが出ています。1回目のケーブルで2005㍍、乗り継ぎの2回目のケーブルカーで2486㍍、そしてロープウエイで3057㍍の展望台(ピッツネール)に着きます。
  
ブロンズ像のアイベックス(山羊の一種)     山の中腹で啼兎を見かけましたよ
 
外の気温は0度。周囲の3000級の山は雲に隠れて、全く見えません。レストランに入り、スープを注文して天気回復の時間稼ぎをしましたが、雨は止まず下山。
それではスパ(温泉)にと、進路を逆に取り歩き始めましたが、ようやく晴れ間が見えだしたので、もう1つの山へ上がる事にしました。
   
4時を回っていたので、お客は少なく50人は収容できるロープウェイは行きも帰りも5人ほどでした。このロープウェイの終点は2130㍍(シグナル)。
天気が回復し、ここから眼下にサン・モリッツ湖や近在に点在する村などが箱庭の様に見えました。
  
    午前中に行ったピッツ・ネイルのケーブルカーが山の斜面を登っていきます

   
  サンモリッツのYHが森の際に見えます(スイスにはYHが53カ所もあります)
夕方6時前にYHに帰り、今日もよく歩いたと「足」を褒めてあげました。