エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

災害時の支援について

2011年11月27日 | Weblog
     

  風呂敷を使ったリックサック        毛布をガウンに変身

11月27日(晴れ)

26日から日赤安全奉仕団の一泊研修がありましたが、昨日は私事で出席できず、今日は朝からの参加となりました。

11月現在、東日本の災害状況は死者15840人、行方不明者3611人、冬に向かい寒いなか避難者・328903人もの人が不自由な生活をされています。今回、被害を受けなかった私たちはどのように支援をすればよいのか、心を痛めています。

今日の研修は震災現場で「こころのケア」のボランティアをされてきた方の体験談を通し、そこから見えてくる問題点などを勉強しました。

どんな災害でも、不自由な生活をせねばなりません
環境の変化に適応できず体調を壊す人、被害の軽重などが、かっての良好な人間関係を壊す例もあり、それが災害時の正常な反応でしょう。
それゆえ、不快な環境、ストレスを少しでも改善するための工夫が必要です。講義の後は疲労回復の一助になる実技(マッサージ・足浴の仕方、簡易トイレ、新聞紙を使っての小物入れなど)の練習などをしました。平時に、こうした基本的な技術など習得しておけば、市民のひとりとして大きなボランテイァは出来なくても、非常時に少しは環境の改善に繫がると思います。

       

  発泡スチロールやダンボールで簡易トイレ・・座り心地は?

オペラの会で・・

2011年11月25日 | Weblog
       
 


11月25日(晴れ)
快晴ですが風は冷たいです。
今日は午後から月一回の「オペラ・サロンの会」に行きました。
今日の演目はプッチーニの「トウーランドット」で、1983年ウイーン国立歌劇場で上演されたDVDの観賞会です。
「トウーランドット」の内容は知らなくても、トリノ五輪でフイギアスケートの荒川選手の難度イナバウアの技のバックに流れた「誰も寝てはいけない」の曲は聞き覚えがあると思います。

舞台は古代中国、皇帝の娘トウーランドット姫の花婿の条件は王族の血を引き、姫が出す3つの謎解きに回答せねばならず、回答できなければ死刑で、これまで多くの異国の皇子が挑戦しますが、誰も答えが出せません。
ある時、放浪の旅先で立ち寄った若者が姫に一目ぼれをして、死を覚悟しながら謎解きに挑戦し、正解をだします。
しかし残忍無比の心の裏には非業の死を遂げた先祖のロウリン姫の男への復讐心がある姫は素直に受け入れる事ができなかったのですが、異国の皇子の真摯な愛を受け止め、心を氷解させるという話です。オペラ歌手達の声量豊かな声に圧等される数時間でした。

       

途中で、TV8チャンネルの「よーいドン」という街頭番組で「円ひろし」の一行が飛び込んできました。
会の趣旨などを軽快に聞きながら撮影が始まり、主催者夫妻に「人間国宝さん」の賞状を置いて30分ほど滞在して帰って行きました。この番組は時々見ていましたので、偶然のチャンスに驚きました。
1ヵ月後に放映されると聞きました。どんな風に編集され放映されるのか興味津々です。


京都へ

2011年11月22日 | Weblog
  

  京都国立博物館                       京都市美術館

11月22日(晴れ)

京都駅のバスターミナルはあちらこちらで、紅葉を求めて来た観光客の長い列が出来ています。
ぎゅうぎゅう詰めのバスから吐き出されるように降りた京都国立博物館でも明日で閉幕する「細川家の至宝」に大勢の人が詰め掛けています。
旧熊本藩主・細川家に伝わる至宝の品々は多岐にわたり、特に明智光秀の娘ガラシヤ(洗礼名)と結婚した2代目・忠興氏は織田信長、秀吉との関わりのなかでの文書、また茶人であり文化人であったので和歌や茶道具、お能の面や衣装などを多く残しています。そして明治時代の16代目・護立氏も優れた審美眼で国内外からの美術品をコレクトし、それを「永青文庫」に残しています。
素晴らしい細川家に伝わる宝物の展示なのに、人波の間から観る有様で人に酔いそうでした。
そのあと昼食で、少し熱気を冷まし、再び、ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗って移動し、市美術館で「ワシントン・ナショナルギャラリー展」を見ました。
この美術館が収集した作品群のなかから印象派・ポスト印象派の作品を展示しています。素人でも知っている有名な作品が多く展示されているので、親しみやすい雰囲気ですが、とにかく満員状態で、ゆっくり遠近をとって観るという贅沢は出来ず、押し出されるように出口に出てしまった感がありました。

隣の室で展示されている「京都にさぐる美術の心」展は別チケットを買い求めての入場でしたが、こちらは閑散としていて、幕末から昭和までの1世紀半の優品をゆっくり観賞することが出来ました。

 
夕方、スタート地点の京都駅内にはクリスマスツリーがキラキラと耀いていました。

孫との再会  ②

2011年11月18日 | Weblog
11月13日ー18日

息子が海外出張に出た為、用心棒代わりに息子宅に行って5日が経ちました。孫は4ヶ月に入り、首も据わり、握る手もしっかりしてきました。

母乳を飲み、お腹が脹れると声を出して笑い、そして天使のような寝顔を見せてくれます。が、小一時間もすると、おお泣きが始まり、母乳を飲み、満足の笑みの後に天使の寝顔・・・これが繰り返されます。
母乳しか受け付けないので、母親は一生懸命食べ、母乳製造に努め、どんな状態でも笑顔を絶やさず、話しかけ赤ちゃんを安心させますが、母乳の出が少ないため、孫は満腹状態が長く続かないようです。

赤ちゃんってすごいですね、
わずか4ヶ月しか「人間」をしていないのに、高度なセンサーで、自分を守ってくれる人を瞬時に感知します。おお泣きして、私の手に負えず、母親に渡すと、ピタリと泣き止み、何事もなかったように安らかな笑みを浮かべます。母は偉大です。


息子宅には熱帯魚の水槽が4つもあります。その2つの水槽にいる「ディスカス」が数時間かけて産卵を始めました。メスはヒレで風を送り世話をしますが、受精しなかったのか、翌朝、どちらの水槽の卵も他の魚に食べられたのか、跡形もありません。まだ機が熟さなかったのでしょうか。残念でした。

 
① 水槽のガラスに産み付けられた卵に風を送っています

            
         ② 木に産み付けられた卵に交互に風を送るディスカス夫婦


 

孫と再会  ①

2011年11月18日 | Weblog
    

11月13日(晴れ)

「24の瞳」の先生を目指して、青春時代を富士山麓で過ごして以来、私は新幹線で東に向かう時は進行方向の左に座席を取るのが習慣となっていますが、なかなかタイミングがあわず、富士山の勇姿を見る機会はそうそうありません。

今日は快晴で「富士山が見られるかも」と早くからカメラを出し、富士山の勇姿を待ち構えていました。
数分ですが、冠雪した富士山を捉えることができました。四季折々に姿を変える富士山に励まされ、癒されて過ごした青春時代の一コマ・一コマが瞬時に思い返されます。

が、そんな感傷に浸っている間に小田原に着きました。小田急線に乗換え息子家族が待つ駅に到着。
7月の誕生以来、毎月、会っていますが、孫の成長は早く、もう声を出して笑い、少し手を貸してあげるとうつぶせも出来るようになりました。
夜「お食い始め」をしました。
祝い鯛を注文することを忘れていて急遽、数軒の鮮魚店を回りましたが手に入らず、メダカのような小さな鯛しか用意できませんでしたが、両親に愛され、大事に育てられている孫娘の前途に計り知れない大きな夢を感じました。

    
           
               

孫の許へ

2011年11月12日 | Weblog
        

11月13日(晴れ)

今日から息子が海外出張に出るため、あまり役に立たない用心棒ですが、関東に住む息子宅に行きます。実は用心棒は口実で、本当は夏に生まれた孫の成長を見たいからです。

  孫「桜ちゃん」の誕生を祝っての私の絵がお土産です。



正倉院展もあとわずか

2011年11月12日 | Weblog
       

11月12日(晴れ)

11時過ぎ、奈良国立博物館で開催中の正倉院展の会場ロビーで拍手が起こりました。先月29日から、丁度20万人目の入場者に記念品が渡されたのです。
昨年に比べ、少々入場者が減少しているかなと思っていましたが、後半から客足が伸び、今日はどの時間帯も長い列ができています。

ボランティアとして沢山の遠来からのお客様と一期一会をさせて頂いた正倉院展も14日で閉幕となります。今日も朝から正倉院展会場と仏像館を何度か往復し、多忙な一日でした。活動を終え外に出ましたら、素晴らしい夕日です。そんななか、7時まで延長の週末とあって、まだ大勢の人が並んでいます。

私なりの大役を無事終え、今年の正倉院展ボランティア活動は今日で終了です。

   

秋深し・・

2011年11月11日 | Weblog
   

11月11日(雨)
天気予報どうり朝から雨が降っています。冷たい雨です。

午後から、近くの公民館でオペラ映画「椿姫」を見ました。1982年のイタリア映画で、「椿姫」の恋人の青年役にプラシド・ドミンドが出演しています。映画だけあって最初からビクトリア時代の調度品で埋め尽くされた絢爛豪華な舞踏会シーンに圧倒されましたが、息子や娘の将来を心配した父親に純愛を阻まれた高級娼婦は泣く泣く身を引き、恋人の青年が戻ってきた時には命が切れるという単純なストリーです。高級娼婦、恋人役の青年(ドミンゴ)の2人の歌唱力の素晴らしさにはうっとりさせられましたが、背景が豪華であるだけに、なかなか二人の心情に入っていけないものがありました。やはり舞台のような限られた舞台セットの方が、歌に集中できるようにも思いました。(勿論、メトロポリタン劇場で上演された椿姫はDVDでしか見ていませんが)

終わってから松柏美術館に立ち寄り「上村松篁展」に行きました。手入れの行き届いた庭にひっそり「炉開き椿」が咲いていました。
上村松篁氏が亡くなられて10年の特別展で、品のよい作品を見せていただき、しっとりした気分で帰ってきました。

  
上映前に「椿姫」を説明するオペラ歌手の大原末子さん 
                             「炉開き椿」





滋賀へ

2011年11月08日 | Weblog
    
     京阪電車の側面に子供たちの写生画が・
         

 大津市歴史博物館への道筋に陶板の風刺画の「大津絵」が・   

11月8日(晴れ)

今秋、滋賀の3つの美術館・博物館が連携して「神仏います近江」の特別展をしていますが、そのうちの一つMIHOミュージアムの「天台仏教への道」は先月に行ったので、今日は滋賀県立近代美術館の「祈りの国・近江の仏像」と大津市歴史博物館での「日吉の神と祭」に行ってきました。

今日の2ヶ所は初訪問の場所で、ともに閑静な文化ゾーンにあり、施設は充実している上、疲れた頭と脚を休めるにふさわしい借景のよい休憩場所もあり、色付く紅葉を楽しむ事ができました。
滋賀県立近代美術館の「祈りの国・近江の仏像」の会場は平安時代から室町時代800年間に造立された仏像50数点が出展されていて見応えがありました。とくに東近江市の善明寺の阿弥陀如来坐像(平安時代)の仏像のお顔の優しさに癒されました。

大津市歴史博物館の会場は100体を越える神像と曼荼羅図像が展示されていましたが、仏像の影響をうけて人格化したご神体の神像を見ることは、神社にお参りして拝みはしてもご神体を見ることは叶わないことですが、今回、これほどの数のご神体の御神像を拝見でき「すごい」の一言でした。
また湖国3大祭りの一つ「山王祭」の歴史と現在続くも祭りに懸ける伝統と情熱が伝わってくる展示もよかったです。
   
           駅ビルのガラス窓に向かいの京都タワーが写っています。

帰り、京都駅のバスターミナルの屋根上の噴水ショーをみました。夕方から1時間おきに15分のショーで、クラシック曲に合わせて七色の噴水が踊ります。風の強さで水の高さは変わるそうですが、面白く立ち止まり見惚れました。

備えあれば・・

2011年11月03日 | Weblog
   
11月3日(晴れ)

日本赤十字の安全奉仕団の一員になって20年以上が経っています。子供達の野外活動に付いて行く為に始めたのですが、今は散策程度の山歩きはしますが、自然のなかで暮らしたり遊んだりする事もなくなってしまいました。

しかし都会生活のなかでも危険は隣りあわせで、救急隊や医者にわたすまでに、すべき応急手当を知っている事はとても大事なことです。この春の震災のようなものがもう来ないという保証はなく、また道路の上でも家のなかでも事故は起こりえる事です。
危険の多い現代生活のなかで救急手当ても、より頻度の高い救命を目指し、現場の手技方法も改定また改定がなされ、その都度、勉強会があります。
今日も朝から一次救命処置のガイドラインの変更に伴い、心肺蘇生をするためのAEDの手技の確認がありました。
AEDを使わねばならない現場に出会いたくありませんが、いつも復習・確認の勉強を怠るわけには行きません。みんな真剣に取り組みました。