エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

花会式

2014年03月27日 | Weblog
    
        薬師寺大講堂        中も外も花で飾られた東院堂
3月27日
薬師寺の修二会・花会式が25日から始まりました。
金堂のご本尊薬師如来、日光・月光菩薩を祀る須弥壇には梅・桃・桜・百合
菊・椿・藤などの美しい手作りの造花が飾られ、まさに「花会式」の名にふさわしい
華やぎが漂っています。
しかし練行衆達が私たちに成り代り、7日間の厳しい懺悔の修行で、
安寧と繁栄を祈願されることを思い、心から感謝の祈りを捧げました

    

昨日の雨が「花起こしの雨」となったのか、待ちに待った桜が開花しました。
薬師寺の桜も咲き始めました。美しい日本の春が始まります。

  
 西大寺奥の院         真言律宗の宗祖 叡尊上人の墓 

近鉄西大寺駅の傍にある律宗本山「西大寺」にはよくお詣りに行きますが、
「奥の院」は初めてで、午後から仏像勉強会の仲間たちと行って来ました。
広い境内の一角に卒塔婆で四方を囲った叡尊上人の骨堂があります。

本堂には室町時代に活躍した奈良の正統仏師集団から離れた番匠(大工関係)出身の
仏師集団「宿院仏師」が造った「地蔵菩薩像」が祀られています。
この地蔵菩薩は番匠 源四郎が1514年に造り、のち火災に遭い、頭部を子である源次が
30年後に補作したことが像内納入品から分り、親子二代が制作に携わった珍しい
像です。正統派仏師ではないものの、品のある馴染みやすいお顔の地蔵菩薩さまでした。

  

地元を案内

2014年03月22日 | Weblog

3月22日
朝食を済ませてから矢田寺へ行きました。
境内は閑散としていて、ウグイスの声を何度も聞くことができました。
寒いと言いながらも「もう、春ですね♪~」感、一杯です。
ご本尊、延命地蔵菩薩に健康を祈願。
そのあと、友人たちを伴って近くの友人宅を訪問し、私の大事な人達を
双方に紹介し、ティタイムとおしゃべりを楽しみました。
皆で、雉観察へと川辺を散策しましたが、雉たちは姿を現しては
くれません。3連休でどこかへお出かけですかね、雉たちも?

 
慈光院へ行きました。
江戸時代に当地の大名、片桐家の菩提寺として建てられた臨済宗大徳寺派の寺院です。
茶人 片桐石州が演出した庭園、茶室が今も大切に残され、心静まる空間です。
御庭を拝見しながらお抹茶をいただきました。

天候激変に ブルブル!

2014年03月21日 | Weblog


        
  輿に乗ったお内裏様  折り紙の雛たち   漆台の雛たち
3月21日
吉野線の壺阪山駅で神戸から来る友人と合流し、高取城下のひな祭りを見ることに。
神戸からの友人はここに来るのに5回の乗り換えをしたようで
開口一番「アメリカに行く方が簡単!」と。

このひな祭りは3月1日から始まっていて、街の人達は長期の「おもてなし」に
疲れているはずなのに、笑顔の対応は素晴らしいと思いました。

今日の天候は冷たい風が吹くかと思えば雨が降り、雹が吹き荒れ、
家屋に逃げ込むと太陽が顔を見せるという、激変の天候でしたが、ゆっくり鑑賞。
次世代にも伝えてほしい行事と思いました。


友 遠方より来る また楽しからずや

2014年03月20日 | Weblog
    
     薬師寺境内の満開の河津桜
3月20日

楽しみにしていた日が来ました。
駐在時代の友人達、4人が来る予定でしたが、後から合流する人もあって
とりあえず2人が東京からやってきました。
ウキウキ気分とは裏腹に、今日は「寒の戻り」の雨模様。

待ち合わせの駅で1年ぶりの再会を喜び、「さあ、どうする?」と空を眺めながら
まずはティタイム。予定を変更し、薬師寺で写経をすることに。
友人たちは、この寺で写経をするのは初体験です。
閉門ぎりぎりまで熱心に取り組み、家内安全を祈願して奉納しました。

深夜2時まで話に花が咲きましたが、まだ話は尽きません。

サロンコンサートへ

2014年03月15日 | Weblog
   
 3月15日
地元ホールでの奈良フィルコンサート「音楽の土曜日」が119回目を迎えました。
このコンサートの雰囲気が好きなのに、何分にも継続中のボランティアの曜日と重なり、
思うほどに参加は叶いませんでしたが、
今日は十数年来の知り合いで、大好きな音楽家の出演とあって、駆けつけました。

プログラムは2部からなり、ピアノ演奏は シューベルトの「即興曲Op90-1」と
ヘンデルの「私を泣かせてください」からはじまり、続いてピアノ伴奏をつけての
オペラ曲プッチーニの「私の大好きなお父さん」とヴェルディの「うるわしのお名前」
が披露されました。つづいて2部はリクエストコーナーで
ピアノと歌、曲目リストそれぞれ50曲のなかから、くじ引きで選ばれた
参加者の希望曲が披露されるというお楽しみコーナーです
何が飛び出すか分からないので、出演者の事前準備は大変であったでしょうが、
どの曲(20曲)も熱演、熱演で、心が満たされ、とてもいい時間でした。
出演2人に大拍手です。

人生70歳から

2014年03月13日 | Weblog
   
3月13日

3月に入り、卒業シーズンを迎えました。
昨春、入学したシルバー大学も今日が卒業式で、学長から
「次世代に引き継ぐ地域を創る/盛年による地域づくり事例から学ぶ」の
最後の講義を受けたあと、91名に「教養学士」の授与がありました。
この1年、学識豊かな講師達の講義を受けた事、そして未来に希望と夢と意欲を持つ
仲間を見つけたことです。
この大学は引き続き今春も開校され、学友は地域リーダーカレッジに進む、再受講するの
選択をされるなか、私は小休止。クラブ活動や人的交流は継続させ
また来春、元気であれば再受講するつもりです。
本当に充実した学生生活でした。
終了後は交流会となり、「学生時代」「高校3年生」を
みんなで肩を組んで歌いました。(古き良き学生時代を思い出しながら)

解散後、引き続きクラスの卒業旅行で神戸の「しあわせの村」に一泊して、
みんなで更なる思い出作りをします。
  
   


今年で1263回・修二会へ

2014年03月10日 | Weblog
   
3月10日
大仏開眼の年に、実忠和尚が始めた十一面観音懺悔の修二会は今年で1263回目。
それまで平家の焼き打ち、戦国時代の戦乱、修二会中の火災、第2次世界大戦による
空襲と、何度か中断の危機にあいながら、一度もやめることなく続けられ、
今年も上7日が終わり、後半に入りました。

今日は昼ごろから雪花が舞い、
大変な天候になるかと心配しましたが、天気が回復し、
4時から始まった東大寺別当の法話の会に参加したあと、おたいまつが上がる2月堂へ。
3日はお堂の右、良弁杉の傍に居りましたが、今夜はお堂の左、登り廊下の傍で
練行衆がお松明と共に上堂する姿が拝見できる位置で待ちました。
7時、鐘楼の鐘の音が響き、辺りの灯が消されました。廊下の天井まで上った杉球の
火の球が目の前を駆け上がっていきます。
何度見ても勇壮です。皆の安寧を祈りました。
         

  

ひな祭り

2014年03月03日 | Weblog
           
     立雛は1年かかって制作した私の手作りです。衝立も。

3月3日
昨日から長男の嫁と孫、嫁の母が我が家に来ています。お正月に
会っているのですが、子供の成長は早く、2歳の孫とのカルタは
何回しても負けてばかり。嬉しい嘆きです。

午後からは奈良公園に行って鹿と遊びました。
鹿たちは「鹿せんべい」を誰が持っているのか分かるのか、執拗に孫と嫁を
追い掛け回し、さすがの動物好きの孫も退散、退散です。

              

     

7時を待って東大寺修二会の松明を見ました。
良弁杉の傍で見たので、迫力満点です。そばにいた老婦人が嫁に
「私は4歳の時、降ってくる焼夷弾の火の玉を今も覚えている」と、松明の
火の粉を見ての感想を述べておられましたが、
孫も初めて見る火の塊を大きな目を開けて見ていました。孫が目にする火の玉は
安寧への祈りと感謝の火です。よい思い出となって残ってほしいものです。