エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

蒸し暑い!

2010年06月29日 | Weblog
   
山門の上には菊の御紋章が。

6月29日(晴れ)
奈良では今年は遷都1300年祭で、多くの寺で寺宝の秘仏を公開していますが、生駒山の麓の里山から竹林が続く細い山道をくねくねと登っていくと、今日、訪ねた「東明寺・高野山真言宗」があります。ここへは子供達が野外活動をしていた頃によく立ち寄った場所ですが、その頃は空き寺で荒れるにまかせていて、この寺に素晴らしい仏達がいらっしゃるとは思いも寄りませんでした。

近年、寺に僧が住み、お堂も修理され、ずいぶん印象が変わっていてびっくりしましたが、寺の縁起を読みますと、天武天皇の第3子の舎人親王が開創されたとあり、ご本尊は薬師如来(平安時代)です。なんでも舎人親王の母君持統天皇の眼病平癒を得た因縁の仏様です。この薬師如来坐像は非常に珍しい造形で、両肩を覆った大衣は朱色で、その肌も淡い朱色であったとか。時代を経て彩色はほとんど残っていませんが、唇に朱が残っています。また腰がくびれているのも珍しいとか。後ろの板光背も今は真っ黒ですが、赤外線を当てると墨で唐草文様が描かれているそうです。
ほかに吉祥天像・毘沙門天像もともに平安時代の作で重文です。また雷様のへそが恭しく箱に収めてありました。小石のように見えましたが、このへそのお陰で、この辺りには雷が落ちないとか。本当かな?・・・。

今日の天気予報は雨のはずなのに雨は降っていません。でも湿度が高く、少し動くと汗が噴き出てきます。昨夜も寝苦しく睡眠不足なのに、今夜はサッカー観戦。起きてられるかなぁ・・・。

よく降りますね

2010年06月26日 | Weblog


6月26日(雨)
雨が降っています。小雨ですが、昨日から止むことなく降っているので、近くの川は水嵩が増え、濁流となって渦をつくりながら流れています。


さて、この土曜日から4回、博物館がリニューアルのため閉館となり、私は土曜日がフリーとなりました。何をしようかと楽しみですが、数週間前に成形しておいた「蚊取り線香たて」を友人のご主人様が素焼きしておいてくださり、今日は早速、釉薬をかける作業を教えてもらう事になりました。

「釉薬をかける」と言っても釉薬を見たことがないので、興味深々です。
模様を先に下塗りした後に釉薬をかけます。釉薬は泥水のようなドロドロ状態のものを筆で素焼きした土器の上に塗りますが、素焼きしているので水分の吸収が早く、思うように筆先が伸びません。痘痕のように表面が凸凹になりましたが、1時間あまり格闘してどうにか塗り終えました。2日間ほど乾燥させた後に、もう一度1000度くらいの高温で焼成して出来上がるとかで、また作品を預けて帰ってきました。
どんな作品が出来るのか、今夏は蚊取りマットを使わず、自作の蚊取り線香たてを使って蚊と戦うつもりで、蚊の出現が楽しみ!?。

            

梅雨真っ只中

2010年06月23日 | Weblog


6月23日(曇り時々雨)
雨が降っているとばかり思って玄関を開けたら雨が止んでいたので「スワ!今のうちに近場の用事を済まそう”」と車の予定を変更して単車で出かけたら雨が・・。ずぶ濡れになって戻ってきました。朝の不運を嘆いていたら友人から「オペラ・サロンに行こう」という誘いの電話がありました。

午後、内容がよくわからないままに30分ほど車を走らせた住宅街の一角にあるギャラリーに着きました。このギャラリー内の巨大スクリーンを借りて月1回オペラ・サロンを開いているグループがあり、解説とお茶がついて1000円との話は車の中で知りました。
定刻になり、オペラ好きの人たち10人が集まり、2007年・メトロポリタン歌劇場で上演された「清教徒」のスクリーン観賞が始まりました。3、5mの巨大スクリーンと前と後ろからのサウンドで、まさに劇場で観劇しているような臨場感があります。

解説くださった方の話では「清教徒」を作曲したベッリー二は初演(1835年)から8ヵ月後に客死し、これが最後のオペラになったそうですが、程々の歌手の力量で務まる類いのオペラではないようで、しかも主役級の登場人物が4人もいて、その4人の力量が揃わないと成功しないと言われるほどの難しい演目だそうです。

お茶を挟んで3時間あまり、息もつけないほどの迫力でした。とくに3幕目、反対を押し切って結婚式を迎えたのに、直前に恋人が去り、狂気にさまよう娘を演じたアンナ・ネトレプコ(ロシア出身)の美貌と演技と歌の3拍子が揃っての力量は素晴らしいの一言でした。また3人の男性歌手のバリトン、バスの声も素晴らしく、こんなに集中を切らさずにオペラの画面を見終わり、感動したのは久しぶりです。見終わった時、思わず劇場に居る錯覚に襲われて拍手するほどでした。絶対、来月も行きます!。梅雨の真っ只中、いい時間を過ごしました。

   恋人が去り狂乱するエルヴィーラ(城主の娘)

梅雨の晴れ間

2010年06月21日 | Weblog
6月21日(曇り)
           

雨が降ったかと思えば陽が照り、今日も梅雨らしいお天気です。スポーツジムに行く前に庭の掃除をしました。ちょっと庭を見ていないと、きれいに刈り込んでいる垣根や樹木の上や横からピョコピョコと新芽が枝を伸ばし、狭い庭がこの時期更に狭くなります。2時間ほど頑張ってゴミ袋3杯分を剪定しました。

我が家の紫陽花は毎年、よそ様の花が終わった頃に咲き始めるのですが、何故か今年は今が見頃と咲いています。葉の上をよく見るとかたつむりの赤ちゃんが背伸びをしています。可愛いので思わず1枚パチリと撮りました。

大遣唐使展終わる

2010年06月20日 | Weblog
          雨上がりの奈良公園

6月20日(晴れ)
4月3日から始まった奈良国立博物館の「大遣唐使展」が今日で終わります。正倉院展に次ぐ大入りで、入場者が20万人を越えたそうです。私も昨日がこの展示の最後のボランティア日で、朝から対応に追われましたが、今日が終わりとあって、もう1度、素晴らしい展示品をゆっくり見ようと出かけました。どの会場も一杯で日本人の勉強好きをあらためて感じました。

帰りがけ、ずう~と「会いたいな~」と思いながらもタイミングが合わずに立ち寄れなかった友人宅へ行きました。いつも突然の訪問ですが、今日もまた突然の訪問です。半年もの御無沙汰なのに、違和感なくいつもながらの笑顔で迎えてくれました。友って、本当にいいですね。私はいい友達を一杯持っています。幸せです。

  「隅田川の花火」という粋な名の紫陽花です。

暑い!

2010年06月17日 | Weblog
           

6月17日(晴れ)
天気予報通り、気温はグングン上がっています。スポーツジムに行く前にタオルケット・ベットカバー・シーツと、大物を洗濯し、べランド一杯の洗濯となりました。30度以上になるというので、予報を信じて干したままで出かけることにしました。

冷房が入ったジムでのエアロであったのに、終われば汗一杯かきました。昼食の後、もう1つサークルトレーニングに出て汗をかき、サウナで更に汗をかいて、もう汗は出ないだろうと家に戻ってきたのに、カラカラに乾いた洗濯物を取り入れたら、また大汗。本当に暑い、暑い一日でした。汗をかいた分、ビールで水分を補給せねば・・・。
もっと汗が出るって、そのとおりです。ハイ。

夜、来客あり。ヤモリ君です。初夏になると数匹が玄関の外灯の下にやって来て小さな虫を食べています。家のなかの玄関の上がり口に腰をかけ、影絵を見るように初夏の小さな来客を見守っています。

       

手作り市へ

2010年06月15日 | Weblog
    百万遍知恩寺

6月15日(雨)
孫達を学校へ送り出した後、雨が降る前に娘宅をでて、京都大学の近くにある知恩寺の境内で毎月15日に開かれるという手作りフリーマーケットへ娘と出かけました。
この手作り市の歴史は古く15年ほど前から毎月1回開かれているそうで、400店ほどのテント村(1店3000円の出店料とか)ができ、近在の手作業好きな同好の志たちがオリジナルな手作り小品を持ち寄って並べています。
10時前に着いたら、もう人で一杯で、京都らしく外人さんたちも大勢見かけます。並んでいる商品は多岐に亘り、洋服・カバン・盆栽・木工・ケーキ・ドライフラワー・アクセサリーなどなど、どれも店を仕切っている人が作った物を売っているので、商品説明も愛情一杯、笑顔一杯で応対していて、見ているだけで幸せ気分です。

一巡したあたりで雨が降ってきましたが、雨対策もバッチリで店も客も雨に動じることなく、賑やかに続行しているのには驚きました。
私達は雨宿りも兼ねて、知恩寺の本堂に上がらせてもらいました。浄土宗の寺で、丁度、朝のお勤めが始まったので、読経をきかせていただきました。外の喧騒も雨で消され、心静かなひと時を過ごしました。
午後から「仏像ガール」の講演が本堂であると告知していましたが。しばらく店を眺め手作り市を離れました。

    

京都へ

2010年06月14日 | Weblog
           新緑の枝垂れ桜に涼風が・・

6月14日(晴れ)
梅雨入り宣言をしたというのに、今日の天気は快晴そのもの。持参の傘が日傘代わりになるほどの日差しです。
かねてから娘宅の近くの醍醐寺・霊宝館の仏像棟で修理を終えた薬師如来三尊(鎌倉時代)など22点の仏像が特別公開されているとあって、娘を誘って出かけました。

桜の季節はものすごい混みようですが、季節の谷間か、今日は三宝院(醍醐寺の中核をなす建物)も霊宝館も私と娘のだけの貸切状態で、森閑としたなかでの鑑賞となりました。最初に訪れた三宝院の建物は重要文化財になっているだけに、簡素な室内を仕切る豪華な障壁画は見事であり、その建物を囲む庭園も今は緑一色の初夏らしい風情で、共に心落ち着く空間です。しばし表書院の前の長廊下に座りこんで、庭園を見ながら娘と静かに至福の時間を過ごしました。

娘宅からは歩けば10分ほどの所に醍醐寺がありながら(孫の一人は毎日、境内を通り抜けて通学するという贅沢な住居環境)年に数回、散歩程度に通り過ぎるとありさまで「照顧脚下」。遠くを見ずとも先ずは近くのものに価値と感謝をと、反省しながら帰ってきました。

夜、テレビ買い替えのエコ減税が戻ってきたので、娘家族をレストランへご招待するつもり。孫たちの食欲旺盛な食べっぷりを見るのが楽しみです。

  ここちゃんも大きくなりました

紫陽花に雨が似合う!

2010年06月13日 | Weblog
         

6月13日(雨)
小降りになったら近くの「矢田山金剛山寺」に行こうと思っているのに、昼を過ぎても雨脚は一向に弱まりません。「雨の方が紫陽花には似合う!」と、わが身を励まし車を出し、寺の近くの駐車場に停めて寺の山門をくぐり、幾く曲がりもの石段を登っていく途中で突然、傘がつぶれてしまいました。雨に濡れながら傘を修理しますが直りません。傘がなくては駐車場へ戻るにも無理。どうしたものかと思案していたら、側に塔頭寺院の念仏院があり、事情を話したら「返さなくて結構ですよ」と言いながら一本の傘を貸して下さり、厚かましくもその申し出に感謝して本堂に向かいました。

本堂を取り巻く境内は「紫陽花」が今を盛りに咲いていますが、先ずは近年改装され、特別拝観が出来る本堂にあがりました。16羅漢さんの板襖絵に囲まれた本堂の中央の厨子にご本尊の地蔵菩薩像、左右に十一面観音像・吉祥如来像の三尊が立っておられます。(創建当初は十一面観音がご本尊であったようですが、平安時代に地蔵信仰が盛んになり、ご本尊は地蔵菩薩になったとか)。このお地蔵様はまた錫杖をもたれない印相から「矢田型地蔵」とも呼ばれています。
また本堂の隅に「矢田地蔵縁起」のレプリカがおかれ、丁寧に絵解きを解説してもらい、ほかに2天像・阿弥陀如来坐像・試みの地蔵菩薩立像を拝観させてもらいました。

その後、境内の紫陽花を見て回りました。上ったり下りたりの小路の左右には紫陽花が咲き乱れていますが、たくさんの雨を吸い、枝も花もうな垂れています。足元は水溜り、左右の枝から雨雫が落ち、観賞するには最悪の雨ですが、観光客は結構来ていて、立ち止まるのが難しいほどです。上着と頭はすっかり濡れましたが、爽快な気分で帰ってきました。

    
  
   味噌舐め地蔵(鎌倉時代)

本当に暑い!

2010年06月11日 | Weblog
6月11日(晴れ)
朝からグングン気温が上がりはじめました。今日は墨絵のお稽古日で大勢が集まりますので、どの窓も網戸にして室温を下げようとしますが、気温の上がり方のほうが早いようです。
ついこの間までストーブを入れていたのがウソのようで、うちわが活躍するのもまもなくです。梅雨前の湿度の高さにうんざりしながらも、お口も手も動かし、賑やかな一日でした。

墨絵のお稽古日には、お料理好きな方たちが台所に立ち、調理をしない者は皿洗いをするというルールが何時しかでき、午前中は絵を描く者、台所に立つ者に別れてのお稽古風景でスタートしました。
いい匂いを合図に、今日は「ごぼうハンバークと玉葱のスープ、ワラビの山芋あえ」の献立の昼食です。暑い、暑いと言いながらも私達の食欲は衰える事がありませんでした。